すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

在宅生活を維持する事

2013-07-01 21:15:48 | ひとりごと
 昨日、大学時代の友人から電話があった。彼女は今母親を介護している。要介護4というから、かなりの介護が必要な状態である。家族の理解もあって、実の母親を引き取って看ているわけだが、簡単な事ではない。
 彼女は乳癌の術後であり、自分の身体もメンテナンスしていかなくてはならない状態だ。その上、仕事もあるので、精一杯サービスを利用している。
 「ヘルパーさんと、週5日のデイサービス。時間延長してもらって夕飯まで食べさせてもらって助かってるけど、限度額超えで月5万円以上かかる。」
と言う。
 介護サービスには介護認定の介護度によって使える限度額が決まっている。それを超えると保険が利かないので10割負担となる。つまり、デイサービスで仮に1回980円の介護料として超えた日は9800円になってしまう。それでも、施設に入れるよりは家で看てあげたいと今は頑張っている。
 私の担当様も、限度額一杯使って家族が看ているが、かなり限界が来ている。介護度を見直してサービスを増やす事も検討しているが、本人の状態からは施設で介護しなくては厳しい。それでも、本人が
 「家でいたい。」
という思いがあり、家族もそうしたいと思っているのだから、頑張ってフォローしていくしかない。そうしてあげたいとも思う。しかし、時には家族が限界が来て「壊れてしまう」場合もあり、施設をお勧めする事もある。
 厳しい・・・。理想的な在宅介護ってあるのだろうか。


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コメント (3)
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