一体どうした訳でしょうか。
このところ「食べログ」の更新が続いている有様。
本来は「お芝居日記」が{Dream Gate}の”ウリ”なのに、最近は芝居の 『 し』 の字も登場しない。
申し訳ありません。
「芝居漬け」にならない程度に観劇はしております。
ところが演劇界でも、 東京電力圏内では、公演中止や公演日や開演時間の変更がやたら多いことも事実なんです。
できるだけ月一回は『芝居ブログ』を更新しますので、よろしかったら読んでやってください。
そこで今回も、また『食べログ』です(笑)。
今回のうな丼は 『のじ菊』 という明石ステーションビルにあるお店です。
むかしは明石駅高架下の”一膳めし屋”だった。
それが、駅ビルに数年前移転してから、とんかつとうなぎだけのメニューになりました。
ですから、もともとうなぎ専門店ではありません。
タレは関西風で甘いです。
鰻はどちらかというと、東京・浅草の『前川』と同じく、”うなぎ”と言うより”はも”を食べている感じ。
これは仕入れている養殖業者にもよるのでしょうが、サクサク感があって、しなやかですが、うなぎの味がしないのです。
でも神戸・元町の「うな重」のようにコゲ焦げの鰻よりましかもしれません。
お値段は階級なく¥1900の均一料金(←安けりゃ良いというものではありませんが)。
これに、肝吸い、香の物がつきます(←画像/上)。
話は変わりますが、うなぎの好きな著名人も多い。
ローアングルで名高い小津安二郎の映画には、よ く 「う」 と書かれた看板のうなぎ屋が登場します。
小津さんご本人は『野田岩』のうなぎしか食べなかったそうです。
いかにも生粋の深川っ子らしいですね。
女優の田中絹代(←60代以降のひとしかご存知ないかも)は、鎌倉の小町通りにあるうなぎの『浅羽屋』が御贔屓だったようです。
それも「上うな重」ではなく、いつも”並”でした。
晩年、某放送局のドラマのナレーション役で、「NG」の連読を出したことがある。
彼女の頭は真っ白。現場のスタツフもイライラ。「やってられねいよな」そんな声もとんだ。
そのとき彼女は付人をよんで、鎌倉の『浅羽屋』のうな重の”並”を出前させたというエピソードがある。
天下の大女優でも”上”でなく”並”のうな重を好んだのである。それも『浅羽屋』のうな重でなければいけない。
ちなみに食通で知られた北大路魯山人も『浅羽屋』に足を運んだという。
私がいちばんおススメの”うなぎ屋”は、NHK朝ドラ『こころ』のモデルになった、日本橋・小網町にある『喜代川』です。
いかにも老舗の「うなぎ屋」らしい店構えで、『喜代川』には、今も「江戸の味」が息づいています。
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