久しぶりの晴れ間

　昨日の大雨で、ついこの前キヨちゃんとくりりんが掃除したタンクはまた詰まり、朝から二人はお水元へ行く予定だった。その後で、茶畑まで延びる道が、背丈を超える大草になっているので、ふたりで刈りに行くのだと言っていた。
　そこはうちの土地ではないのだが、土地の人も歳を取ってしまい、とにかく通るのに困る人が刈っている状態。時々、刈ってくれる人がいるが、最近は手つかずでひどいらしい。
　私は仕事に出て、今夜は早く戻れる予定だった。仕事自体は、はかどったわけではないが、それでも定時で追われるペースだった。ところが、終了間際に少しイレギュラーがあったのと、昨日大雨で心配した独居の方たちに、電話をしていたので遅くなった。
　そいうのも、雨の最中は当然心配で電話したが、今日連絡がつかない方が心配である。実際、家の近くで落石があったという場所もあり、何度か電話してみる。
　まあ、久しぶりの晴れ間なのだから、畑に行ってるとか、様子を見に行ってるとかだろうとは思っても、実際連絡がつくまでは心配である。現に昨日あの豪雨の中、コインランドリーに行くと言っていたお年寄り。電話で止めたのだが結局行っていたらしい。ま、何事もなく良かったのだが・・・。
　そんなこんなで結局１９時前になってしまった。家に着くと、今日の仕事の話になる。お水元は掃除だけで何とかなったようだが、草刈りが大変だったらしい。しかし、行ってみると私の姉（ピンクの孫）が、一人黙々と草刈り機で刈りこみをしてくれていたという。キヨちゃんは感激して泣きそうになったらしい。
　くりりんは、慣れない草刈り機で悪戦苦闘。あまり下を払うと石を撥ねそうで怖いので、上っ面を刈るものだからキヨちゃんに叱られる。
　食卓の場でもその話になっていた。一生懸命してくれていることはキヨちゃんも分かっていて、私には
　「くりちゃんは、言えば本当によくしてくれる。」
と言うのだが、何とか一人前にしようと思うあまり言葉がきつい。そして、それを聞く私もしんどい。さらに落ち込むくりりんがいたら、それはそれで辛いのだが、のんびり一人でテレビなんぞ観ていたら、それはそれで私一人気持ちのやり場がなくて、ちょっとイラッとする。
　明日はくりりんは面接。キヨちゃんはデイサービス。私は少し自分のペースで家事をしたい・・・。


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