すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

久々の入浴

2008-05-24 18:49:10 | ひとりごと
 庭をコンクリートにしている都合で訪問入浴を2回断った。また私のお休みに父の体調が今ひとつだったりして、自宅での入浴も出来ずにいた。
 今日久しぶりに私の休みと父の体調との折り合いがついたので、久しぶりに入浴介助した。今日は足の浮腫もなく、抜群とは言わないが除水も良かった。また食事もまあまあ食べられたのだ。
 シャンプーを2回して、ドライヤーもしっかりかけた。風呂から上がったら、キヨちゃんと二人がかりで出口部(透析用のチューブの出ているところ)の消毒をしたり、全身にローションを塗ったりした。
 「父ちゃん、殿様みたいなのう」
と父は大変ご満悦だったので、
 「殿、気分はいかがですか?」
と二人でからかった。
 明日もこんな日だといいな。もっと食欲もあがって、お天気になったら外も散歩して、家族で笑う日が続くといいな。

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膏薬だらけの・・・

2008-05-24 00:32:05 | ひとりごと
 今日は午後から頭痛に悩まされた。ちょうど父も体調が芳しくなかったため、点滴を依頼しており、針を私が帰って抜けるタイミングで落としてくれていると言うので定時で上がった。
 しばらく横になってからシャワーを浴び、膏薬を首や背中に貼りまくった。そうするとずいぶんましになったので、凝りと眼精疲労かもしれない。
 鎮痛剤を飲むと吐いてしまう私には、坐薬や膏薬は必須アイテムである。ドリンク剤は意外と効くのだが、普段買い置きはない。
 膏薬といえば、私には武勇伝がある。自慢にもならないがちょっと笑えるので紹介する。
 その日、職場でちょっと問題があった。当時の指導員はやる気がなく漫然と仕事をしている感じがあった。私はひどい頭痛に悩まされながら介助の仕事を続けていたが、事故につながりそうな事があり、その指導員に対処を頼んだ。しばらくしても対応していないようだったので、再度危険であると伝えた後、私は頭痛に耐えかねて医務室に向かった。
 その日の勤務のナースが
 「ちょっと、かっこ悪いけどこれが効くけん。」
と言い、なんと私のこめかみに小さく切った膏薬を貼り付けたのだ。仕事柄髪は邪魔にならないようにしているので、丸見えである。それでも痛みに耐えかねて、その姿のまま寮母室で休んでいた。
 そこへ戻った指導員、念を押され「仕事してない」とレッテルを貼られたことに立腹し、
 「ちゃんとしてきた!人を仕事しない奴みたいに言うな!」
などと捨てぜりふをして、事務所に去っていったのだ。
 当時私はまだ入社して間もなく「猫をかぶって」いたのだが、あまりの言いぐさと頭痛による後押しで、すっかり私は「切れて」しまったのだ。
 「ちょっと!待て!!!」
こめかみに膏薬を貼った「お米婆さん」のごとき間抜けな姿で、頭痛で「鬼の形相」になっている私。まさか怒るとも思ってなかった私の追跡に、彼は腰を抜かさんばかりに驚き、助けを求めて走ったのだ。
 「と、とにかく、ふたりで話すのはやめましょう。み、みんなで話しましょう。」
 今思えば大人げなかった。頭痛がしていなければ、そこまで怒ることもなかったのだ。しかし、彼には気の毒だが今思い出しても笑えてしまう。当然居合わせた人は、わたしのお間抜けな姿を思い出すと笑えるという。
 ただ、それ以来彼は私に敬語である。彼には膏薬ばばあの姿は笑えなかったようだ。ま、若さ故の失敗?

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