これも、ネットで知った本。
あふれ返る情報や
煩わしい人間関係に、
知らず知らずのうちに
反応しすぎてしまっている私たち。
1つ1つ悩みの解決を探るより、
「反応しない」という解決策で
ほとんどの問題は解決する、という話。
心理学的な内容ではなく、
どちらかというと、啓発本に
近いのかな、という感想ですね。
本の中では、ブッダの言葉が
たくさん紹介させているんですけど、
その中で一番印象的だったのが、
ブッダを妬む者が、大勢の人の前で
誹謗中傷する言葉を浴びせました。
ブッダは、怒ることも
落ち込むこともせず、冷静に、
「あなたが家で客に出した食事を
もしその客が食べなければ、
その食事は結局あなたのものになる。
私はあなたの差し出した悪口を
受け取らないから、その悪口は、
差し出したあなたのものだ。
そのまま持って帰りなさい」
と言った、という話です。
人は、「悪口を言われたから」
傷つくのではなく、
「悪口を受け取ってしまったから」
傷ついてしまうんですね。
興味のある方は、ぜひ一読を。