すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

連休終了・・・3人とも働いた一日

2013-09-09 20:54:33 | ひとりごと
 一昨日キヨちゃんの歯が抜けた。と言っても入れ歯の一部が欠けたのだ。昨日は日曜日で歯科も休みなので、今日電話して本人が行かなくていいなら、私かくりりんが届けようかと話していた。
 実は今日は山の茶畑の肥刈り(深草を刈って束にする)の予定だった。最近はキヨちゃんも歳を取って、自分だけではどうにもならないのでシルバー人材センターにお願いしている。その人たちが来るので、早くからキヨちゃんは出る予定だった。
 初めはくりりんが図書館に本を返しに行くので、ついでに歯科に行こうかと思っていたが、仕事をどうしても教えたいキヨちゃんは、一緒に山に行ってくれと言った。で、結局くりりんが山に同行した。
 シルバーさんに頼む場合、当然お金を払うので、そのまま「お願いします」でもいいのだが、田舎はそうはしない。キヨちゃんの場合、早めに行ってシルバーさんが仕事しやすいように、周囲の整備をしたり、お茶菓子、ジュースなどふるまうものもケースいっぱい持参する。そして、一緒に出来るだけ仕事も手伝うのだ。
 今日の仕事は、草を刈って、それを束にして肥室を作る(柱に円錐状に草の束を巻きつける)。これが乾いたら、この前「子泣き爺」状態で3人で運んだように、乾草の肥料となる。
 私は午前中家事を済ませた後、くりりんやキヨちゃんが一生懸命山仕事をしているので、庭の草を取ることにした。これが芝生の間なのでちまちまと面倒な上に、なかなかはかどらず、しかも取っても取っても生えてくる始末に悪いやつである。
 だから、とにかく腰を据えて頑張るしかない。ただ、腰痛持ちの私は、しばらくすると腰がロックされてしまうので、宅配便が来た時には90歳のお婆ちゃんのように、腰を90度に曲げてよたよたと歩いて行った。絶対将来は体半分に折って歩くお婆ちゃんである。
 夢中で草むしりをしていると、リュウが時々「キス」しにきたり、脇の下から顔を出して甘えてくるので、体勢を崩しては転んでいた。
 11時過ぎにキヨちゃんだけ歩いて戻った。くりりんが電話したらしいが、私は庭で気付かなかった。キヨちゃんが戻ったのは、一足先に帰って「お土産」にする山菜おこわを作るためだった。
 ほどなくくりりんも戻り、ほとんど仕事は終わったと告げた。後は昼から仕上げの仕事である。だから、私は早めに洗濯ものを片づけて、それからキヨちゃんの歯を持って行った。歯は15分ほどで修理され、洗剤など買い足して急いで戻った。14時半にはくりりんから「終わったよ」のメールが来ていた。
 帰ってから、お風呂の用意をして二人に入ってもらっている間にも、何とか草むしりの続きをしたが、結局4分の1ほど残ってしまった。決して庭が広いわけではなく、私の手が遅いのと草が多いのだ。レジ袋に小さい草が重いほどだった。
 今夜は私も続いてお風呂に入れたので、湯上りで3人そろって食事出来た。だから、一日お疲れさまでしたの挨拶も、芯からさっぱりしていたのでくつろげた。
 くりりんは、今日シルバーさんに教えてもらった仕事を、楽しそうに話してくれた。慣れない田舎で色々大変だと思うが、このポジティブシンキングに救われる。
 明日は職安。早く仕事が決まるといいね。


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コメント (2)
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