すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

小説の原点

2005年10月11日 | 小説・短編、他
なぜ、悲しんであげられないんだ、と私は問う。

 悲しんでやる必要が無いからだ。

なぜ、自然の使い達を守ってやらないんだ、と私は問う。

 守ってやる必要が無いからだ。

なぜ、この自然の使い達を傷つけるんだ、と私は問う。

 この、私に対して、害を与えるからだ。

なぜ、自然の使い達を売買するんだ、と私は問う。

 私の利益になるからだ。

なぜ、利用するんだ、私達の利益のために、と私は問う。

 人間は、自然界の勝者だからだ。

あんたは、この、人間を、勝者だと言うのか。
このちっぽけな、自然界の一点でしかない欲の塊を、と私は問う。

 あぁ。

なぜだ、と私は問う。

 なぜ?そんなこと、決まってるじゃないか。
 人間には、知恵というものがある。
 そのおかげで、ほら、周りを見てみろ。
 みんな、人間が造ったものばかりだ。

いいや、それは違う。
土を見ろ。
あれは自然の使い達の第一の産物じゃないのか。
それに、この、人間を見ろ。
いや、人間だけじゃない。
ここに生きている生命を見ろ。
この、ただ1つの生命は、人間が造ったものか、と私は問う。

 しかし、事実、今この世界を支配しているのは私だ。

この世界を支配している、だって?
人間は、単に、人間界と一部の使いを支配しているだけだ。
自然は、この地球を支配している。
そして、地球の住人の中に、自然界のバランスを崩す者がいれば、
ただちにその住人は、裁きにかけられるだろう。

 そう。考えてみれば、人間も自然の産物に過ぎないかもしれないな。
 しかし、
 
 私がいる限り、人間は、
 止まるところを知らずに、朽ち果てていくだろう。


おまえは、誰だ、と私は問う。

 私は、知恵のある者にのみ、味方する。

 私の名は・・・

誰なんだ!

 私は、欲だ。

 

恥ずかしい~~ですね~

これ、小学校5年生くらいの時に書いた、初めての詩です。

今から思えば、ものを書くようになった原点です
コメント (2)
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