おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

P.S.そう言えば…

2006年01月31日 22時30分05秒 | 文章塾
 今度、ASAHIネットでやっている、
 へちま亭文章塾というところで、
 800字の小説を募集していて、
 それに応募してみました!
 その応募を発見したのが締め切りの1日前で、
 反省ばかりの文章になってしまったけれども、
 お暇がある人は、覗いてみて、
 感想を読ませて下さい。

 よろしくお願いします!

 アドレスは、

 http://bunshoujuku.asablo.jp/blog/2006/01/30/231519

 です。

 それではまた。

第32、38、42、45、47、51、53篇。

2006年01月31日 22時05分46秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
   第32篇

 人の気持ちをひとつひとつ大切に感じて生きていけたら
    人生ってほんとに楽しいものになるのにね。


   第38篇

 こだわらなければ
    不幸にならないのに
 こだわらないと
       幸せになれない


   第42篇

 意志の力は自分の心を容易に動かせない
 だけど、目の前にある現実は、
 いま目の前にいる君は、
 僕の気持ちをいとも簡単に動かしてしまう
 だから僕は生きているんだ
 生きていくために、
 めいっぱい自分をぶつけまくるんだ


   第45篇

 自分は自分
  自分は自分のまま


   第47篇

 オレのものは オレのもの
 だけど
 輝かない


   第51篇

 わたしは今を、『義』のために生きよう。

 そのときどきの『情』に動かされるのではなく、
 大きな一つの『筋』を通すため、
 そのために生きてゆこう。


 人は、いつも夢を見る。
 そして、「いつか何かをなさねばならない」
     「いつか何かを手に入れねばならない
 そう考えるのは、すべてが変わってゆくから。
         みんな、自分の明日がわからないから。


 別に、リキむことはない。
 特に、モトめることもない。
 すべては、アタエ、アタエられ、
      ウバイ、ウバワれる。

 そうして世界は、総じて変わらない。


 だから、流されるままに。
 『神』の御心のままに。
 『生きてゆく』のではなく、
 ただ、そこにいればよい。
 そこにいるために、そこにいればよい。


   第53篇

 『移ろう季節』をかみしめないと、
 止まってくれない、時間がある。

 『永遠の時』を感じていないと、
 伝えられない、想いがある。



 ……以上の作品で、
 「詩集第2章『めぐり流れる一つを見すえて』」
 は終わりです。

 最後の方は、大分飛ばしました。
 だってつまらないんだもの!
 書いてる時はテンパってて、面白いと思って書いていたんだろうけれども、
 面白くないものは面白くない!
 やっぱり今は、小説とか脚本書いたほうが面白いものが書けるような気がするなあ。

 …さて、明日からこのブログ、どうしましょうか?
 大昔書いた詩集は2冊でおしまいで、
 他にバラバラに書いた詩とか、戯曲のアイデアメモとかあるんで、
 それを記していくことにしましょうか。

 …それともメキシコに行った時の日記を写真付きで載せるのもいいな。
 でもメキシコでつけた日記が、今とある事情で手元にないんですよね。
 このアイデアは、日記が戻ってきてからにしましょう。

 それではまた明日ー!

第30、31篇。

2006年01月30日 22時33分53秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
   第30編

 世の中でこんなに悩んで苦しんでるのは自分だけなんじゃないか
 そんな錯覚を覚えるのも当然だって思えるほど
 やっぱり生きるってのはそれだけで大変な事なんだよね

 世の中の人はみんないろんなものを抱えて生きているんだ
 今 この通りを歩いているあの人もこの人も
 僕の知らないいろんな経験を抱えながら 今を生きているんだ

 そう考えるとこの世のあらゆる全ての人たちが面白く見えてくる
 興味が出てきて 話をしてみたくなって
 そしてその人のことが理解れば理解るほど・・・・
 その人のことが好きになる
 人を好きになるって 全然難しいことじゃなくって
 そういうことなんじゃないかなあって思う

 自分以外の人間から共感やときに感動を得る喜び
 自分が必要とされてるって実感できる喜び
 自分の安心できる場所があるっていう喜び
 そして 自分をほんとうにわかってくれている人がいるっていう喜び
 こんな自分でも人を喜ばせられるんだって感じる喜び
 ・・・・そんな喜びを与えてくれた人への感謝の気持ち
 それが人を好きになるっていう感情なんじゃないのかなって何となく思う


   第31篇

 誰にも言わない。
 外にさらせば消えてしまうような
 そんなもろいもの
 だけど、だからこそなにより強い

 私を強くするそんな思いを守っていたい
 だからこの気持ちは、誰にも言わない

第二十八、二十九篇。

2006年01月29日 18時24分27秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
   第二十八篇


 「信じたい」
 本当にそう思っている相手ほど
 裏切られるのが怖くなって
 わたしは信じることができないのです




   第二十九篇


 あらゆることを方便によって肯定する癖がついてしまってはいないか
 それが他人に対することだけならまだいい
 だけど、その対象を自分にまで広げてしまうのはどうか
 自分に対して甘えを持つことは、自分の成長を妨げることになる
 理屈ばかりがうまくなると、人はその理屈を駆使して、あらゆる面倒なことを避けるようになりやすい。
 ひとはそうかもしれない、だけど僕はこれが正しいと信じるから自分だけはこれを貫く。
 ・・・そんな気持ちってあんまり人に認められることは少ないけど、やっぱりすごく大切なんだと思う。
 大勢の人がすることが、正しいとはかぎらない
 いや、もしかしたら、間違っていることの方が多いのかもしれない
 今なんて、何が絶対正しいかなんてことは誰にだってわかるような時代じゃない。
 だからこそ、どんな考え方でもいいから、一つ、絶対っていえる信念を持つことが、現代の世の中を元気に生き抜くには大切なことなんだと思う。
 誰かに「ただの独りよがりじゃん」なんて言われてもいい
 とにかく、心の底から信じられるポリシーを自分の中に築き上げること
 そうすれば、まず、自分の身体が動き出す

 一つのことを成し遂げる途中で
 自分の中に湧き上がってくる方便に負けるな
 自分に甘えるな
 自分の中では何となく納得できるかもしれないけれど
 現実の世界には、何も残らない
 僕は、間違いなく現実の世界の中で生きているんだ
 ときどき「この世にあるのは自分の心だけ」なんて錯覚起こすけど、そんなのはあくまで錯覚。
 そんな気持ちに流されてたら、結局は現実がむなしくなって、深みのない自分の心の中に逃げ込む回数がどんどん増えていくだけ。
 そう、自分の心の内で、僕の自由になる部分なんてのは、ほんとに思ったより全然少ない。
 だけど、外の世界には、なんだかんだいっても無限の可能性が間違いなく存在するんだ。
 その無限の可能性が、僕の心の中にも実は存在している無限の可能性を刺激して、僕自身の可能性を広げてくれる。
 だから生きることって楽しいんじゃないか
 悩んでしまったら、とにかく動いてみること
 がたがた言わないで最後までやり通してみること
 それからいろんなこと考えてみた方が、きっと、楽しい。

第二十六、二十七篇。

2006年01月28日 11時20分06秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
 第二十四、二十五篇は、とてもツマラナイので、再び、飛ばします。
 それでは、第二十六篇、二十七篇をどうぞ!




   第二十六篇


 自分の中にある「さみしさ」を 素直に認めると
 人は ひとに対して 優しくなれる




   第二十七篇


 何もかもを知ると
 何もかもがわからなくなる

 空が青い理由を学んだことで
 私たちは何を得たのか

 そして 何を失ったのか


 あなたのほんとうの気持ちを知ったことで
 わたしの失ったものは


 この宇宙(そら)の心は
 数え切れない色が 重なり合って
 一つになった白色の光

 けれど ひとは「真実」を求め 「過ち」をおそれる

 そこから生まれたものは何だったのか


 「幸せ」を求めて生きて
 ひとは本当に幸せだったのだろうか

第二十二、二十三篇。

2006年01月27日 17時56分29秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
 第二十二篇は内容がつまらないのでとばします。
 では、第二十三篇から。




   第二十三篇


 桜の季節にカバン背負って
 みんなと歩いた並木の写真も
 無邪気なイタズラ 忘れた頃から
 教室の隅でけむりに濡れてた

 恋にも満たない恋人達が
 走って帰った 別れのT路地
 クロスフェードで 目に映る現在(いま)は
 デジタル化された 砂のdisplay

「幻だけじゃないはずだった想いが 幻に変わってしまった悲しさは
 夢のようで 涙には変わらない」

 この街にだって 行くあてはなくて
 昔は感じた「時代」の自信も
 失くした心は 知識の結果
 今はあてなく「終わり」を探して

 あのとき信じた一つの思いも
 流されめぐって 季節が変われば
 いまが愛しく 過去は はかなく
 永遠(とわ)を失くして この手にあるのは

「一つを手に入れることは 他のすべてを失うことだ
 残された可能性のすべてを 自ら捨てることだ」

 この目に映るすべてをえるなら
 めぐる流れも とどまるのではと
 一つをつかんで 一つを失い
 それでもいつか このそらを満たすこと

第二十一篇

2006年01月26日 17時08分54秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第二十一篇



ひとの目を見れなくなった私は
べつに彼がキライなのではなくて
べつに彼女に恋しているワケではなくて
今にも崩れそうな自分を
見透かされてしまいそうで怖いのです

だからといって目をそらしても
かえって 昨日の夜
自分の中からなくしたはずのものを見られてしまったようで
責める目線が 無言のまま
いつまでも裸の身体に突き刺さっているような気がします
小さな頃に叩き込まれた
してはいけないこと 見てはいけないもの 考えてはいけないことは
今の私が人の中で生きようとするときに
いつもこの足を引っ張っています

幾つもの夜を越えるうちに自らに刻んだ人生の真理は
そのときはとても尊いものに思えたけれど
昼間の私の生活にはただの足かせにしかなりません

どうして私は一つになれないのでしょう
どうして私は幾人もの人間になれないのでしょう
どうして世の中はこうも一つ一つが違うのでしょう
どうして世の中はこんなに変わっていくのでしょう

すべてはそのすべてを否定するために生き続けています

第十八篇、第十九篇、第二十篇

2006年01月25日 18時02分27秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十八篇


「本物」を目指すっていうのは、そんなにいい事なんでしょうか。
もっと自然に、ただ生きる。
ただ、人と一緒にいて、毎日を過ごして、ただそれだけでいい。
そんな風じゃあ、・・・・それじゃあ、いけないんでしょうか。




  第十九篇


周りの人がもう変わってしまったと思い込んでいるから
小さな心のサイン気付かずに
大切にしていたはずの
一つ一つの小さなやさしさ忘れていた




  第二十篇


井の中の蛙って幸せだったんじゃないだろうか
世界が広がるほどに 自分の居場所はわからなくなる
私は何処にいればいいのか 私は何をすればいいのか
正しい正しくないに関わらず
迷うことなく一つを信じられるというのは
心の幸せの一番の基本なのだと思う

第十七篇

2006年01月25日 01時03分17秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十七篇


僕らの住んでるこの世の中って
一筋縄じゃいかなくて グチャグチャで わけわからないことたくさんあって・・・
そんなこと誰もがわかっている
大切なのは そのめちゃくちゃなものを単純化して見れることなんだ
ほんとの先は見えなくても
それでも今やることに突き進んでいける 突き進ませることが出来る
そんな力なんだ

第十六篇

2006年01月24日 00時25分53秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
インターネットの接続の調子が悪くなって、
復帰するまで更新できなくなっていました。

さて、ようやく復帰!




  第十六篇


自分の内面を巡る旅路は もうそろそろ終わりにしてみようかと思っている
マイナスに落ち込まない強さは 少しずつ持てるようになってきたけれど
プラスのパワーを爆発させることが いつの間にか苦手になっていた
辛いことには耐えられても 楽しい時間を作れなくなってきた
「あー、楽しかった」って心の底から言えるときがなくなってきた
心の内にパワーをためこむにはもう十分だ
今日からはその力を自分の外側におこう
集中を 自分から周りに移してみよう
自分をずっと面白がらせるために そのためだけにいろんな事をやっていこう
めんどくさいこと考えるのはひとまずここで中断
カラッと明るくやっていけば全ては多分うまくいく
とりあえずウケ狙いでいってみよう
24時間ノンストップハイテンションいってみよう
難しいことはおいといて いつも笑って勢いつけて 絶対に立ち止まらない
「永遠」に続く深い意味なんてどうでもいい
そんなものみんなだいたいわかってる
みんなでしんみり突っ立ってるのはなんかヤだよ
軽く思われたって 笑われたって 全然関係ない
「ほんとの自分」は自分の中にちゃんとあるし
きっとみんなほんとはわかってくれてる
でもわかってくれてなくても やっぱりそれはあんまし関係ない
なぜってなぜだか難しいことはよくわかんないけど
何となく絶対 そうだと思う

第十五篇

2006年01月19日 23時24分15秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十五篇


人の内側は 本当はもうなにがなんだかわからないものなんだけど
人の放つ言葉は そのほんの一部をつまみ出して
すごくわかりやすい形にしてくれる
その「形」はほかの人の内側に入り込んで いろんなイメージを形作る
人の中のなにがなんだかわからないものの面白いところは
そういうイメージにすごく敏感なところ
それひとつだけの時は なにがなんだかわからなくて
どんな事でも「あり」な気がしていたのに
その「イメージ」が出来ると 急にその周りだけ密度が高くなって
僕は まるでその周辺だけが「正しい世界」であるかのような感覚になる
それでもって 人の心のすごいところは
その「世界」によって 感情の動きが色々な方向に「はまって」いくところ
そもそもの言葉の本意だとか現実の真実とかはぜんぜん関係なくって
問題になるのは 出来上がった「イメージ」の方
だから「考えの持ちよう」によって人の感情はある程度コントロールできるし
逆にちょっとした言葉の誤解だとか勘違い
すれ違いで人と人との運命は大きく変わっていくことがある

さらに思うのは 世の中にはいろんな人がいて
いろんな性格があったりするわけだけど
それだって要は いろんな事に対したときに
「イメージ」を作る形だとか場所とかいうものに「癖」ができているだけで
そもそもの内面の「わけのわかんないもの」は
みんな大して変わらないんじゃないか ということ
僕が前々から言ってる事のひとつに いい意味悪い意味両方含めて
「人はひとりじゃなくなると人ではなくなる」っていうのがあるんだけど
その辺もこれとおんなじような位置にある考えだと思う

ひとりでぼーっとしてるとき
頭の上にある言葉にならないようなモヤモヤしたものは
みんな共通に持ってるものなんじゃないか
なーんて思っている
でもそれを言葉にしたとたんに
別のひとがその言葉を飲み込んでからそれぞれの中に膨らむイメージは
なんだか最初の本意とはぜんぜん変わってしまってたり
そもそもイメージなんか膨らみもしなかったり
いろいろするわけだ

こんなこと言ってると
あの人のあんな部分なんて 私の中にはない!
なーんてことを言われちゃいそうだけど
なんだかんだ言っても ある人の可能性は 他のすべての人にもあるわけで
今は意識してなくても それは確実に君の中にもあって
たぶんそれは 今は何か他のものに一生懸命に抑えられてるか
それとも これまでまったく縁がなくて意識されたこともなかったか
どっちかであると思われる

ある視点から考えるとあるイメージができて
また別の視点からは別のイメージができて
人をそれぞれのイメージの世界の中にはめこんでしまうのだ
どっちの世界だろうが その人にはそれが真実なのだ

それで 人間っていうのは生き物だから
生き物としての第一の本能から
自分の存在を危ぶむようなものには 当然大きな感情の動きを感じるもの
まずそれを前提として覚えておいてもらって
次に 先の「真実の世界」は結構癖になるパターンが多くて
それがその人にとって嫌だろうがなんだろうが
その人はそこで生き続けねばならない
でもって人は
「夢」っていう大きなプラス方向のキャパを自分の中に持ってるんだけど
やっぱそれをどんな人だろうが持っていたいから
今の生き方に「自尊心」というか
今の自分の心の位置を正当化する「イメージ」を これは大部分が言葉で
作っておくわけだ
それがあるおかげで 普通に何かをしてるだけでも
自分のしてることが自分の中で特別視されて すごく高い位置に置かれて
それで自分に酔ったり出来もするのだ

いわゆる「アイデンティティー」とか「ポリシー」
「男のロマン」なんてのは それだってわかりやすいけど
実は「恋愛」とか「ロマンス」が気持ちいいのも
それとおんなじシステムだったりする
話を本筋に戻すと
人はちっちゃな「自己正当化イメージ」を無意識にたくさん持っていて
それを傷つけるということは つまりそれまでの自分
ひいては今の自分の存在をも危ぶむ結果と結びつく
それはその人にとって大変な人生の危機であり
心が大きく動揺してしまうのも当然
自分の存在を今まで通りに続けるには
自分を傷つけたその対象を否定するのが一番手っとり早い
だから人は世の中に嫌いな人ができていくのだ

第十三篇

2006年01月18日 00時47分34秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十三篇


ほんとうは弱くて
ひとりで生きていくことができないからこそ
人は他人を求め
ひとと生きてゆこうとするのだと思う
雨にも風にも負けないで生きてゆけるのなら
他人とのつきあいなんて
ただ面倒なだけで
意味のないことになってしまう
哲学やいろいろな思想は
確かに人の心を強くはしてくれる
だけど それと同時に
何かを心から消してしまう気がする
ひとと一緒に楽しもうとする気持ち
くだらないことで笑いあえる気持ち
先のことは考えずに ただ何かに夢中になる気持ち
子供っぽいのかもしれないけれど
先が見えないだけ純粋だったあの気持ちたちを
彼は久しく感じたことがない

第十一篇、第十二篇

2006年01月16日 22時39分52秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十一篇


欲しいものは欲しくて
でも
守りたいものは守らなくちゃならない



  第十二篇


これからは
自分の力で生きていくことにしよう
ひとにいつも甘えてばかりで
傷つけてばかりで
何か自分は変わったのか
強くなったのか
尋ねてみても
返ってくる答えは

何も変わってなんていやしない

そんなあきらめにも似た
空しい思いばかり
それなら一度
頼ってきたすべてを絶って
ただひとり
砂漠の真ん中を歩いている自分を感じながら
進んでいってみようではないか
そんな時間も
ときには いいではないか

第九篇、第十篇

2006年01月15日 23時14分51秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第9篇


いまのために
あのとき確かにそこにあった
気持ちさえ
嘘にしてしまっては
あまりに悲しすぎる



  第十篇


人はいくつもの
顔を持つように見える
だからといって
そのひとつひとつは
全て作りもの
という訳じゃない
でも本当のことは一つ
これは確かなんだ
だから君がそれを見つけたとき
それだけはいつまでも
信じてあげていて欲しい