すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

Withすずしろ~お母さんの娘だもの~

2013-03-25 23:34:21 | With すずしろ
『お母さんの娘だもの』

2010年10月21日。
すずさんとキヨちゃん母さんが喧嘩していた。原因はワールド・ビジョンのスポンサーの件。

すずさんも分かっているように、勿論お母さんはすずさんを心配してのこと。「少しでも自分のために残しておいたほうがいい。母さんがおらんようになってからも娘には幸せでいてもらいたい」

その思いが強くて、あのような言葉になった。そのお母さんの気持ちも痛いほどわかるのだ。

でも、というか、だからこそというか、僕はお母さんに言ってあげたい。
「お母さんやお父さんの愛を、いっぱいたくさんもらって育った娘さんだからこそ、あのように人に愛を与えることができるのですよ。そしてそれは、また形を変えて必ず娘さんに返ってくるので心配いりませんよ」と。

たぶん賢い人はもっと早くに分かっているのだろうと思う。僕のように、そこそこの生活を親から与えてもらい、そこそこ勉強もできた学生生活を送らせてもらい、そこそこ仕事もさせてもらっていた者には、その後に訪れる「世間や人の厳しさと冷たさ、そして温かさ」を嫌というほど経験して、さらには目の当たりにしてきてからの40才過ぎになるまでわからなかったのだが。

それは至極単純なこと。落ちるリンゴをみたニュートンのように。

宇宙が物理の法則で動いているように、それは人と人にとっても同じことが当てはまる。

『人は、それは親子でも他人でもかわりなく、与えてもらって受けた愛の量しか返せないし、与えることのできた愛の大きさしか返ってくることはない』

「だからお母さん、とっても自慢の娘さんですね」って。

「そんな娘さんを好きになってしまいました」(これは今回は関係なかった…)


※ ケンカがらみのネタだったのでアップしたけど、良く書かれすぎで恥ずかしい。
コメント (2)
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