すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

馬の出産

2005年05月03日 | ちょっとしたこと
先日、今年産まれた子馬の容態が急変した。

産まれてから約1週間。
熱が出たりすることもあり、元気一杯ではなかったらしい。
産まれる前も、母馬が、高齢なこともあり、体調を悪くした時もあった、とのこと。
獣医さんが到着した時には、もう自力では立てなかった。
「黄疸だ。一刻を争うぞ。早く三石に運べ。」
三石には、手術等もできる診療所の施設があるのだ。
難しいが、そこに急いで運んで、血液を入れ替えれば、助かるかもしれない、と言う。

急いで三石の診療所に到着すると、
連絡を受けて待機していた獣医が、処置の準備を始めた。

が、その途中で、甲斐無く、子馬は息を引き取った。
その子馬が死んだとき、瞼の裏までが黄色くなっていたとのこと。
死んだ直接の原因が何だったのか確認するために、
すぐに解剖が行われた。
開腹し、臓器をチェックしたが、臓器全てが、カレー粉をまぶしたように
黄色かった、という。

「黄疸が全身に回ったことのショック死」、それが獣医の診断だった。

最後に、
「普段から、歯茎や瞼の裏が白くなってないか見てあげてね。
それが黄疸の初期症状だから。」
と、獣医に言われ、スタッフは戻って来た。


自分たちの経験不足を痛感するとともに、
こんな悲しい思いを、もう2度としないよう、
こんな苦しい思いを、もう2度と子馬にさせないよう、
この経験を、これからの自分たちの仕事に生かしていくよう、
皆が決意しました。
                                      

コメント
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