すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

悪年・・・何度目だ?

2016-08-26 21:32:05 | うちのキヨちゃん
 月末、今月は以前ほどでは無い物の、当然残業なしで終われるはずもない。ましてや、人間相手である。イレギュラーも度々だ。
 ここ最近は、比較的残業しても早めだったので、キヨちゃんが
 「今日は何にもしてない。」
と言っても夕飯を作るのに何とか間に合っていた。
 しかし、昨日はそうもいかず。ただ、昨日は言っても19時半には戻っていたので、
 「遅かったなあ、大変だっただろう。早うご飯食べて寝なよ。」
など言う余裕があった。
 ところが今夜は20時半を回っていた。と言うのも、元々デスクワークで残業が必須だったのだが、途中で知人から電話。介護に関する相談だった。
 普通の問い合わせなら、時間外だし、後日にするのだが、そのまま相談業務を行った。それからデスクワークに戻る。
 正直言えばもう少し仕事しないといけない状態だったのを、何とか切り上げて戻る。遅くなる事はくりりんから伝えてもらっていたが、
 「お母さん怒り心頭だから、何か言われるかもよ。」
とくりりん。
 寝室を訪ね、「ただいま」の終わらないうちに、
 「もう!ほんまに!何時と思うとんぞ!母ちゃんや、今ようやおにぎりだけ食べたのに!云々云々。」
聞くのも嫌で、そのまま部屋を出た。
 台所には湯がいたパスタ、解凍した肉、丸のままのキャベツがあった。私が帰ったらパスタを作ってもらって食べようと思っていたのだろうが、私は帰らない。
 自分の分だけ作るのは面倒だし、作ってしまったら私たちの分が冷えてしまう。で、イライラしながらおにぎりで済ませたのだろうと推測。
 しかしだ。キヨちゃんが全く調理が出来なくなったのなら、私も仕事を含めて考え直さなくてはならないが、家事は十分出来るのだ。何たって5時には畑に出ている。だから、キヨちゃんの都合だけ言われても困るのだ。
 食事を済ませ、キヨちゃんの薬を配薬し、離れに二人で戻ると、キヨちゃんが追いかけてきた。
 「戻っとんのに!母ちゃんに『ことうないか(大丈夫か)』の一言もないんか!!!」
ときた。声をかけた時に、口を挟めないほど文句を言ったくせに。
 腹が立ったので言い返すようになる。
 「ああ、母ちゃんは一日こんなに働いて、何のクゼツ(文句)も言わんと辛抱しとるのに、早う死んだ方がましじゃ!」
 仕舞にはこんなイラッとする台詞が出るので、腹立ちまぎれにトイレの電気を消して戻った。
 すると今度はくりりんが台所に仕事の時用の水分補給飲料を冷凍していると、
 「ほんなもん入れるために買うた冷蔵庫じゃない!」
と当たられたらしい。ただ、くりりんも今日は言い返し、ここも口げんかになった。
 まあ、明日にはキヨちゃんはリセットだろう。くりりんはくりりんで、
 「気使いながらでも、こうやって喧嘩出来るのはある意味健全だよね~。」
と言っていた。
 そんなもんかな?

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コメント (3)
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