おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

ふう~っ、ようやくひと息

2008年06月14日 00時16分39秒 | ニュース・報告
 6月9~11日に僕が照明のプランを担当している芝居の仕込み~本番がありました。
 この芝居の出来自体はとても良く、お客さんの反応も、来場者数も上々、いいこと尽くめのひと公演でしたね。
 この出来にするために、稽古場のメンバーはきっととても頑張ったのだろうなあと、半年以上の稽古を重ねたメンバー達に拍手を送りたい気持ちです。
 本当にこの芝居、稽古を見に行くたびに面白く変化して、本番の楽回も観たのですが、何度も観た芝居のはずなのに、全然退屈しなかった。とても面白く観れました。
 普通は自分の関わる芝居って、本番になったら、それまで十分見て知っているのであまり熱中しては観れないものなのですが、この芝居は違った。
 それはきっと、今回の芝居が脚本芝居でなく、役者同士が話し合い、ワークショップを重ねる中で作った、といういきさつの芝居だったからなのかも知れません。
 ライブの面白さがあるんですよ。
 だから細かい台詞なんか、結構毎回変わっちゃう。それが興味深い。まあ照明音響には入れるタイミング(=キッカケ)の台詞というものがある訳で、それも変わるかもしれないのでキッカケがとれず、スタッフ泣かせな芝居ではあるんですが、観ている方には生ならではの面白さがあって、この方が面白いですよね。

 でもこんなことを言えるのは、今回は僕が照明のオペ(操作)を後輩に任せていたからなんですが。
 自分が照明のプラン(デザイン)を手掛けた芝居の本番を、10年やってて初めて客席で観ることができました。
 様々な発見がありました。
 照明ってこんな風に役者に当たって見えるんだ、と、今さらのようにじっくりと見ました。
 役者の演技って、こんなに一人一人が重要で、すてきなものなんだなーなんて思いました。ひとりひとりの積み重ねがこんなに大切なのか。人間ひとりの力ってこんなにもちっぽけで、でも確実にあって、重なるとこんなにも存在のある、魅力的なものになるのか。
 いろんなことを思い知りました。
 また良い経験をしました。

 今回の照明を作るために、多くの方々の手助けをいただきました。
 オペレーターはなんの縁か知り合いになり、照明のいろはを教えたこともある、現在は立派な照明家の大学4年生。
 仕込み・バラシには、大学のサークル時代の先輩方に来ていただきました。一応みなさん会社員なんですけどねー^^; あり難いことです。

 照明やって長いんですが、未だに完璧な作品を作ったことはありません。当たり前です
 今回は観てくれた方々から感想が聞けて、いつもよりも自分の中でフィードバックする内容を濃くとることができました。これまたありがたいことです。
 自分だけじゃわかりませんからねー。自分の作品が、どうだったのか、どこが良くて、どこが悪かったのか。
 なので明日、休みなのでもう一回フィードバックしよう、…余裕あったら…レポート書こう、と思ったりなんかもしています。

 そういう訳で、以下は明日また考えようと思うのですが、月末の土曜日に、また照明の仕事が入ったこともお伝えしておこう。俺は会社員じゃ。
 そして7月頭にも仕込み・オペの仕事が…。くり返すようだが、俺は会社員じゃ。
 うーん、照明は楽しいんですが、これだけ重なると、ちょっと会社員としての自分はじっとりと嫌な汗をかくなあ。
 楽しそうにやるからいけないんかな。もっと辛そうに………無理(笑)。

 ですから、またあまり記事の投稿とかできないかもしれないんですが、暇を見て皆さんのブログは覗きに行っているので、僕を忘れないでくださいね(^^)。
 文章塾の作品も、一応はもう出来ているんですが、出してません。たぶん出す(笑)。またちょっと違う路線で攻めてます。

 ではでは。