少年の頃だった。
のりのよく効いた浴衣を初めて着せてもらって、縁日に出かけたものだった。
金魚すくいよりも、綿菓子よりも、なにより好きだったのが「かき氷」
鼻を突くようなアセチレンガスの匂い。 色とりどりのシロップ。
デカい氷削機に、ボンと氷をのせて、素手でハンドルを回して氷をかき、なにがしかのシロップをかけてくれる。
いま思えば、メロンだのレモンとは名前ばかり。色付きの砂糖水だったんです。
それをザラメのかき氷にかけてくれる簡素な”かき氷”だった。
でもその”かき氷”の美味しかったこと。
バリバリ シャクシャク バリバリ・・・・
氷のかき方がバリバリ系で食感がたまらない。
以前このブログで「東京のかき氷めぐり」(詳しくはコチラ)を紹介しました。
主に宇治金時でしたが、今回は”かき氷”のいろんなバリエ―ションを紹介したい。
① いちご氷・・・・・・京都の河原町で食べました。
ふわふわのかき氷と、いちごのフレッシュさがマッチして最高!!
② 雪山・・・・・・・・・ミルク味の氷に、抹茶のシロップ、テッペンに抹茶ソフトクリームがのっかった超豪華版の”かき氷”。
③ マンゴーかき氷・・・・東京・銀座七丁目にあるお店。
台湾産のマンゴーをかき氷とたっぷり味わえます。 季節限定メニューですが。
④ 宇治金時・・・・・・・・・近所の和菓子司さんのかき氷。
大盛りの氷がとければ、白玉、あんこ、みかんが見えてくる。小豆は大納言。
⑤ 黒糖寒天ミルク氷・・・京都・清水寺にある「梅園」。
寒天と氷のコラボ。浅草の「梅園」にはなく、京都店らしい逸品です。
⑥ キャラメルかき氷・・・・映画館に行けば”キャラメルコーン”。 氷屋さんに行けば”キャラメルかき氷”(笑)。
とかく私はキャラメル党人間。
コクのあるシロップで食感も抜群。
◆ かき氷のお取り寄せ ◆
かき氷好きが高じて、自分で氷削機を買っちゃった友人がいます。
そこまでしなくても、手軽にご家庭で”かき氷”を楽しめる通販があります。
コンビニでもたまに見かけますが、鹿児島の「白熊」(←画像/右)というかき氷。
「白熊」とは、ミルク味の氷にフルーツや豆を盛りつけた鹿児島の名産。
本元は天文館むじゃき店(詳しくはコチラ)。
このお店なら年中”かき氷”をネットでも取り寄せられますよ。
まずはお近くのコンビニを覗いて見てください。
それと町を歩いていると「氷」と書かれた小旗を見かけますよね。 正式には「氷旗」というそうです。昭和の匂いがします。
注意してよく見ると、下のほうに「白雪氷削機」と書かれた小旗があります。
このお店ならまず信用できます。「白雪氷削機」(←画像/左)を使っているからです。
「白雪」は氷削機のピカイチのメーカーです。
話がまたとびますが、この間テレビで秩父の長瀞(ながどろ)で冬場に行われる天然氷の切り出し作業を見ました。
切り出した氷を<阿佐美冷蔵>にある貯水庫の中に6月ころまで保存しておくのです。
天然氷のかき氷はふわふわして柔らかな味がするそうです。
機会があれば、秩父に行ってみたいです。 秩父って何県でしたっけ?
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