#08 キロの家の中(一)
キロは奥にある台所で、お茶を煎れている
バルシア「キロちゃん、お構いなくね」
キロ「(優しく)はい」
ライタ「(キロの方を伺って)酒?酒?」
ボイスカ「お前さんは黙っとれ」
キロが、煎れたお茶を三人の居る食堂・兼談話室まで運んでくる
キロ「裏の山で採れた薬草を煎じたものです
旅の疲れなんて吹き飛びますよ
どうぞ」
ライタ「いただきまーす!」
バルシア「いただきます」
ボイスカ「いただきます」
ライタは、お茶を一気に飲み干す
ライタ「……ひえっ、辛っ……苦っ……」
ライタは涙目
ライタ「ちょっとキロちゃん……水、貰えるかな」
キロ「……待っていてください」
キロは再び奥の部屋へ引っ込む
バルシア「バカねえ、一気に飲むからよ
それにしてもこのお茶、不思議な味ねえ」
ボイスカは日本酒でも飲むように、チビチビと飲んでいる
キロが戻ってくる
ライタに持ってきた水を渡す
ライタはこれまた一気に飲み干す
キロ「味は変わってますけど、カラダへの効き目は抜群です
魔法の薬と言ったところでしょうか」
ボイスカは出されたグルンティーをぐいっと飲み切り、
キロの方に向き直った
ボイスカ「キロさんで間違いなかったかな……お前さん、魔法遣いかね?」
キロ「えっ?
えっと、そんな大それたもんじゃないんですけど、
私は、植物を操る魔法をいくつか遣えます
このお茶も、その魔法の力を応用して作ったもので……」
ライタ「植物を操る?
そんな魔法遣い初めてだよ!
例えば、どんな事ができるの?」
キロ「……そうですね……えっと……」
ここでバルシアが話を遮って
バルシア「そう言えば自己紹介がまだだったわね」
ライタ「嘘だ」
バルシア「(ライタの発言は無視)私はバルシア
フィンドゥーマ教の司祭よ。よろしくね」
キロ「よろしくお願いしますぅ」
ライタ「俺はライタ!
旅の剣士。世界一強い男だ。よろしくな」
キロ「はあ……どーも……」
ボイスカ「儂はボイスカ
この自信過剰の事が心配で、旅に同行しておる
こやつの育ての親だ」
キロ「………」
バルシア「さて、我々の紹介が済んだところで
今度はキロちゃん、あなたの方よ
単刀直入に訊くけど、
さっきはなんであんなのに襲われてたの?」
ライタ「アイツら、アイグラント帝国の手の者だった」
ボイスカ「アイガ紋章を身に付けてたからな。間違いなかろう」
キロ「それは……事情を話すと長い話になります。よろしいですか?」
バルシア「もちろん! ね?」
ライタ「ああ、もちろんだよ」
ボイスカ「儂も興味があるの」
*
この部分は、原作と変えていないところがいくつも出てきています。
手を抜いているわけではないんですよう~笑
これからの展開は、原作と全く変わってくるはずです。
どう進むのか、作者にも予想つかない。笑
キロは奥にある台所で、お茶を煎れている
バルシア「キロちゃん、お構いなくね」
キロ「(優しく)はい」
ライタ「(キロの方を伺って)酒?酒?」
ボイスカ「お前さんは黙っとれ」
キロが、煎れたお茶を三人の居る食堂・兼談話室まで運んでくる
キロ「裏の山で採れた薬草を煎じたものです
旅の疲れなんて吹き飛びますよ
どうぞ」
ライタ「いただきまーす!」
バルシア「いただきます」
ボイスカ「いただきます」
ライタは、お茶を一気に飲み干す
ライタ「……ひえっ、辛っ……苦っ……」
ライタは涙目
ライタ「ちょっとキロちゃん……水、貰えるかな」
キロ「……待っていてください」
キロは再び奥の部屋へ引っ込む
バルシア「バカねえ、一気に飲むからよ
それにしてもこのお茶、不思議な味ねえ」
ボイスカは日本酒でも飲むように、チビチビと飲んでいる
キロが戻ってくる
ライタに持ってきた水を渡す
ライタはこれまた一気に飲み干す
キロ「味は変わってますけど、カラダへの効き目は抜群です
魔法の薬と言ったところでしょうか」
ボイスカは出されたグルンティーをぐいっと飲み切り、
キロの方に向き直った
ボイスカ「キロさんで間違いなかったかな……お前さん、魔法遣いかね?」
キロ「えっ?
えっと、そんな大それたもんじゃないんですけど、
私は、植物を操る魔法をいくつか遣えます
このお茶も、その魔法の力を応用して作ったもので……」
ライタ「植物を操る?
そんな魔法遣い初めてだよ!
例えば、どんな事ができるの?」
キロ「……そうですね……えっと……」
ここでバルシアが話を遮って
バルシア「そう言えば自己紹介がまだだったわね」
ライタ「嘘だ」
バルシア「(ライタの発言は無視)私はバルシア
フィンドゥーマ教の司祭よ。よろしくね」
キロ「よろしくお願いしますぅ」
ライタ「俺はライタ!
旅の剣士。世界一強い男だ。よろしくな」
キロ「はあ……どーも……」
ボイスカ「儂はボイスカ
この自信過剰の事が心配で、旅に同行しておる
こやつの育ての親だ」
キロ「………」
バルシア「さて、我々の紹介が済んだところで
今度はキロちゃん、あなたの方よ
単刀直入に訊くけど、
さっきはなんであんなのに襲われてたの?」
ライタ「アイツら、アイグラント帝国の手の者だった」
ボイスカ「アイガ紋章を身に付けてたからな。間違いなかろう」
キロ「それは……事情を話すと長い話になります。よろしいですか?」
バルシア「もちろん! ね?」
ライタ「ああ、もちろんだよ」
ボイスカ「儂も興味があるの」
*
この部分は、原作と変えていないところがいくつも出てきています。
手を抜いているわけではないんですよう~笑
これからの展開は、原作と全く変わってくるはずです。
どう進むのか、作者にも予想つかない。笑