すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

やっと、咲きました。

2005年05月16日 | ちょっとしたこと
静内の桜並木は、
先週の土曜日に満開になりました

でも、昨日は全道的に雨で、
もう散ってしまってるかも 

写真は、うちの牧場の中に咲いてる桜です。

北海道は、この時期に、
梅と桜が同時に咲くんですよね。

私は、元々は北海道生まれじゃないんですが、
普通に、「梅と桜は同時期に咲く」もんだ、と思い込んでました
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馬のプール

2005年05月15日 | 
うちの牧場には、プールがあります。

深さは15~20cmくらいですが、
調教から帰ってきた馬が、厩舎前まで続く、このプールを通って行くことで、
負担の掛かった足元をクールダウンしてくれます。

写真のように、
調教の合間に、炎症等で、関節や蹄に熱のある馬の足を
冷やしたりもします。
                                         
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小説「龍の目(まなざし)」④終

2005年05月14日 | 小説・短編、他
 彼は、彼は、私のものです。
 
 彼の「目(まなざし)」は、私のものです。
 
 彼の「目(まなざし)」は、私のためだけに向けられるべきです。

 だって、そうでしょう?私が、私が、彼を形成(つく)ったんですから・・・。それなのに彼は、私を魅惑したまま完成しようとしている。まるで、自分1人の力で自分が誕生したのだと言いたげに。まるで、邪魔な私の元から去るのだと言いたげに・・・。
 
 私は、彼が私だけを見てくれるなら、私から目を逸らさないでいてくれるなら、彼に抱いていた憎しみを、相殺するつもりでした。・・・少なくとも、そうするだけの理性は持ち合わせていると思っていました。私は、彼が私を、受け入れてくれるなら・・・、一度だけでいい・・・、この、私自身がどうしようもできない疼きを、「目(かれ)」が犯してくれるなら、・・・私は、それだけで良かった。刑事さん、私は、本当に、それだけで満足だったのです。それなのに、・・・彼は、・・・彼は、あの「目(まなざし)」で、気も狂わんばかりになっている私を見下ろして、言いました。

「下衆野郎(げすやろう)。」

 彼は、そう言いました。彼?彼じゃあない。龍です。あの龍が、「下衆野郎」って。「下衆野郎」って、「下衆野郎」って、言ったんです!あの龍が「下衆野郎」って!!
 あいつは、あいつは知っていたんですよ。龍ですよ。あの龍は、あの目は、ずっと、ずうっと前から知っていたんですよ。あいつは、知ってて、何もかも知ってて、知らないふりをしていたんです。あいつは、笑ったんですよ、「下衆野郎」って。人間の私を、「下衆野郎」って。龍のくせに!龍のくせに!龍のくせに!!龍のくせにあの背中から私を嘲笑って!!「下衆野郎」って!!!

 ・・・・・すいません、刑事さん。つい、興奮してしまって。・・・あの時、何時間、何十時間、そうしていたのか。・・・ただ、気がついたら、彼が、私の目の前で、うつ伏せに倒れていました。
 あの龍は、あの2つの「目(まなざし)」から、止めどなく血を流していました。そして私は、たぶん私が「目(かれ)」を刺したのだろうと、ぼんやりと考えながら、あの視線が、私を狂わせていたあの視線が、もう既に、私に絡み付いていないことに気がつきました。・・・それを、私が喜んだと思いますか?私には、彼の執拗な「目(まなざし)」に狂っていた時以上の激情が、私を支配するのがわかりました。
 
 私には、あの欲情をぶつける相手が、もう、いないのです。あの「目(まなざし)」以外の何ものも、私を狂気へと導くほどの力を、持ち合わせてはいないのです。それがわかった時の空虚感。・・・・・・それが、一瞬のうちに私の中を駆け抜けました。そして、あの「目(まなざし)」と同様、私の「目(まなざし)」も、何かを見つめる役割を終えてしまったのだ、と思いました。

 刑事さん、私はあの日、龍(かれ)を刺し、自分の両目を刺したあの時、本当に安らかな気持ちになれたのです。 

 誰にも邪魔されず〔もちろん龍(かれ)自身にも、です〕、後ろめたい気持ちを抱くことさえなく、もう何も映らなくなった、この目(ひとみ)の暗闇の中に、あの「目(まなざし)」が、あの「目(まなざし)」だけが、私をじっと見つめていてくれるのです。
 もう、あの「目(まなざし)」の他には、何の憎しみも、恐怖も、焦りも、嫉妬も無い。

 ・・・こんな幸福なことが、他にあるでしょうか?


 彼?・・・あぁ、彼ですか。彼には悪いことをしました。でも、あの「目(まなざし)」が私の中で永遠になることの素晴らしさに比べたら、彼の死など、ちっぽけなものじゃないですか。


 そう、・・・思いませんか?・・・・・・刑事さん。


(おわり)
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グレーのぐれちゃん

2005年05月13日 | 
写真は、ぐれちゃんです。

毛色がグレーだから、ぐれちゃんです。
ぐれちゃんは、野良猫のくろちゃんの子供(メス)で、
すずやりんの姉です。

ぐれちゃんも野良だったんですが、
くろちゃんや、他の野良猫と一緒に、
会長夫人からご飯をもらっているうちに、
避妊手術を受け、それをきっかけに
会長宅でお世話になるようになりました

お母さんのくろちゃんは、
先日、避妊手術を受け、
しばらく、会長宅でお世話になっていましたが、
先住猫の、みぃちゃんやぐれちゃんとうまくいかず、
本人も、野良生活が性に合っているのか、
抜糸後、今までの自分の縄張り(牧場の厩舎周辺)に、帰って行きました
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高所恐怖症

2005年05月12日 | ちょっとしたこと
怖いものシリーズ、お次は、「高所」。

高い所が好きか、嫌いか、なら、もちろん嫌い、というか恐いです。
2mくらいの脚立に登っただけで、上下左右の感覚がなくなってしまいます。

ヒッチコックの「めまい」という映画。まさにあれです。
でもこれも、ある程度は「慣れ」なんですよね。きっと

うちの両親は、も~う、これでもか!っていうほどの放任主義で、
「勉強しろ」って言われたこともなければ、
進路の相談したこともありません。

そんなうちの父。スキーが大好き。
父の憧れの人は、「三浦雄一郎」。(違ったっけ)
スキーに関してだけはスパルタに近い。
スキーといえばリフトですよね。
スキーの(ことだけ)スパルタ教育を受けた私。

結局スキーの腕は人並み程度にしかならなかったけど、
「高所恐怖症」で2mでもめまいを起こす私が、
リフトにだけは乗れるようになりました

きっと父は、私が「高所恐怖症」だってこと、
いまだに知らないんだろうなぁ
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小説「龍の目(まなざし)」③

2005年05月11日 | 小説・短編、他
 ある日私は、彼の背の龍を前にして、下半身の疼きを抑えられなくなり、彼に悟られないように、そおっと自らの股間に手を伸ばそうとしたことがありました。今考えると、あの時、彼に気づかれないまま、私の右手が自分の股間を触れたとしても、私自身が、はたして、その後の行為を続ける勇気があったのだろうか、と疑問に思っているのです。
 
 しかし、その時は、それを自らの意思で躊躇する必要はありませんでした。・・・なぜって、それを(私が後ろめたい冷ややかな興奮に耐えられず、自慰しようとしているのを)、あの「目(まなざし)」が、見ていたのです。・・・いいえ刑事さん、彼じゃなく、あの龍ですよ。あの龍が、上目使いに私を見ていたのです。
 
 以前までの感情に、初めて憎しみが加わったのは、この時からでした。私は、この龍が、他の人間に私のことを言い触らすことを、何よりも恐れていました。あいつは、きっと、必ず、他人にしゃべってしまうでしょう。あいつは、そういう奴でした。他人に秘密をばらされて、ズタズタに傷ついても、私はあの「目(まなざし)」から逃れられない。それをあいつは、知っていたのです。私は、それが腹立たしくて。なぜなら、私があいつから離れられないこと、それは、まぎれも無い事実でしたから。
 
 最後に彼が私の元を訪れた日、その日に向けて私は、何かを決意していたように思います。今それを言ってみろと言われても、思い出せませんが・・・。
 
 その日、私はいつものように彼を迎え入れ、いつものように彼がシャツを脱いで私に背を向けて座るのを、いつものように見つめていました。そして、私は、いつものように、あの龍が私を見つめる「目(まなざし)」を感じたのです。
 
 そして、その時、私は思いました。
 

 「彼は、私のものだ。」と。

(つづく)
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今日の夕日

2005年05月10日 | ちょっとしたこと
今日は旭川で雪が積もったとか。

“降った”んじゃないんですよ。
“積もった”んですって~!

体が「春モード」になってるのにこの寒さはこたえますよ

明日は、最低気温がー2℃の予報です
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小説「龍の目(まなざし)」②

2005年05月09日 | 小説・短編、他
 半年を過ぎた頃だったでしょうか。その「目」を彫ったのは。・・・なぜ、そうしたか、って?それは、刑事さん、無性にそうしたいという衝動に駆られてしまったから、と言うより、言いようがありません。私はその時から、その龍を、いえ、その「目(まなざし)」を直視することができなくなったのです。・・・いいえ、あるいは、彼自体に、何か親愛を超えた感情と、それを後ろめたいと思う気持ちを抱くようになっていたのかもしれません。
 しかし、彼のうなじ、彼の肩、彼の腕、彼の背筋、・・・よりももっと魅力的で、しかも私を捉えて放さないものが、あの龍、そして、あの、龍の目だったのです。

 こう言うと、自画自賛をしているだけだろうと思われるでしょう。あるいは、私のことを傲慢な男だと・・・。しかし、それは全くの誤解です。私はあの「目(まなざし)」に、確かに惹かれてはいました。と同時に、恐怖心を抱いてもいたのです。

最初は、あの「目(まなざし)」が私を見ているような気がする、という程度でした。その後、何度か、その「目(まなざし)」を見返すようになり、私は、その度に、そこから目を逸らせなくなっている自分に気づくのでした。そのくせ、やっとのことで、我に返って目を逸らすともう絶対その「目(まなざし)」を見るまいと思うのに、次の日彼が私の元に来ると、彼の背中を、彼の背中のあの龍を、あの龍の「目(まなざし)」を、見たくて見たくて全身が興奮しているんです。

 恥ずかしい話ですが、恍惚となって、仕事が手につかなくなり、具合が悪くなったと言って、彼を早く帰した後、自慰に耽ったことも、何度かありました。


(つづく)
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鯉と金魚

2005年05月08日 | ちょっとしたこと
兄が、自分の家で飼っている鯉と金魚の写真を送ってくれました。
とっても元気が良くて、よく、跳ねて、水槽から飛び出ることがあるらしいです

よくいませんか?
草花を、買ってきても買ってきても、枯らしてしまう人。
逆に、すご~く育て方がうまい人。
2通りいますよね。
夜店で買ったひよこがにわとりにまでなったとかいう話も聞きます。

兄の家の、鯉もでかくて丸々してるんですが、
写真では影に隠れちゃってる金魚。
確か、鯉の半分くらいの大きさだって、
言ってた気がします。

水槽、せまっ!
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5月なのに・・・。

2005年05月07日 | 
写真は、ねねとりんです。

今日は寒いです。
日中の気温は、7度。
桜もまだ咲いてません。

ストーブつけないと、風邪ひきます
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小説「龍の目(まなざし)」①

2005年05月06日 | 小説・短編、他
 いいえ、違います、刑事さん。私は、彼を憎かったんじゃないんです。

 いえ、違うんです。彼を殺したのは、確かに私です。しかし、私は、彼を憎いと思ったことは一度もありません。それは、“私という男が彼を殺した”ことと同様、うそ偽りのない事実なのです。
 まぁ、急かさないでください。彼を殺した理由を話す前に、まず、私と彼が出会った頃のことから始めさせてください。時間は、たっぷりあるんですから。

 彼は、1年ほど前、初めて私の前に姿を現しました。いわゆる、客の1人としてです。
 私は知っての通り、看板を出して商売をしているわけではありません。が、私の所に来た客は皆、私のことを、良い彫り師だ、と言ってくれ、人づてに客は増えていきました。彼も、そんな客の1人でした。以前ここに来て刺青を彫ってもらった奴から聞いて来たんだが・・・、と、彼は言いました。毎日は来られないが、急いでいるわけではないので、じっくり手の込んだものを、・・・少し大掛かりだが、と、彼は上着を脱ぎ始め、座っている私に背を向け、あぐらをかくと、龍を頼む、と言いました。
 私は、ろくに顔も見ずに、彼の左右の上腕と背中に1匹の龍を思い描き、それに沿って彫り始めました。

そして、最後に彼が私の元に来るまで、私の客は、彼、只1人でした。


(つづく)
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馬はネコが好き?

2005年05月05日 | 
馬とネコって、相性が合うっていうか、
仲良いんですよね

犬は、馬を追いかけちゃったりして、
馬が暴れたり、放牧地から飛び出たり、
事故につながることがあるのですが、

ネコやウサギは、一般的に、リラックスするみたいです。

ネコの方は、馬がデカいので、ちょっとビビリぎみですが、
馬がそれをからかったりして、かわいいんですよ
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今日はいい天気。

2005年05月04日 | 
今日はいい天気です
すずも散歩に出てきました

馬のいるパドックの砂の上でおしっこです。
やっぱり、同じ砂でも、ネコも外の方が気持ちいいんでしょうか
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馬の出産

2005年05月03日 | ちょっとしたこと
先日、今年産まれた子馬の容態が急変した。

産まれてから約1週間。
熱が出たりすることもあり、元気一杯ではなかったらしい。
産まれる前も、母馬が、高齢なこともあり、体調を悪くした時もあった、とのこと。
獣医さんが到着した時には、もう自力では立てなかった。
「黄疸だ。一刻を争うぞ。早く三石に運べ。」
三石には、手術等もできる診療所の施設があるのだ。
難しいが、そこに急いで運んで、血液を入れ替えれば、助かるかもしれない、と言う。

急いで三石の診療所に到着すると、
連絡を受けて待機していた獣医が、処置の準備を始めた。

が、その途中で、甲斐無く、子馬は息を引き取った。
その子馬が死んだとき、瞼の裏までが黄色くなっていたとのこと。
死んだ直接の原因が何だったのか確認するために、
すぐに解剖が行われた。
開腹し、臓器をチェックしたが、臓器全てが、カレー粉をまぶしたように
黄色かった、という。

「黄疸が全身に回ったことのショック死」、それが獣医の診断だった。

最後に、
「普段から、歯茎や瞼の裏が白くなってないか見てあげてね。
それが黄疸の初期症状だから。」
と、獣医に言われ、スタッフは戻って来た。


自分たちの経験不足を痛感するとともに、
こんな悲しい思いを、もう2度としないよう、
こんな苦しい思いを、もう2度と子馬にさせないよう、
この経験を、これからの自分たちの仕事に生かしていくよう、
皆が決意しました。
                                      

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小説「マリアの微笑み」あとがき

2005年05月02日 | 小説「マリアの微笑み」
この話を作るきっかけは、

「式の日取りが決まったの。」

この冒頭のセリフでした。

このセリフが、ふっと浮かんだんですよ。
そこから恋愛小説へ、・・・行かず、こんな話になっちゃいました

これも、勢いで書いたからか、
主語が抜けてたり、言い回しが気に入らなかったりで、
けっこう手直ししましたが、
いかがでしたか?

最後の部分を、何日か引っ張っちゃいましたが、
結末が読めた人、がっかりした人、すいません
コメント (4)
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