おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

『タイヨウのうた』を観ました。

2008年03月23日 01時21分47秒 | コラム・批評・エッセイ
 TSUTAYA DISCASで借りて観ました。
 とても良かったです。

 debbyさんお薦めの映画。
 そういうふうに以前言われていて、それがきっかけで借りました。

 僕は元々YUIというアーティストが大好きで、『CHE.R.RY』はもちろん、他のロック調のナンバーもとても好きで、はっきり言ってファンです。

 この映画を観て思ったのは、「相手を思いやる気持ち」「真っ直ぐな気持ち」って大切だなあと。
 最近大人になるにつれ、生活や人間関係が複雑化してきて、なかなか自分の理想通りに事は進まないのですが、そんな流れに巻き込まれつつも、自分の中のしっかりした信念と、その時その時における、相手に対する最大限の思い遣りは、忘れたくないものですね。
 そんなことを思いました。

 この映画は、最後にヒロインが死んでしまうストーリーなんですが、最後のスタッフロールで、スペシャルサンクスに香港映画の『新不了情』と書いてあって、実は、この『新不了情』という映画は、僕の好きな映画ベスト3に入るような大好きな映画で、そういえば『新不了情』も最後にヒロインが死んでしまいます。
 たぶん、似たところのあるストーリーの映画だから、了承をとったんでしょうね、映画製作する際に。
 でもこんなところに、なにか「縁」のようなものを感じてしまいました。

おっちーもろもろの事情その後

2008年03月21日 23時53分44秒 | ニュース・報告
 その節はお騒がせしました。debbyさんのことですが、あれから可笑しいくらい進展していません。
 一度あれがあった直後くらいに、「お疲れ様でーす」と小声で言って会釈してすれ違っただけで、それ以来一度も会っていません。同じ会社なのに。
 個人的には仲直りしてもいいなあと思っているのですが、きっかけがなく、かといって自分から思い切ってごめんなさいするとか、行動を起こす勇気もなく。
 そんなこんなでもう一月経ちました。
 これからどうなるんだろう。。。
 ずっと同じ会社にいるんだし、いつかはどうにかなるんでしょうが、でも、僕個人としてはもうわだかまりとか、そういう感情はないので、少なくとも悪い方向には進まないだろうと思っています。
 そんなわけで、ここ一月は一人でデスクで昼飯食っています。
 文章塾のサイトを見ながら食べているので寂しい感じはしないんですが、やっぱり僕は大勢で食べた方がご飯はおいしいと思うなあ。

 さて、我が家のことに話題は移ります。
 母です。
 退院したという話はいたしたと思うのですが、今はベッドの上で、僕の少ない蔵書を読みまくっています。恋空とか、君空とか。
 でもやっぱりいえの家事のことが気になるみたいで、僕からすると、「無理してまた~」、って感じなことを繰り返してます。僕が会社に行っている間、二階の掃除と、洗濯くらいはしてくれているようです。
 確かに洗濯とか毎日してくれる人がいるっていうのはものすごく助かるんですけどね~、こないだ通院に会社を半日休んでついて行った時に、「ここも新しく骨折してますね」軽く先生に言われてました。だから洗濯物干す時とか、苦しい姿勢になるだろうから、無理はしないで欲しいと願っています。
 僕がようやく明日夕方から体が空くので、家中掃除するよ!といっておきました。そう言うと安心するのか「助かる」って言ってました。まあ言うだけじゃなくほんとにするんですが。掃除。

 それから心配なのが父の事で、母の世話から、食事作るのから、全部やってくれています。僕は最近家で夕食を食べることがほとんどなかったので二人分なんですが、後片付けも食器洗いもやってるのだろうし、過労が心配です。
 なので明日は夕方から暇なので、夕飯作るのを手伝うことにしました。
 まあ手伝える事なんてたかが知れてるんですが、少しでも心理的負担がなくなればいいな、と。
 で、僕が夕食を食べる時は、後片付け食器洗いはすべて僕担当なので。。。まあそれはいいのです。父が気分転換できる時間を作ってもらえればいいなと思います。

 でも父と僕はつねにケンカしてるし、…てか父が勝手に怒り出すんですよ。僕はなにか会話をしようと思って話しかけるんですが、父にはそれが気に入らない突っ込みだったりするようで、最後には必ず怒ります。なんだかな~
 でも数分後には普通に話してるわけで、父子って、こういうものなのかもしれないですね。うーむ

 それを聞くと母はすごく嫌がって、仲良くしなさい、と言われます。
 しょうがないんでこれから父が風呂からあがったら腰でも揉んでやります。
 僕は手の平が温かいそうで、父親が言うにはマッサージ師向きなんですって。
 まあそんなことはいいんですが、最近外の活動ばかりに目がいっていたので、たまにはうちの中の事に気を配るのもいいことだと思っています。

 今日また母が泣いていました。
 自分が情けない。世話ばかりかけて申し訳ない。自分で何にも出来ない。
 のだそうです。
 そんなこと気にして欲しくないんですけどね。父も言ってましたけど、大丈夫だって。
 母は、父が疲れてるんじゃないかと思って、僕と同じように心配してるみたいで、それもあるみたいです。父は「大丈夫だって、そういうふうにグジグジ言われる方がイライラするんだ」なんて言ってますが、僕から見ても、父は無理してるな、と思える感じがして、親孝行しておこう、今のうちに、と思いました。
 別に特別なことを無理してしなくても、本気で気遣って、心を配れば、案外人間元気に生きていけると僕は思っているので、そんな感じで、家族には接していきたいですね。

 母には僕が病気になったとき、本当に世話を掛けたので、その恩返しができるいい機会だと思っています。
 でも本当のことを言うと、そのことを忙しくて忘れがちなんです。
 だからここに書いて、自分に忘れるな、忘れるなよ、と頭の中に張り紙をはっているつもりでいます。

 適当に頑張ります。
 あさっては太極拳でーす。ドキドキ。
 さあ、力は抜いて集中しよう。

 また来ます。
 ではでは。

おち

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2008年03月19日 01時37分30秒 | 戯曲・つれづれ
    ゆずの『夏色』が流れ始める。
    日井周平、似千川まひる、五橋夏生の三人は自転車に乗ってサイクリングをしている。
    『夏色』のイントロが終わると、曲がストップ。
    その瞬間、周平、まひるが前で、夏生がうしろで自転車をこいでいる。

夏生  この長ぁいい長い下りぃ坂を~♪
まひる 何?
夏生  君を自転車ぁの~うしろぉにぃ乗せて~♪
周平  音痴!
夏生  うるせ(え)、ブレーぇキいっぱい握りぃしぃめて~♪
三人  ゆっくりー、ゆっくりー、くだってく~♪

    突然激しい車のブレーキの音が鳴り響く。
    三人は自転車から放り出される。
    転がる三人。
    夏生はいなくなる。
    周平とまひるが倒れている。

まひる あいたたたたた…

    まひるは起き上がろうとする。
    辺りをキョロキョロ見回す。
    そばに倒れている周平に気が付く。

まひる 周平

    まひるは周平に駆け寄る。
    途中、体中の痛みに顔をしかめる。

まひる イタッ!…

    周平に近づき、声を掛ける。

まひる 周平、大丈夫?

    周平からは返事がない。

まひる 周平…周平!…死んじゃったのぉ?

    まひるは周平の体を揺する。

まひる 周平! 周へーい!
周平  いたたたたた…
まひる 周平ッ! なんだ生きてんじゃん、良かったあ

    まひるは周平の体をはたく。

周平  痛っ! 痛いよお前!ナニスンダヨ!

    周平は起き上がる。怒っている。

まひる 元気じゃーん、よかったぁ
周平  元気じゃねえよ、体中いてーよ。
まひる あたしも。私たち、一体どうなったんだろ?

    周平はまわりの景色を確認する。

周平  あれっ?夏生は?
まひる ああ夏生くん?…わからない。
周平  わからないじゃねーよ。探そうぜ。
まひる うん、

    二人は立ち上がろうとするが、体が痛くて立ち上がるのに苦労する。

周平  (イ)ツッ!
まひる …!…(体が痛いのを我慢している)
周平  痛えー、事故にでも遭ったんかな。
まひる 夏生くん!?
周平  ちげーよ、俺たち三人。
まひる えっ?私たちが?
周平  そう。自転車に乗ってて、突然車が出てきたところまでは覚えてるんだ。
まひる 車にぶつかったってこと?
周平  それならもう俺ら病院に運ばれてるよな。この程度の怪我ですんで良かったけど、それにしてもここはどこなんだろうな。
まひる 天国だったりして。
周平  あぁじゃあ俺たちすでに死んでるんだ。
まひる うん。
周平  冗談。足なくなってないし。
まひる 古典的発想だねえ。外国の幽霊って足あるんだよ、知ってた?
周平  知らねー。それより、夏生と自転車探そうぜ。
まひる うん。

    二人は辺りを歩き回る。

周平  夏生ー!
まひる 夏生くーん!

    探し回る二人。
    しかしいくら探しても、夏生も自転車も見当たらない。

周平  しっかしここいくら歩いても何にもないな。
まひる 草と木しかないね。
周平  ほんとにあの世なんじゃねーの?
まひる あたしたち、死んだんだ。
周平  だってさ、生きてる実感がないっていうか、変な感じがしないか?
まひる うん、ふわふわしてる感じはするよ。
周平  えーーー……
まひる あっ

    雨の音。
    雨が降ってきた。

周平  うひゃっ、雨かよ。まいったな、雨宿りするところなんかないじゃんか。
まひる 周平、あの木!
周平  あぁ、でっかい木があるな、向こうの方に。あそこまで走るか。
まひる うん!

    二人は木に向かって走る。
    木の下に駆け込み、体についた水滴を払う。

周平  いやー、まいったまいった…
まひる 周平、雨がピンク色。
周平  えっ!?

    周平は周囲を見渡す。

周平  …まわり中、ピンクの土砂降りだぁ。
まひる 雲も…

    周平、頭上を見上げる。

周平  うわっ、なんだこりゃ。雲までピンク色かよ。
まひる やっぱりここ、あの世なんだよ…

    その瞬間、周平がなにかを感じ取ったようだ。
    周平は、フラフラと木の下から離れる。

まひる 周平、どうしたの? 濡れちゃうよ。

    周平は、まひるから離れていく。

まひる 周平?
周平  似千川、いいから、お前はそこにいろ。
まひる え? 周平は?
周平  俺は、行かなきゃいけないところがある。
まひる え? 私も行くよ。
周平  お前は、そこに居ろ。
まひる どうして? こんなとこで独りにしないでよ。
周平  サンキュ、似千川。お前にはたくさん思い出をもらった。
まひる ……。
周平  ここで、さよなら。
まひる …なによ、それ。
周平  ……
まひる わけわかんないよ! わかるようにちゃんと説明してよ!

    周平は、何も答えない。

まひる あたしはついてく。周平のこと追っ掛けるから!
周平  …じゃあな、似千川。もう二度と会わない。
まひる ふざけんなーーーッ!!

    まひるはついに木の下から飛び出る。
    土砂降りの雨の中、二人が少し間をおいて向かい合う。

まひる ふざけんな、周平。なんであなたと別れなきゃならないの?…理由を知りたい。

    そこで、うしろの遠くの方に夏生が現れる。

夏生  まひるちゃん!まひるちゃん!起きてよ!まひるちゃんまで死んだら、俺どうしたらいいんだ!
周平  ぶっちゃけ、
まひる は?
周平  ぶっちゃけ、俺似千川のことが嫌いなんだ。
まひる なにそれ
周平  なにかあると俺にばっか頼って、我がままばっか。泣き虫で、怒りっぽくて、感情的で、自分勝手で、似千川といると、俺自分のことなんにも出来なくなっちゃうんだよ。自分が自分でなくなっちゃうんだよ。
夏生  まひるちゃん!俺、本当はまひるちゃんのことが好きだった。でも周平に遠慮して…あいつ親友だからさ、わかるだろ? あいつが死んだら、まひるちゃんの事を守るのは俺しかいないと思ってる。だから…
まひる 私は周平のことが…

    まひるは周平の方に駆け寄ろうとする。
    後方では、夏生が冠のようなものをかぶっている。そして、周平とまひるの間を通る。
    「冠」には桃色の細長い布がついていて、結果、二人の間を隔てるピンクの川になる。

周平  動くな!

    まひるは周平の言葉を受けて、ビクッと動けなくなる。
    しかしそれをすぐに振り切って周平の方に駆け寄る。
    走り寄ると、ピンクの川のところで壁にぶつかったように進めなくなる。

まひる なによ!これ!?

    まひるは見えない壁を押したり、叩いたりするが、「壁」はびくともしない。

周平  似千川

    周平は、見えない壁に、両手を広げて当てる。

まひる 周平…?

    まひるも、壁に両手を広げてつける。

    二人の掌と掌の距離が、少しずつ狭まっていく。

    そして、触れようとした瞬間、
    周平は桃色の布に巻かれて小さくなってしまう。

    まひるもその場に座り込み、倒れる。

    冠を外し、布を片付けた夏生が、倒れているまひるの傍にたたずむ。
    まひるは目を覚ます。

夏生  まひるちゃん! 気が付いた? お医者さんも大丈夫だって言ってる。良かったよ。
まひる …周平は?

    夏生はうつむき無言で答える。

まひる いつか君の泪がこぼれおちそうになったら何もしてあげられないけど 少しでもそばにいるよ……♪

    まひるはか細い声で歌う。
    もう一度、ゆずの『夏色』が流れてきた。


                  <終>

最近なんだかのんびりペースです。

2008年03月18日 00時09分26秒 | 日々つれづれ
 ここのところずっと体中がグーグー眠っています。

 一月前くらいまでは、今から考えると覚醒していた感じで、なんでも来い! やったるゼ! みたいな感じだったのですが、今はめんどうで、最小限のことしかやらない。

 基本的に僕はやりたい時に、やりたい事しかやらない主義なので、そういうときに無理してやろうという気はサラサラおきません。

 でも文章塾の諸活動もちゃんとやってるし、演劇もやってる。別に元気がないわけじゃない。

 なんか不思議な感じ。
 これで普通なんかな。

 ただ、生産性、創造性に乏しい毎日。
 なんとかしなきゃなとは思うが、やる気になるまでは絶対になんにもやらないと思う。

 こういうとき困るのが日々こなさねばならない「仕事」で、
 ほんとうは、やりたくない!
 でも、実績は残さなきゃならないし、仕事なんだから結果を出さなきゃならない。
 オフィスの机に座ってるのが、だる~。ですわ(笑)
 早くこの場から解放されたい、っていった気持ちばかりがつのる。

 でもね、タラタラやりながらでも、結果は残せるということにも気付いたの。
 うまくね、頭と今までの経験を使って、形だけを作る。
 その結果だけみたら、それほど一ヶ月前に残していた結果ともそんしょくないんじゃないかな。

 とりあえず、五月に路上演劇祭で役者、六月にrap-mamという劇団の芝居の照明、七月にいよいよ一人暮らし開始、とやることは決まってる。
 それまでもちっとテンション上げてこか。

 そういえば小説も戯曲も、アイデアばっかり貯まってまだ形にならない。
 そのへんも考えよっと。うまく時間を使おう。

 そういえば、報告し忘れていたことが。

 先週の土曜日に、川口で行われた「みちばた劇まつり」というイベントに参加してきました。
 やったのは仮装行列みたいにして駅前をねり歩いた(ハチの着ぐるみをまとい、金属製のゴミ箱をゴンゴン叩きつつ)のと、マーチングという見せ物、それから五分くらいのラジオドラマ(声だけ芝居)にも出演したのの三つ。
 結構それで刺激を受けて、演劇に対する気持ちがまた新たになった。
 来年は路上で、自分の創った芝居を見せてみたいな、という秘かな思いも浮かんできたりこなかったりしている。

 そーいうわけで、まーマイペースで頑張ります。

 ではでは。

病棟の中の空気ってこんな感じ。

2008年03月09日 23時41分43秒 | 文章塾
 時は近未来。この世界とは違うパラレルワールドでのお話。

「うわ~暑い」
「寒いですう」
 地球上には極寒の地と灼熱の土地がある。そこで暮らす人々の苦労は計り知れない。
 そこで世界中の科学者が集まり、暑くもなく寒くもない…地球の気候をちょうどいいものにする研究が行われた。
 研究は難航を極めたが、十年後、何度もの失敗を経て、ついにその研究は実現化された。
「これで人々の悩みは大きく減ることだろう」

 その成功した研究の仕組みはこうだ。
 まず、地球を覆う大気圏の直下に、高濃度のガスを停滞させる。つまり、そのガスで地球の大気を覆うということだ。ビニルハウスの原理である。
 そして、全世界各地に点在させた基地の煙突から、大気に、ある成分の気体を大量に混入させる。もちろんその気体は、人体に無害なものである。
 研究に研究を重ねたその気体の効果はすさまじく、それが地球全体を包み込むことによって、地球全体は一定の温度に保たれ、風も吹かず、雨も降らなくなる。
 ただし、雨が降らなくなっては植物が生きられなくなってしまうので、水を降らせる人工の仕組みも考案しなくてはならなくなったが。
 研究はすべて成功したように思えた。

「なんかちょうどいい気候って、つまんないね」
「うん、気分がなえてくる」
「そんなこと言うんじゃありません。偉い学者さまたちが私たちのためにしてくださったことなのよ」
 しかし、事態は深刻だった。
 研究が具現化されてからまもなく、世界中の人々が、無気力無感動な精神状態におちいったのだ。
 仕事もしない、学ばない、子供もつくらない、何もしない。
 ついには食べることさえおっくうになり、病人が世界人口の大半を占めるまでになった。

「これはいけない」
 学者たちは新たな研究を始めた。
「地球に刺激を取り戻すのだ」
 結果研究は実現され、夏は最高気温五十度、冬は最低マイナス四十度という環境がつくられた。
 そして一般市民の声…

「いいかげんにしてくれよ!」



 この文章は、第二十二回「文章塾という踊り場」、お題「「極寒または猛暑、冬または夏」暑さ or 寒さを感じさせる、あるいはそれにまつわる作品」に投稿したものです。
 この文章に対する、文章塾塾生の皆さんからのコメント、それに対する僕の返信コメントはこちらから。

 ではでは。よろしくお願いします。

今日は、今日ぼんやりと思ったこと、決心したことを、まとめるためにこの記事を書きます。

2008年03月06日 23時41分04秒 | 気づき
 さて、僕は今まで、そのとき目の前にいる方々の気持ちを、自分の行動で傷つけたり、気分悪くなったりすることのないよう。
 そのことを第一に人と接してきました。

 僕は最近、なぎさひふみさんに薦められた『四つの約束』という本を読み返しています。
 その中にでてくる一つ目の約束。

 正しい言葉を使うこと

 というものがあります。
 その観点から考えて、僕のこういう人との接し方って、如何なものかなーと考えてしまいました。
 僕って、その人の言ってること間違ってるな、と思っても、気分を悪くさせてしまうのが嫌だから、なにもその事については触れないんですよね。
 それってどうかなーと思っています。

 それってある意味、人と本気で接していないのでは?
 なんてことも考えます。
 逃げているのでは?
 とも思います。

 他人の気分を害させてはいけない。

 それはそうなのかもしれませんが、何かを一緒にやる仲間とは、同じ空気を吸う者同士では、もう一歩踏み込んでいいのではないかという気持ちになってきました。
 あー、でも仕事場はダメですよ。仕事場の人間関係は距離をとらないとうまくいかないと思います。
 だけど思いましたが、仕事場でも、本当に一緒に一つの仕事をやっていかなければならない、密な関係を構築しなければいけない、という必要があった場合は、これも当てはまるのかもしれない。

 そろそろ相手に本音を言いながら、付き合っていく術も覚えるべきなのかもしれません。
 もしかその言葉で相手が気分を多少害するように思えても、それはなすべきことなのかもしれませんね。
 だってホンネ腹に抱えて言いたいことも言えずにやってったら辛いじゃないですか。
 ただの感情論ではなく、理由のある意見なら、相手だって聞いてくれると思います。
 ポイントは伝え方(言い方)とタイミングでしょう。

 自分はこう思っている、これこれこういう信念をもっている。
 なら、それを表現することは悪いことではないのではないでしょうか。
 言葉の端々に、会話のあちらこちらに、それが垣間見える関係というのも?
 面白いのでは。

 そうして表現する「個」を尊重しあうというのはきっと、悪くない関係ですよね?

 僕っていろんな信念を持ってますけど、それを表現することは「突き進むこと」しかないと考えていたんですよ。
 どう? こういうの、どう?
 て周りに見せて、人を変えられないか、とずっと思っていました。
 特に大学生時代の後半はずっとそんなんでした。そのやり方で後輩を育てました。大体それなりに成功しましたけど、最初の頃は失敗もあった。僕がまだ知識も力もなかったから。
 でも今、この文章で言っていることは、ひとと「議論」することも必要だな、と。
「俺はこう思うよ、お前はどうよ?」
 そのくり返しで、見えてくるものも、生み出せるものも、互いの成長も、あるのではないか?

 要は自己主張、自己表現のしかたに関する、「気づき」でした。

 『嫌われることを恐れるな!』



 最近ちょっとお休み期間に入ってまーす。
 あんまり皆さんのブログとかにコメント入れていないでしょ。
 すみません、今ちょっと力を貯め込みたい時期なのです。
 とりあえず今度の文章塾が開講するまで、こんな感じで続きます。

 よろしうです。

 ではでは。

青い空のもと歩む道

2008年03月01日 10時11分09秒 | 小説・短編つれづれ
 道を歩くとあなたが見える

 でも あなたは
 いつも 遠くで手を振るだけなのね

 見守るだけなのね

 好きなひとは いるの?

 どんなひと?

 私も そのひとに近づこうと思うから
 教えてよ

 空を見上げるとあなたの笑顔
 あなたはめったに笑わないけど
 微笑みだけでも この胸に 残しておくわ

 誰が好きなの?
 その眼の中に 私はいないの?
 私があなたに できる事はある?
 迷惑なだけ?
 私は…
 そして今
 目の前の空を少しの角度をもって見上げる
「スカイブルー…」

 みんなこの下にいるんだね

 安心して この道をゆくよ

 誰が私を 見ていなくても

 いつか誰かと 出逢うから
 この青い空のした。 少しだけ上のほうを見て



 久々に詩を書きました。
 いつか自分で作詞作曲した歌を歌いたい(歌うのは自分じゃなくてもいい)、と思っていて、その下準備。

 最初は曲を作ってから、それに思い浮かんだ詩をのっければいいや、と思っていたのですが、それだと詩の力が薄まるかもと思い、元々作った詩を、曲にのせて修正するという方法にすることにしました。
 それなら相乗効果も生まれるかもしれないし。
 
 そんなんで、やっています。

 この詩は、僕が今書いている、戯小説『ONE EYES』に出てくる、「田中みどり」という人物の気持ちをモチーフにしたものです。
 また違う登場人物で書いてみます。

 ではでは。