文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

大衆の「思いこみ」…それを増長させるのがテレビの有り様だろう。

2010年11月20日 23時13分04秒 | 日記

「こうしたケースの多くで、いじめ加害者の行動と、加害者を罰したい大衆の行動の唯一の違いは、大衆のほうにはこれが正義だという思い込みがあることだ」と、ニューヨークの元検事サム・ゴールドバーグは言う。「有罪が立証されるまで推定無罪という原則はどこへ行ってしまったのか

 

専門家によれば、こうした事件で大衆が加害者を責める行動に出る理由の1つは、いじめ自体を憎むより、いじめの加害者を憎むほうが簡単だからだ。

 

 

(加害者をおとしめれば)人間的に自分とは全然違う人間の仕業だと安心できる」と、フロリダ・アトランティック大学の犯罪学者で、「ネットいじめ研究所」のサミール・ヒンドゥジャは言う。

 

だが本当に全然違うと言えるだろうか。プリンスをいじめたとして起訴された高校生たちが投げ付けられている言葉は、彼女たちがプリンスに対して吐いた言葉(「アバズレ」や「売春婦」など)と大差ない。その結果ベラスケスたちは最長10年の禁固刑を言い渡される可能性があるのに、同じ言葉で彼女たちを罵倒する人々は普段どおりの生活を送っている。

 

…中略。 

 

芥川;最後の部分は、例えば鈴木宗男氏の件と同じではありませんか?


アメリカ人は何でも善か悪か、合法か違法か、正しいか間違っているかの2つに分けたがる

2010年11月20日 23時10分59秒 | 日記

プリンスの事件後、10代の若者の自殺が相次いだ。アッシャー・ブラウン(13)、セスーウォルシュ (13)、ジャスティンーアーバーグ(15)、タイラー・クレメンティ(18)…。いずれもゲイ(同性愛者)であることを理由に嫌がらせを受けていたようだ。

 

加害者いじめは正義か

 

それからというもの、同性愛者権利団体から三流タレントまで、誰もが口をそろえていじめを非難する発言をしてきた。だが誰もが見て見ぬふりをしている明白な事実がある。私たちは加害者が社会的制裁を受けることは当然と考えて、自分自身もいじめのような行動を取っているということだ。

 

アメリカ人は何でも善か悪か、合法か違法か、正しいか間違っているかの2つに分けたがる」と、10代の若者の暴力について研究している心理学者のオフェル・ズールは言う。「だがこうした有名ないじめ事件で加害者を人間以下のように扱えば、それが新たな被害者を生むことになりかねない」

 

…中略。 

 


だが「真犯人」は加害者の若者ではなく、他人の屈辱を食いものにするアメリカ文化だ =日本のテレビ。

2010年11月20日 22時54分06秒 | 日記

今日、出がけに、1027日号のニューズ・ウィークを読んでいなかった事に気付いた…表紙、右上に「いじめ大国アメリカ」とあるではないか…芥川が、この間から、言及して来たことについて、ピンときた…バッグに入れて京都散策に向かった。

 

学ぶべきだった「米国の真髄」を学ばずに、学んではいけない、真似てはいけない…商業主義に毒されたアメリカの文化…その代表がテレビなのだろう…を、或る時期から…創世期は、テレビも知の大海に、世界を見よう、知ろうとする気概があったらしいことは「梅棹忠夫 語る」でも垣間見える。

 

芥川が、今のテレビの有様は、もはや言語同断であって、即刻、是正すべきだと指摘していることを、アメリカが検証してくれたようなもの。

 

いじめ超大国アメリカの悲劇

米社会 いじめによる10代の自殺者が続出  

だが「真犯人」は加害者の若者ではなく

他人の屈辱を食いものにするアメリカ文化だ               

ジェシカ・ベネット  黒字化:芥川

 

…前略。

ただしベラスケスは、単なるいじめの被害者ではない。彼女自身がいじめの加害者とされている。ベラスケスと同じ高校に通うフィービー・プリンス(15)が、数力月にわたる執拗ないじめを苦にして自殺したのは今年1月のこと。ベラスケスはそのいじめの加害者として起訴された。

 

プリンスの自殺は全米で大きな論争を巻き起こした。その中心にいるのは、自分の子供も同じような目に遭っているのではないかと心配する親と、こうした場合教師がもっと積極的に介入するべきか悩む学校、それにこのニュースを世界中に報じたメディアだ。

 


今朝の「天声人語」から。

2010年11月20日 08時39分24秒 | 日記

芥川は、くりきんとんのTさんに、ソクラテスの妻、クサンチッペのことを、何度か話したのですが…。

100年前のきょうトルストイが没したのは、家出をした旅先の片田舎だった。世界の尊敬を集めたロシアの大文豪が82歳にして家出をし、いわば野垂れ死にした「事件」は様々に取りざたされた▼中心は妻ソフィアだった。日本でも戦前、作家の正宗白鳥が「山の神を恐れ……おどおどと家を抜け出て」と恐妻ゆえの家出を論じた。これに批評家の小林秀雄が「果して山の神なんかを怖れたか。僕は信じない」とかみついた。文豪の思想と実生活をめぐる名高い論争である▼真相はともあれ、家出事件で文豪の妻は世界的に悪妻のレッテルを張られる。ソクラテスの妻とともに「三大悪妻」の動かぬ地位を占めてきた。もう一人にはモーツァルトやナポレオンの妻たちの名があがる。「うちの山の神!」と仰せの方も、まあ、おられようか…以下略。

 


今朝の日経新聞「春秋」から。

2010年11月20日 08時10分17秒 | 日記

三島由紀夫の…芥川は、これまで知らなかった幼児性と言うか…ハンバーグの食べ方や、書斎に「少年サンデー」が山積みにされていたというエピソードの後に。

 

…前略。

当時の三島は人気絶頂で、ハンバーグの一件のときも周囲の視線が熱かったという。そんな寵児はしかし、日本の行方を冷ややかに予言してもいた。「無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」。存命なら、現代をどう論じただろう。


今朝の日経6面(国際)から。

2010年11月20日 07時46分22秒 | 日記
中国の強硬姿勢を恐れるアジア
広がる米国接近ムード  黒字化は芥川。  

日本の政治家らが必ず口にする話題からは、中国への不安と、米国の衰退への懸念が頭の中でせめぎ合っていることがよくわかる。
       
尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件は日本の不安を現実のものにした。中国人船長の拘束と釈放は日本政府の熟慮の結果というより失態だ。

レアアース輸出禁止にまで発展した 船長逮捕への中国の反発の激しさは、より多くの得点を稼ごうとする計算ずくの行為に見える。中国は格下からの挑発を容赦しない。
中国漁船衝突事件での反発の激しさを、権力闘争で軍部が優位に立ちつつあることの表れと見る外交官がいる。
改革・開放派が保守派のナショナリズム路線の必要性を感じたと見る向きもある。

第三者から見て驚くべきは日中間の信頼関係のまったくの欠如だ。
     

ここに米国が関与する余地がある。
 
G20首脳会議は米国はもはや中国と断絶できないという通念を確認する場になった。
  
米国の地位が低下してもこれまで以上にアジアに必要とされるという逆説的状況がある。中国を封じ込められると思う者はなく、誰もが中国に対し防衛策を講じようと決意している。
クリントン米国務長官はこれまでに なく歓迎されているという。ハノイでの東アジア首脳会議(サミット)で南シナ海での航行の自由は米国の利益になるとの発言に中国は激怒し、東南アジア各国は静かに喝采を送った。
  
かつての力こそ失ったが、米国はアジアに不可欠だ。中国が強硬な態度を示すほどアジア諸国は米国に接近する。日本の中国脅威論はアジアの多くの国々でも耳にする。中国指導部はここから教訓をくむべきだ。(19日付)  =英フィナンシャル・タイムズ特約

今朝の日経新聞一面から。

2010年11月20日 07時28分17秒 | 日記

ホテルのロビーに入ると、目に飛び込むのは仙台藩・伊達家の家紋を施した釣り鐘。スイートルームには茶室や漆塗りの浴槽かある。宮城県・蔵王国定公園内にひっそりとたたずむ温泉宿「竹泉荘」。1室2人利用で6万6000円からというこの高級旅館のターゲットは、中国などアジアの富裕層だ。

 

仕掛け人は香港系 

 

仕掛け人は香港系のオズペルトインターナショナル。景気低迷によるスキー客の減少などで破綻した施設を買い取り、取得から改装まで30億円強を投じて刷新。4月に開業した。海外でも人気が高い日本の温泉と、最寄りの仙台空港がプライベートジェットの発着が容易なことに目をつけた。上海からの所要時間は5時間程度という。

  

「テーマは。ジャパニーズモダン。日本の文化に対するアジアの富裕層の評価は高い」とオズペルト関係者は話す。同社の働き掛けもあって、年末には香港航空会社ドラゴン航空による香港-仙台便の就航も期間限定で始まる。

  

「最近は10件再生案件があれば、8件は中国などアジア資本が落札していく」。国内系再生ファンドの代表は嘆く。ホテル、不動産、金型、部品など国内M&A(合併・買収)市場をアジア勢が席巻している。単に資金力にモノをいわせて日本企業を争奪しているわけではない。中国企業であれば自国の13億人の市場に販路を広げる前提で買収額をはじく。破綻企業であっても、彼らにとっては磨けば光る原石。国内市場を前提にする日本企業では[提示する金額でかなわない](再生ファンドの代表)。…以下略。

 

「企業 強さの条件」特集最終回より。

 


柳田法務大臣はパンドラの箱を開けただけ。

2010年11月20日 07時22分32秒 | 日記

昨夜のニュース・ステーションで…民主党が野党時代に、国会で、彼が、自民党の女性法務大臣に質問した場面が放映された。

 

この法務大臣は、柳田氏が言った台詞と全く、同じセリフ…一字一句違わない…で答弁したのである。

 

20年超、人類史上初めての、低能をやり続けて来た民放テレビを…最近はNHKまで、真似出している有様…それを作ったのが、…言論の自由、教育の自由に対して、口を出し続けて来た自民党の田舎政治屋であったことは、何度も指摘した通りだが…やり続けて来た痴呆テレビ、を見続けて来た、痴呆国民が、こういう政治の茶番を延々とやり続けてきた間に…。

 

世界は…次章をご覧ください。