11月24日(月、休)、第1回松竹歌舞伎検定が実施され、受検してきました。
試験場は、明治大学和泉キャンパス。初回となる今回は、4級のみの実施。
試験開始の2時間ほど前に京王線の明大前に到着。さすがは学生街だけに、ドトールコーヒー、スターバックス、マック、吉野家、ガストなどのお店が揃い踏み。しかも、どのお店も受験者で超満員。でも歌舞伎検定の受検者ではありません。
同じキャンバスで、関東運輸主催の「個人タクシー試験」があり、その殆どが運転手さん(←3年間はタクシー会社に勤務していなければ受験資格がないそうです)テキストや過去の出題問題集に皆さん首っ引き。
そりゃ大変です。この試験に”生活”がかかっているのですから。みなさん”必死のパッチ”です。
そんな中でちらほらと歌舞伎検定の受検者。言ってみれば、こちらは”お遊び”みたいなもの(笑)。
歌舞伎検定の受検者は総勢1,870名、欠席者は0名。ちなみに最年少の受検者は11歳で、最高齢は94歳でした。地域別では、北は札幌、南は宮崎。かなり遠方からの受検者もあったようです(主催・松竹調べ)。
さて検定問題ですが、4級にしては難問が多かったです。たとえば、歌舞伎座の座席表を問うたり、歌舞伎役者さんの家紋を問うたり(←自分のうちの家紋もシラナイ!!)以前このブログに書いた野田秀樹さんのことも出題されていました(←これはアタリ)。
つまり歌舞伎の入門書や検定テキストで勉強していても絶対ダメです。実際に歌舞伎の舞台を何回も観ていないと解けない問題が多いのです。それも関西の劇場ではなく、歌舞伎の殿堂といわれている、歌舞伎座で!!
試験会場の各受検者の机上に「松竹歌舞伎検定 受検者の皆様へ」のハガキが置かれており、見てみると歌舞伎座12月公演の特別割引の優待券でした(笑)。
それにしても「これが歌舞伎検定なの?」という問題がありました。
みなさんも一問だけ試してみてください。
問1. 平安後期の人物で「無官の太夫(たゆう)」と呼ばれたのは誰?
(1)平敦盛 (2)源為朝 (3)平宗盛 (4)源義平
正解は次回のブログで発表します。
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