どもども、ご無沙汰しております。鉛筆カミカミです。
寝る前の少しの合い間を利用して、ブログにカキカキしますです。
「ヒストリー・ダイアリー」、久しぶりですなー。
続き物なんだからこんなに間あいたら分からなくなるって(--;
どーもすみません。
では気を取り直して、ヒストリー、続きです。
…………………………………………………………………………………………
SCINE.4-3 CENTURY BEAT
由里 「・・・あー、びっくりした・・・」
次の瞬間、由里は耕平をにらむ。
由里 「・・・あんた、お金ないんじゃなかったの」
耕平 「アッ・・・しまった・・・」
由里 「それより耕平・・・!」
耕平 「ん?(由里の方を見る)」
由里 「どうしてわざわざ及川君にあんなこと言ったのよ?」
耕平 「あんな事って?」
由里 「仕事中なのにわざわざ呼び止めて、このあとつきあえー・・・なんて」
耕平 「うっさいなー・・・だってあのまんまだと・・・なんかヤじゃん」
由里 「あたしたち今それどころじゃないでしょー? そのまま帰しときゃいいじゃない」
耕平 「そりゃそうだけど・・・なんか・・・気持ち悪いんだよなー」
由里 「耕平ってときどき、変にひとがいいってゆーか・・・融通が利かないのよね」
耕平 「そっかー?」
由里 「そうよ・・・大体ね、あたし、あのひと苦手なんだから」
耕平 「・・・そうなの?」
由里 「そうなの! ・・・あたし、夕飯たべたらすぐ帰ろっ」
耕平 「えっ・・・だって・・・その本、どうするんだよ!」
由里 「知らないわよ。・・・コーヘイが悪いんだからね」
耕平 「・・・あの~・・・オレ、あいつの事あんまり知らないんですけど・・・・・二人だけで何を話せとゆーの?」
由里 「知ーらないっ・・・こうなったのは、あなたの責任でしょ? ・・・トラブル招くその性格・・・なおすいい機会なんじゃないの?」
耕平 「・・・お前・・・むっちゃキツイ事ゆーなー・・・・・・・・それかして(本を示す)、・・・その話しは後にしよ・・・今はこっちの方が先決」
由里 「あ、逃げたー・・・」
耕平 「・・・さっきちょっと思い付いた事あってさ、・・・マンガだったか小説だったか忘れたけど(カバンからペンを取り出す)、こいつと似たような本が出てくるんだよ(頁をパラパラしている)」
由里 「・・・それで?」
耕平 「・・・それでね・・・」
由里 「・・・・・エッ?・・・」
耕平は手に持ったペンで、本にガリガリ書き込んでしまう。
由里 「ちょっと・・・ばかっ・・・このアホっ!・・・・・なにしてんのよアンタッ!」
耕平 「・・・この本には要するに、読んでいる人の過去が書いてあるわけだ。・・・じゃあ、未来は書き込めないのかな・・・って発想なんだけど・・・・・あらら」
由里 「どしたの?」
耕平 「・・・書き込んだ字が消えちゃった」
由里 「良かったじゃない・・・一時はどうなるかと思ったわ。・・・コワイ事しないでよねー・・・・・不思議な本なんだから・・・そんなペンくらいじゃうけつけないんだよ、きっと」
耕平 「そうなのかなー・・・確かに一度は書けたんだけど」
由里 「・・・でも、なんて書いたの?」
耕平 「・・・今から一分以内に、ここにお客が来る」
由里 「それで?」
耕平 「で、店員に「いつもの」って注文する」
由里 「・・・それだけ?」
耕平 「うん」
由里 「書くんならもっと夢のあること書きなよ。そんなの普通にだってありそうじゃない」
耕平 「そうだけど・・・ヘタなこと実現したら怖いし、とりあえずは、ジャブって感じで・・・」
由里 「意気地なし・・・かして!(奪う)・・・あたしだったらね・・・」
耕平 「おい、だから消えちゃうんだってば」
由里 「あ、そっか~・・・(書くのをあきらめる)」
SCINE.4-4 友達
まもりが入場してくる。
店の扉を開け、まっすぐ席につく。
真二 「いらっしゃいませーっ!・・・」
すぐに真二が出てくる。
まもり「・・・こんにちは、真二くん。・・・いつものお願い」
真二 「はい、かしこまりました・・・(まったくの営業口調とは違う)」
真二は引っ込もうとするが、耕平&由里の横を通りぎわに、
真二 「・・あっ・・・こちら、もう少々お待ち下さい」
由里 「ア、はい・・」
で、真二退場。
SCINE.4-5 パレード
由里 「・・・ねえ今、及川君なんか様子おかしかったと思わない?」
耕平 「・・・ほらあの客、ほんとに「いつもの」って頼んだぞっ?」
由里 「あのひと及川君と、どういうカンケイなんだろっ?」
耕平 「やっぱりその本に書いた事は、現実になるんだよ!」
まもり(耕平と由里がいるのに気付いて、ギョッとしている)
耕平 「・・・」
由里 「・・・」
耕平 「・・・由里君・・・君はなんで興奮してるの?」
由里 「・・・・・ね~っ、やっぱりその本に書いたことは、ほんとになるみたいだね・・・まいったな・・・」
その間にまもりは、本当に本を持っていったあの二人なのか、確認しようとしている。
まもり「・・・(やっぱりそうだとわかって)・・・うっそぉー・・・」
耕平&由里は、まもりの方を見る。
まもりは急いで目をそらす。
耕平 「(気を取り直して)・・・ますますそれって、大変な本みたいだな」
…………………………………………………………………………………………
最近、ようやく念願のホームページ作成のソフトが手に入りまして。
これから時間のあるときを見計らってHP製作にいそしもうかなと。
思っておる次第であります。
完成はそうだなー、今忙しいから、来年の春頃には、遅くても花粉症の季節が終わる頃には、とりあえずの形でも立ち上げたいな、と思っております。
内容は過去の僕の文章作品を整理し発表する場として。
それから好きな音楽、映画、漫画、小説(?)のレビューのようなもの。
演劇―――舞台照明、路上演劇についての雑想。
…などなどな感じであります。
出来上がったらリンクを張りになぞ、お邪魔することもあるかと思います。
その時はよろしくお願いいたしますm(__)m
それではまた近いうちにお会いしましょう!
でわでわ
鉛筆カミカミ
寝る前の少しの合い間を利用して、ブログにカキカキしますです。
「ヒストリー・ダイアリー」、久しぶりですなー。
続き物なんだからこんなに間あいたら分からなくなるって(--;
どーもすみません。
では気を取り直して、ヒストリー、続きです。
…………………………………………………………………………………………
SCINE.4-3 CENTURY BEAT
由里 「・・・あー、びっくりした・・・」
次の瞬間、由里は耕平をにらむ。
由里 「・・・あんた、お金ないんじゃなかったの」
耕平 「アッ・・・しまった・・・」
由里 「それより耕平・・・!」
耕平 「ん?(由里の方を見る)」
由里 「どうしてわざわざ及川君にあんなこと言ったのよ?」
耕平 「あんな事って?」
由里 「仕事中なのにわざわざ呼び止めて、このあとつきあえー・・・なんて」
耕平 「うっさいなー・・・だってあのまんまだと・・・なんかヤじゃん」
由里 「あたしたち今それどころじゃないでしょー? そのまま帰しときゃいいじゃない」
耕平 「そりゃそうだけど・・・なんか・・・気持ち悪いんだよなー」
由里 「耕平ってときどき、変にひとがいいってゆーか・・・融通が利かないのよね」
耕平 「そっかー?」
由里 「そうよ・・・大体ね、あたし、あのひと苦手なんだから」
耕平 「・・・そうなの?」
由里 「そうなの! ・・・あたし、夕飯たべたらすぐ帰ろっ」
耕平 「えっ・・・だって・・・その本、どうするんだよ!」
由里 「知らないわよ。・・・コーヘイが悪いんだからね」
耕平 「・・・あの~・・・オレ、あいつの事あんまり知らないんですけど・・・・・二人だけで何を話せとゆーの?」
由里 「知ーらないっ・・・こうなったのは、あなたの責任でしょ? ・・・トラブル招くその性格・・・なおすいい機会なんじゃないの?」
耕平 「・・・お前・・・むっちゃキツイ事ゆーなー・・・・・・・・それかして(本を示す)、・・・その話しは後にしよ・・・今はこっちの方が先決」
由里 「あ、逃げたー・・・」
耕平 「・・・さっきちょっと思い付いた事あってさ、・・・マンガだったか小説だったか忘れたけど(カバンからペンを取り出す)、こいつと似たような本が出てくるんだよ(頁をパラパラしている)」
由里 「・・・それで?」
耕平 「・・・それでね・・・」
由里 「・・・・・エッ?・・・」
耕平は手に持ったペンで、本にガリガリ書き込んでしまう。
由里 「ちょっと・・・ばかっ・・・このアホっ!・・・・・なにしてんのよアンタッ!」
耕平 「・・・この本には要するに、読んでいる人の過去が書いてあるわけだ。・・・じゃあ、未来は書き込めないのかな・・・って発想なんだけど・・・・・あらら」
由里 「どしたの?」
耕平 「・・・書き込んだ字が消えちゃった」
由里 「良かったじゃない・・・一時はどうなるかと思ったわ。・・・コワイ事しないでよねー・・・・・不思議な本なんだから・・・そんなペンくらいじゃうけつけないんだよ、きっと」
耕平 「そうなのかなー・・・確かに一度は書けたんだけど」
由里 「・・・でも、なんて書いたの?」
耕平 「・・・今から一分以内に、ここにお客が来る」
由里 「それで?」
耕平 「で、店員に「いつもの」って注文する」
由里 「・・・それだけ?」
耕平 「うん」
由里 「書くんならもっと夢のあること書きなよ。そんなの普通にだってありそうじゃない」
耕平 「そうだけど・・・ヘタなこと実現したら怖いし、とりあえずは、ジャブって感じで・・・」
由里 「意気地なし・・・かして!(奪う)・・・あたしだったらね・・・」
耕平 「おい、だから消えちゃうんだってば」
由里 「あ、そっか~・・・(書くのをあきらめる)」
SCINE.4-4 友達
まもりが入場してくる。
店の扉を開け、まっすぐ席につく。
真二 「いらっしゃいませーっ!・・・」
すぐに真二が出てくる。
まもり「・・・こんにちは、真二くん。・・・いつものお願い」
真二 「はい、かしこまりました・・・(まったくの営業口調とは違う)」
真二は引っ込もうとするが、耕平&由里の横を通りぎわに、
真二 「・・あっ・・・こちら、もう少々お待ち下さい」
由里 「ア、はい・・」
で、真二退場。
SCINE.4-5 パレード
由里 「・・・ねえ今、及川君なんか様子おかしかったと思わない?」
耕平 「・・・ほらあの客、ほんとに「いつもの」って頼んだぞっ?」
由里 「あのひと及川君と、どういうカンケイなんだろっ?」
耕平 「やっぱりその本に書いた事は、現実になるんだよ!」
まもり(耕平と由里がいるのに気付いて、ギョッとしている)
耕平 「・・・」
由里 「・・・」
耕平 「・・・由里君・・・君はなんで興奮してるの?」
由里 「・・・・・ね~っ、やっぱりその本に書いたことは、ほんとになるみたいだね・・・まいったな・・・」
その間にまもりは、本当に本を持っていったあの二人なのか、確認しようとしている。
まもり「・・・(やっぱりそうだとわかって)・・・うっそぉー・・・」
耕平&由里は、まもりの方を見る。
まもりは急いで目をそらす。
耕平 「(気を取り直して)・・・ますますそれって、大変な本みたいだな」
…………………………………………………………………………………………
最近、ようやく念願のホームページ作成のソフトが手に入りまして。
これから時間のあるときを見計らってHP製作にいそしもうかなと。
思っておる次第であります。
完成はそうだなー、今忙しいから、来年の春頃には、遅くても花粉症の季節が終わる頃には、とりあえずの形でも立ち上げたいな、と思っております。
内容は過去の僕の文章作品を整理し発表する場として。
それから好きな音楽、映画、漫画、小説(?)のレビューのようなもの。
演劇―――舞台照明、路上演劇についての雑想。
…などなどな感じであります。
出来上がったらリンクを張りになぞ、お邪魔することもあるかと思います。
その時はよろしくお願いいたしますm(__)m
それではまた近いうちにお会いしましょう!
でわでわ
鉛筆カミカミ