今、巨人の投手・上原浩治のドキュメンタリー番組を観終わりました。
上原は今スランプの中にあります。そこから脱しようともがいています。
そんな最中に、上原は世界一を競う、オリンピックの出場メンバーに選ばれました。それは皆さんもご存知の通りです。
上原は今シーズンが始まった直後から、不調でした。
僕がテレビで見ていても、明らかにおかしかった。去年の上原ではなかった。
番組を見ていて、そんな上原浩治に今の僕が重なりました。
忘れていた、熱い気持ちが蘇りました。
僕は、大学生時代、舞台照明の「仕事」をしていました。
その頃の僕は、自信満々でした。
練りに練ったプランと、現場での直感的な発想、それが僕の武器でした。
「どうだっ!」って作った照明を観客に見せて、「おぉ~」と思い通りの反応が周りから返ってくる。
充実していたし、毎日が熱かった。
そんな絶頂期の折、僕は突然病気にかかりました。
今、その病気はおおよそ治りましたが、ここまで7年ちょっと掛かった。
そして、僕はハンディキャップを背負うことにもなりました。
照明家としては致命的な、「高所での作業ができない」というハンデ。
バランス感覚が劣るようになってしまったのです。少しバランスの悪い格好をすると、フラフラする。うんこ座りをしただけでも、じっとしていられず、よろけてしまう。
照明は、当たり前ですが、主に天井に吊るすものです。天井の上から作業することもありますが、高い脚立に登って、重いライトを持って設置することが多いのです。
今も時々そういう作業をしなければならない時があります。
そんなときはいつハシゴから落ちるんじゃないか、バランスを崩すんじゃないか、とドキドキしながらの作業になります。
こんな調子では照明家なんてなれない。
僕は照明の道をあきらめて、新しい、社会に通用するスキルを身に付けようと努力しました。
それがパソコンの道でした。
今日も「P(パソコン)検インストラクター」という資格の試験を受けに行きました。
結果は合格。自慢じゃありませんが95点。1問間違えです。
「見直しまでしたのにー。どこ1問間違ったんだろうー!?」というのが正直な感想です。そんなに試験自体は難しくないのです。
そんなこんなで、普通に取れるパソコンの資格は、知っている限りでは大体取り尽くしました(もっとも、まだシステムアドミニストレイターというでっかい資格が残っているのですが…)。
「この道で食っていくか」
そう思っていました。
けれど今日、「アツい思い」が蘇ったのです。
舞台照明にかける思いは、ハンパなものではなかった。
だからまだ、心のどこかに残っている。
今なら間に合いますか?
まだ追い掛けてもいいのでしょうか。
誰より本気だったものを、そんなに簡単に捨てられるでしょうか。
もう一度、あの業界に戻ってみてもいいかな。
やり直しはきくかな。
本気になれる場所は、あそこしかないのではないのか?
まだ本決まりではありません。
ゆっくり、考えてゆくつもりです。
もう一度、就職活動をするかもしれません。
本気で、生きていきたいのです。
バランスも大事です。
出来ることと、出来ないこともあります。
じっくり自分と向き合って、ほんとの自分を見つけて話し合ってみます。
周りの仲間も、大事なのです。
僕が照明の道を選ばなかったことで、少し戸惑った方々もいらしたようです。伝わってきました。
いちばんいい道を選びたい。
「今のぼく」これまでが築き上げた、現在の自分に一番合った場所が、あるはずです。
ゆっくり考えたいと思います。
ではでは。
上原は今スランプの中にあります。そこから脱しようともがいています。
そんな最中に、上原は世界一を競う、オリンピックの出場メンバーに選ばれました。それは皆さんもご存知の通りです。
上原は今シーズンが始まった直後から、不調でした。
僕がテレビで見ていても、明らかにおかしかった。去年の上原ではなかった。
番組を見ていて、そんな上原浩治に今の僕が重なりました。
忘れていた、熱い気持ちが蘇りました。
僕は、大学生時代、舞台照明の「仕事」をしていました。
その頃の僕は、自信満々でした。
練りに練ったプランと、現場での直感的な発想、それが僕の武器でした。
「どうだっ!」って作った照明を観客に見せて、「おぉ~」と思い通りの反応が周りから返ってくる。
充実していたし、毎日が熱かった。
そんな絶頂期の折、僕は突然病気にかかりました。
今、その病気はおおよそ治りましたが、ここまで7年ちょっと掛かった。
そして、僕はハンディキャップを背負うことにもなりました。
照明家としては致命的な、「高所での作業ができない」というハンデ。
バランス感覚が劣るようになってしまったのです。少しバランスの悪い格好をすると、フラフラする。うんこ座りをしただけでも、じっとしていられず、よろけてしまう。
照明は、当たり前ですが、主に天井に吊るすものです。天井の上から作業することもありますが、高い脚立に登って、重いライトを持って設置することが多いのです。
今も時々そういう作業をしなければならない時があります。
そんなときはいつハシゴから落ちるんじゃないか、バランスを崩すんじゃないか、とドキドキしながらの作業になります。
こんな調子では照明家なんてなれない。
僕は照明の道をあきらめて、新しい、社会に通用するスキルを身に付けようと努力しました。
それがパソコンの道でした。
今日も「P(パソコン)検インストラクター」という資格の試験を受けに行きました。
結果は合格。自慢じゃありませんが95点。1問間違えです。
「見直しまでしたのにー。どこ1問間違ったんだろうー!?」というのが正直な感想です。そんなに試験自体は難しくないのです。
そんなこんなで、普通に取れるパソコンの資格は、知っている限りでは大体取り尽くしました(もっとも、まだシステムアドミニストレイターというでっかい資格が残っているのですが…)。
「この道で食っていくか」
そう思っていました。
けれど今日、「アツい思い」が蘇ったのです。
舞台照明にかける思いは、ハンパなものではなかった。
だからまだ、心のどこかに残っている。
今なら間に合いますか?
まだ追い掛けてもいいのでしょうか。
誰より本気だったものを、そんなに簡単に捨てられるでしょうか。
もう一度、あの業界に戻ってみてもいいかな。
やり直しはきくかな。
本気になれる場所は、あそこしかないのではないのか?
まだ本決まりではありません。
ゆっくり、考えてゆくつもりです。
もう一度、就職活動をするかもしれません。
本気で、生きていきたいのです。
バランスも大事です。
出来ることと、出来ないこともあります。
じっくり自分と向き合って、ほんとの自分を見つけて話し合ってみます。
周りの仲間も、大事なのです。
僕が照明の道を選ばなかったことで、少し戸惑った方々もいらしたようです。伝わってきました。
いちばんいい道を選びたい。
「今のぼく」これまでが築き上げた、現在の自分に一番合った場所が、あるはずです。
ゆっくり考えたいと思います。
ではでは。