場所は六本木、morph-tokyoというライブハウス。
僕はあるインディーズバンドのライブを聴きにやって来た。
バンドの名前はCLick。
僕が2005年の5月に千歳烏山で出逢い、それ以来ずっと追っかけをしているバンドだ。
メンバーは5名。
ボーカルのKennyさん……主な曲の作詞・作曲を手掛けているリーダー。
それからギターのShimakenさん……CLickのムードメーカー、人気者で体育会系だ。
ベースのAkkyさん……一見物静かだが、内にはすごく熱いものを持っているのだと演奏を見ていて感じる。演奏をしている時の曲に入っている表情はたまらない。
ドラムのRIDERさん……もう一人のムードメーカー(というか、CLickは全員が個性豊かでキャラが立っているので、全員がムードメーカーであり、パフォーマーであるといえる)。代表曲『電車でWAR』の冒頭での車掌帽をかぶってのパフォーマンス、「発車しまーす!」の掛け声はもうお馴染みだ。
最後にキーボードのYukaさん……CLickの紅一点。財政担当であり、CLickの「頭脳」だと僕は思っている。ある意味CLickを目立たないところで引っ張っているのは、彼女である。
ライブが始まった。
前のバンドの時間が押して、定刻よりは遅いスタート。待ちかねた。
いきなり始めの曲は聞いたことのない新曲だった。しかしいい感じ。Kennyさんの熱唱がかっこいい。
あとで分かったがこの曲『チャンス』というらしい。
そして2曲目になんと、CLick最高の一曲だと僕は思っているし、もちろん代表曲である『指きりをしよう』をもってきた!
これにはドキリとした。
身の毛は総立ち。ゾクゾク…今思い出してもゾクッときた。かっこいいッッ!!
そのあとはもう「時間を忘れた」というか、時間という概念すら頭っからなかった。
ただやってくる音とパフォーマンスの波と鼓動に揺られ、楽しんだ。
「今」だけを感じられた。
こんなことは久しくなかった。
…今回は演出が良かった。
衣装はインディーズになってスタイリストさんがついたのだろうか、みないつもより何倍もかっこ良かった。
CLickという集団としてのまとまりもあり、同時に柄物の中に一人真っ白なシャツを着るドラムのRIDERさんがいる、というようなアクセントもある、魅力に溢れたスタイルだった。
そしてスタッフサイド。
照明が良かった。
今までのmorph-tokyoの照明の中ではダントツで良かったと思う。
実はCLickの出番を待っている間、前のバンドの演奏を外で見ていたのだが、「今日は照明がかっこいいなー」という印象は持っていた。
CLickの時これで手ー抜いたらぶっ殺す。とも思っていたのだが(笑)そんな心配(?)は見事に杞憂になった。
キッカケ(照明の変わるタイミング)がバッチリだったし、プラン自体も良かった。曲調に合っていて、色合いもバライティーあり、綺麗だった。
突然のアンコールにも何とか対応していていて、及第点(偉そう?)。
<注>一応僕プロの照明屋なんですよ。2007年3月までは。よろしうに。
ライブの様子に戻る。
このライブで特に印象に残った曲の一つに挙げられるのは、『一本桜』。
ケニーさんの熱唱に、身振りのひとつひとつに心が入っていて、情景が浮かぶ。
モチーフとなった、九州にあるという樹齢300年(だったか?)の、大きな桜の木。もう心の中では見ている気分になっているが、いつか実際に見てみたい。
この曲をレコード会社のスタッフに頼み込んでシングルに入れてもらったというCLickメンバーの気概は、すこぶる正しいものだと思う。
その魂がある限り、CLickは道を間違えることはないし、本物であり続けると思う(またまた偉そう?)。
…そう、今回のライブを観ての最大の感想は、「CLickは本物だ」というものである。
今までもライブを見て(聴いて)もちろん良かったし、楽しかった。
しかし今回のライブを観ていた間の感覚は今までとはワンランク違っていた。
「ムチャクチャかっこいい!」「本物だ…」そういう言葉で表せるこの気持ち、この日のライブを聴いたCLicker'sには解ってもらえるだろうか。
そして『鼓動』が始まった……
RIDERさんの叩く曲中を貫くドラムの音がまさに「鼓動」。すごくかっこいい。
いつもよりは遅いテンポの『鼓動』。これが新鮮で、僕が今回演出が良かったと言った一つの理由だ。
そして最後の挨拶が入り、『鼓動』のリズムが変わる。速まる。
二度目の「全身身の毛総立ち」。やっぱり思い出すとゾクゾクする。
「ムチャクチャかっこいいッ!!」と意識する間もない。ただ気持ちいい。このままこの場所の空気の中に揺られていたい。
大トリだったので、もちろん観客からアンコールの要請が入る。
メンバーが出てくるとなぜか「Shimaken!Shimaken!」のコール。人気者。
アンコールの曲は『ときめき』。
ファンの間で根強く人気のある曲だし、もちろん僕も大好きな一曲だ。
サビで振りが入る。『指きりをしよう』・『10センチ』・『電車でWAR』などでも入るが、これもライブが楽しい一つの理由。曲に合わせてみんなで、そこにいるメンバーもファンも含めたみんなで振りを入れる。
一つになってる気がするし、単純にもう、楽しい。
これでメンバーのテンションも上がるのだろうな、と想像できる。
そういう訳で、2007年1月11日夜、本当に楽しかった。
次回は2月17日、場所は吉祥寺曼荼羅。
次回も絶対参加しようと心に決めた。
参加しなかったら勿体ない。
できたら友達も誘いたいな。
P.S. RIDERさん。
誕生日プレゼントは僕が持っている全CDから厳選したマイ・ベスト盤と、勝手に僕が編集したCLickのベストCDです。記念に貰ってくださいませ。
では、長い文章お付き合いありがとうございました!
僕はあるインディーズバンドのライブを聴きにやって来た。
バンドの名前はCLick。
僕が2005年の5月に千歳烏山で出逢い、それ以来ずっと追っかけをしているバンドだ。
メンバーは5名。
ボーカルのKennyさん……主な曲の作詞・作曲を手掛けているリーダー。
それからギターのShimakenさん……CLickのムードメーカー、人気者で体育会系だ。
ベースのAkkyさん……一見物静かだが、内にはすごく熱いものを持っているのだと演奏を見ていて感じる。演奏をしている時の曲に入っている表情はたまらない。
ドラムのRIDERさん……もう一人のムードメーカー(というか、CLickは全員が個性豊かでキャラが立っているので、全員がムードメーカーであり、パフォーマーであるといえる)。代表曲『電車でWAR』の冒頭での車掌帽をかぶってのパフォーマンス、「発車しまーす!」の掛け声はもうお馴染みだ。
最後にキーボードのYukaさん……CLickの紅一点。財政担当であり、CLickの「頭脳」だと僕は思っている。ある意味CLickを目立たないところで引っ張っているのは、彼女である。
ライブが始まった。
前のバンドの時間が押して、定刻よりは遅いスタート。待ちかねた。
いきなり始めの曲は聞いたことのない新曲だった。しかしいい感じ。Kennyさんの熱唱がかっこいい。
あとで分かったがこの曲『チャンス』というらしい。
そして2曲目になんと、CLick最高の一曲だと僕は思っているし、もちろん代表曲である『指きりをしよう』をもってきた!
これにはドキリとした。
身の毛は総立ち。ゾクゾク…今思い出してもゾクッときた。かっこいいッッ!!
そのあとはもう「時間を忘れた」というか、時間という概念すら頭っからなかった。
ただやってくる音とパフォーマンスの波と鼓動に揺られ、楽しんだ。
「今」だけを感じられた。
こんなことは久しくなかった。
…今回は演出が良かった。
衣装はインディーズになってスタイリストさんがついたのだろうか、みないつもより何倍もかっこ良かった。
CLickという集団としてのまとまりもあり、同時に柄物の中に一人真っ白なシャツを着るドラムのRIDERさんがいる、というようなアクセントもある、魅力に溢れたスタイルだった。
そしてスタッフサイド。
照明が良かった。
今までのmorph-tokyoの照明の中ではダントツで良かったと思う。
実はCLickの出番を待っている間、前のバンドの演奏を外で見ていたのだが、「今日は照明がかっこいいなー」という印象は持っていた。
CLickの時これで手ー抜いたらぶっ殺す。とも思っていたのだが(笑)そんな心配(?)は見事に杞憂になった。
キッカケ(照明の変わるタイミング)がバッチリだったし、プラン自体も良かった。曲調に合っていて、色合いもバライティーあり、綺麗だった。
突然のアンコールにも何とか対応していていて、及第点(偉そう?)。
<注>一応僕プロの照明屋なんですよ。2007年3月までは。よろしうに。
ライブの様子に戻る。
このライブで特に印象に残った曲の一つに挙げられるのは、『一本桜』。
ケニーさんの熱唱に、身振りのひとつひとつに心が入っていて、情景が浮かぶ。
モチーフとなった、九州にあるという樹齢300年(だったか?)の、大きな桜の木。もう心の中では見ている気分になっているが、いつか実際に見てみたい。
この曲をレコード会社のスタッフに頼み込んでシングルに入れてもらったというCLickメンバーの気概は、すこぶる正しいものだと思う。
その魂がある限り、CLickは道を間違えることはないし、本物であり続けると思う(またまた偉そう?)。
…そう、今回のライブを観ての最大の感想は、「CLickは本物だ」というものである。
今までもライブを見て(聴いて)もちろん良かったし、楽しかった。
しかし今回のライブを観ていた間の感覚は今までとはワンランク違っていた。
「ムチャクチャかっこいい!」「本物だ…」そういう言葉で表せるこの気持ち、この日のライブを聴いたCLicker'sには解ってもらえるだろうか。
そして『鼓動』が始まった……
RIDERさんの叩く曲中を貫くドラムの音がまさに「鼓動」。すごくかっこいい。
いつもよりは遅いテンポの『鼓動』。これが新鮮で、僕が今回演出が良かったと言った一つの理由だ。
そして最後の挨拶が入り、『鼓動』のリズムが変わる。速まる。
二度目の「全身身の毛総立ち」。やっぱり思い出すとゾクゾクする。
「ムチャクチャかっこいいッ!!」と意識する間もない。ただ気持ちいい。このままこの場所の空気の中に揺られていたい。
大トリだったので、もちろん観客からアンコールの要請が入る。
メンバーが出てくるとなぜか「Shimaken!Shimaken!」のコール。人気者。
アンコールの曲は『ときめき』。
ファンの間で根強く人気のある曲だし、もちろん僕も大好きな一曲だ。
サビで振りが入る。『指きりをしよう』・『10センチ』・『電車でWAR』などでも入るが、これもライブが楽しい一つの理由。曲に合わせてみんなで、そこにいるメンバーもファンも含めたみんなで振りを入れる。
一つになってる気がするし、単純にもう、楽しい。
これでメンバーのテンションも上がるのだろうな、と想像できる。
そういう訳で、2007年1月11日夜、本当に楽しかった。
次回は2月17日、場所は吉祥寺曼荼羅。
次回も絶対参加しようと心に決めた。
参加しなかったら勿体ない。
できたら友達も誘いたいな。
P.S. RIDERさん。
誕生日プレゼントは僕が持っている全CDから厳選したマイ・ベスト盤と、勝手に僕が編集したCLickのベストCDです。記念に貰ってくださいませ。
では、長い文章お付き合いありがとうございました!