おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

メキシコ日記~11/19(土)後半~

2006年03月20日 13時58分00秒 | メキシコ日記
 ステージの上に上がって、みんなはじけるはじける。観衆の拍手を受けて、ステージの後方に並んだ
 後ろには、風船でいろんなものを作るパフォーマーとか、マジシャンのおじいさん(74歳!)とかがいた。

 パレードが終わり、衣装も着替えて、今度は全員でバスに乗り、交流会の会場へ

◎交流会
 椅子を丸く囲んで中央に机を置き、その上にアルコールとおつまみを並べる。日本から持ってきた泡盛とか、お酒を皆に振舞うため、テーブルの上に置く。ジュースもある(僕はこれオンリー)。お酒はテキーラが多かった。やっぱりメキシコ
 「サルー」で乾杯。談笑。マイクでいろんな人やピエロが何か喋っているが全然解らない
 しばらくして、JAPANチームの一人一人をみゆきさんが呼んで紹介。それぞれ歓声に答える。
 またしばらく経って、団歌を歌うことになった。十川さんの努力が実った。形式はみんなでハミングして、みゆきさんがマイクで歌詞を読み上げる形。替え歌の時は他の国々の人々の反応もイマ一つだったが、みゆきさんの機転で「上を向いて歩こう」をオリジナルの歌詞で歌ったら、いっぺんに会場がノッてきた。最後に替え歌バージョンの最後の歌詞「エンカンタド ムチョグスト/エンカンタダ ムチョグスト/コンニチハ アリガトウ」を歌い終わったら大喝采。とても気持ちが良かったし、嬉しかった

 話は戻るが、パレードが終わった直後、僕の着けているおっぱいで反応してくれたメキシコ人のサルバドール(前に出てきた人とは別人)と友達になった。ふざけ合って、その様子が結構周りの人達にもウケていたようだった。
 他の女性達にも笑われていたので、「オーッホッホ……」と高飛車笑いしたら更にウケた

 再び話を戻す。
 交流会に来ていた子供達に日本語を教えた。みんな好奇心旺盛で、自分の名前を日本語のカタカナで書けるようになろうと必死になっていた。初心を思い出させてもらった
 あとドイツ人の男の人と友達になった。日本人は日本酒持ってきてるのになんでドイツ人はドイツビール持ってこないんだと榎本さんが言った人。結構ふざける人で、一緒に楽しめた。笑い合った
 フランス人のおじいさん・フランソワさんが元気 手品やるわ曲芸みたいのやるわ大声で叫ぶわ乾杯のおんどを色んな国の言葉で何度もやるわで、すごい。これで74歳
 でも一息ついて皆の様子を眺めていたら、こういうのいいなってしみじみ思ってしまった。平和が一番 笑顔が一番

 交流会も終わり、ホテルへの帰路につく。
 着いてもロビーには、今日来るこーたさん、セサルさん、阿部さんの姿はない。
 部屋に入り、よし、来ないうちにとシャワーを浴びた。その時気付いたが、シャンプーとボディーソープと洗顔石鹸をギジェルモ氏の家のバスルームの棚の上に忘れてきてしまった 大失敗 明日誰かに言って持ってきてもらおうか?
 シャワールームから出て歯磨きも済んでしばらく経ったら、こーたさんたちがやって来た。意外と長旅の疲れも見せず、元気
 それから皆で1階のバーに行って(僕は飲めないけど)ビールと食事をとろうということになった。
 僕はアメリカンコーヒーを頼んだ。充分に4杯注げる量が運ばれて来た。これで115円。安っ それからセサルさんの頼んだ料理をつまみ食い。ステーキとトルティージャ。美味いっ
 そして今、床につこうとしている。セサルさんのいびきは噂通り。眠れるかな。
 お休みなさい。

メキシコ日記~11/19(土)前半~

2006年03月17日 18時36分36秒 | メキシコ日記
 今日も8時半か9時位に起きて、朝食をとった。メニューは、葉っぱで包んだちまきみたいの(僕が食べたのはちょっと辛い味がした)と、パン。あとコーヒー
 初めてギジェ氏宅の屋上に行った。洗濯物が干してあって、こんな広い屋上があったのかという感じ。
 屋上の一角に部屋があって、洗濯機が置いてあった。ここで洗濯が出来たのだな
 たかさんが僕の起きる前に観光に出掛けたそうで、僕も一緒に行くと思っていたらしく、「ゴメン」と言って出掛けたらしい。あれ?昨日一緒には行けないといったはずなんだけどな。
 今日はやっと慣れ親しんできたギジェ氏宅を離れ、ホテルへ移動の日。ヒストリーの皆とたかさんとは今日でしばらくお別れ。まあ、演劇祭会場で会えるんだけどね。
 ギジェルモ氏の奥さん(チェラさん)と別れの挨拶をした。ハグして、「アスタプロント!」本当に優しくて、暖かい人だった
 ギジェ氏の運転で、10時過ぎ、フォーラム組はホテルへ向かう。荷物全て持っての大移動。浄水器が使えなくなるのがツライ。まーそんなこと何とでもなるか
 そういえばギジェ氏宅を出る直前に、コンビニで初めてヨーグルトドリンクを買って飲んだ。和重さんお薦め。美味しいけど、日本のよりだいぶ濃い。和重さんは飲み残しを水で洗って飲んでいたが、僕はそのまま容器を捨てた。
 ホテルに到着 街中の、小ぎれいなホテル。一泊5000円位(?)。でも4人部屋。夕方、こーたさんとセサルさんと阿部さんが来るまでは1人。のんびりくつろごっと
 そーいえば昨日、初めて団歌の練習をした。十川さんと原田さんが夜到着したのでそういう流れになった。ギジェルモ氏の息子さん(ダントンさん)に聞いてもらったが、「意味が解るところもある」ということだった。アクセントとか、メロディーに合ってるかとか、意味が解ってもらうようになるまでには問題が多そう。(泣)……。
 茂子さんから、メロディーをバックでラララ……と口ずさんで、歌詞をラップ調に読んだらどうかという案が出た。悪くないかもと思う

 12時頃、茂子さん、原田さん、みゆきさんのフォーラム女性陣が、演劇祭のパレードに出掛ける時間だと声を掛けに来てくれた。
 1階のロビーで会場までのバスを待っていると、ピエロのメイク・服装をした父子(多分)が現れた。面白くて、可愛かった。きっと彼らもパレードの参加者なのだろう。僕はおばあちゃんの格好をして、「木」の傘をさすつもり。

 メキシコシティの道路はいつも渋滞。昨日は金曜日で夕立だったから余計ひどかったが、今日も車は多い。で、クラクションの嵐。プーッ、プップッ……

 バスでまず、ギジェルモ氏の事務所に到着。そこで、メキシコの地に於いて初めてフォーラムの稽古
 最初はボロボロだった(スペイン語が読めない!)が、ブレスの場所とかをみゆきさんに教えてもらって調子が出てきた。皆にも「別人になった」と言われた。茂子さんには「最初からやれ」と言われちゃったけど(笑)。
 台詞を全部スペイン語でやると決まってどうなることかと思ったけど、台詞を削ったり、日本語で読む部分を作ったりして、何とか形になってきた
 ギジェルモ氏の事務所、というかミュージアムで、遅いお昼(おやつ?)を食べさせてもらった。メニューは、パンとジュースと、あと色々。スープみたいの(忘れた)。

 それでいよいよパレード開始。僕はおばあさんの衣装に、ナウフラゴスの木の傘を持って歩くことに
 皆に見せたら大ウケで、おっぱいも作ろうということになって、榎本さんのマフラーと軍手と福原の軍手でおっぱいを作った。かなりセクシーなばばあになった
 福原は背広にちょんまげのカツラをかぶってサングラス。かなり怪しかった。榎本さんは新撰組みたいなキチンとした和服に、扇子を帯にはさんでいた。これは沖田総司みたいできまっていた。成沢さんと和重さんは、和服で、へいらっしゃいみたいな古い前掛けを帯びていた。こちらもいい形になっていたと思う。日本らしくて。あとの人はみゆきさんが目だけ隠す紙製のマスクをかぶっていたくらいで、普通の格好か衣装
 パレードが始まると、みんな掛け声で「ハッポン、ワッショイ」などと踊りながら歩いて、かなりアホなパレードとなった。でも楽しかった。
 他の国々の人たちも、ピエロの格好をしていたり、お揃いの緑の服を着てプラカードと横断幕を持っていたり、紫の色を全身に塗って高足を履いていたりして、かなりにぎやかな、個性に富んだパレードとなった
 パレードの最後に、会場の真ん中にあるステージに上がり、ギジェルモ氏に紹介を受けた

(続く)

今更ですが……

2006年03月14日 23時25分29秒 | コラム・批評・エッセイ
 突然ですが、そして今更ですが、「世界の中心で、愛をさけぶ」を観ました。
 DVDで。2回目。
 感動ですね。
 涙こそ流さなかったけど、すごく良かった。
 ああいう純愛ってしてみたい。
 朔太郎と、亜紀に負けないくらい、真っ直ぐな恋愛。
 お互いだけしか見えない、大人のしがらみなんか関係ない。
 何かに邪魔されて、ああいう恋愛ができなくなってるんですよね。
 なんだろ。
 プライドとか、変な、周りから影響を受けた価値観とか。
 知らず知らず周りを気にして、駆け引きみたいなゲーム恋愛になっちゃう。
 やだなー。大人って。
 でもアキとサクに気持ちでは負けない恋愛をしようと思う。
 宣言しちゃいます。
 でも負けちゃいそうだけど(苦笑)……
 でもね、作品的には、まだ甘いとも思うんですよ。
 描こうとしていた事が観ている人に伝わりきっていないと思う。
 まだ原作を読んでいないからはっきりとは言えないんだけれど、
 何でウルルが世界の中心なのかとか、
 唐突なんです。まだ。
 単に2時間の中に収まりきらなかっただけなのかも知れないけれど、
 3時間、いや2時間半?の大作にしてでも、そこは描いて欲しかった。
 感動したから言うんです。
 これからどれだけかかるか分からないけど、
 いつか、原作読みます。
 それで、僕なりのセカチュウを完結させたいと思っています。
 きちんと後片付けしないと。
 じゃ。

メキシコ日記~11/18(金)後半~

2006年03月14日 11時03分23秒 | メキシコ日記
 ワークショップ終了し(案の定テープはワークショップの最中に切れた。もうテープはない。阿部さん待ち)、車でみゆきさんを聞き書きワークショップ会場へと送る。お疲れ様です
 その後、車が立ち寄ったのは何故かギジェルモ氏のオフィス。入ると中庭にコンサート用のステージと客席が設置されていて、その横に遅い昼食(おやつ)の用意が 鶏肉を煮たのとか、生野菜(ブロッコリー・ニンジンなど)、パン、マカロニなどがメニュー。茂子さんは「不味い」と言っていたが、僕はそれほどでもなく、普通に食べられた
 車両を替え、今度は十川さんと原田さんを空港に迎えに。しかし途中すごい渋滞で、空港に着いたのが予定の45分以上遅れ。しかし幸運にも原田さんがすぐに見付かり、十川さんも後から合流してきた
 ギジェルモ氏宅への帰路もすごい渋滞。交差点では車が有り得ない方向から走ってきて、クラクションの嵐。何度か車がぶつかってきそうになりながらも(かなり怖かった。笑ってしまうくらい怖かった。すごい迫力(苦笑)。ユニバーサルスタジオみたい)、何とか突破し、帰路へ。
 だがしかし、細かい裏道を何度も通ったせいか、単に道を迷ったのか(今まで初めて通る道を何度も通った)、ギジェルモ氏の家に着くまで今までは考えられない位ものすごい時間がかかってしまって、帰ってから疲れ切ってしまった
 帰って、少しビールの買い出しに。コンビニへ出かけ、帰ると夕食の支度が整っていた。クリームソースにチーズの風味のついた料理がとても美味しかった
 フランス人の74歳のおじいさん・フランソワさん(やっぱりこの人もギジェ氏の家にホームステイしている)が、紫大根と呼べるような野菜をブロックにして皆に分けてくれた。外の見てくれはまるでナス。中は白。食べてみるとすごくカライ大根の味がした。水なしでは食べられない
 夕食を食べ終えたあたりで、ギジェルモ氏の息子さん(ダントンさん)(多分)がやって来て、ダンスパーティーに行こうと迎えにやって来た。そういえば僕も朝、誘われたのだった。その時は断ったけど、それはやっぱり正解で、その時、行く気力は全くなかった
 洋服のまま布団に寝転び()、もう何もする気力なしという感じで仮眠をとっていたら、ダンスパーティーに行ったはずの福原がもう帰って来た。もう終わったのかと聞くと、「今日は中止になりました」とのこと。なんだ
 そのまま歯磨いて薬飲んで寝ます。今日も現在午前3時半。
 おやすみなさーい。……
P.S.そういえばコンビニに買い出しに行く時、遅れてギジェ氏宅を出たので追い付こうと走ったら、皆に走って逃げられた。ヒドイ(笑)

メキシコ日記~11/18(金)前半~

2006年03月12日 08時19分15秒 | メキシコ日記
 そういえば、メキシコはサボテンとポンチョの国という先入観があったが、来てみたらそんなもの全然ないじゃんというツッコミが某女性からあった。砂漠があるのはもっと北の方と、また別の女性からの言葉。
 こっちに来てからまだ泥棒とか強盗の類に合う素振りもないので、「スペイン=泥棒の国」という図式は、僕の頭の中から消えつつある。
 今日はようやく時差ボケが捕れてきたのか、8~9時ごろに目覚め、皆で朝食を食べた。メニューは、榎本さんとたかさんが買ってきた、イモをすりつぶしたのを固めたような棒状の料理2種類(味はカレーにそっくりなのと、マイルドなクリームスープのような味)と、鶏肉と野菜のスープ(これが美味しかった ちょっと生姜風味で、醤油の日本の味に近かった)、パンにそれからパンに塗るもの数種類。パンに塗るのは、チョコレートの味と、キャラメルを溶かした(ハチミツ?)ようなのを食べたが、どちらもそれほど甘過ぎず、美味しかった
 只今11時。まだ時間に余裕ある

 しかしどーもこの、家の中も靴を履くという習慣に馴染めない。どうしてもベッドから降りた後とか、裸足で歩いてしまうし、逆に布団の端を靴で踏んだりしてしまう。不衛生だ

 これから茂子さんのワークショップに出掛ける。参加できるというので、楽しみ楽しみ
 メキシコの家って、カラフル。ピンクとかブルーとか黄色とか様々な色でペインティングしてある。壁はコンクリ?とにかく何か塗ってある。
 メイン通り沿いには近代的な建物もたくさんある。思ったよりメキシコはずっと近代的
 車で信号待ちしてる間、車の間を縫って物売りの人が何かを売りに歩き回る。びっくり。危なくないのかな?
 また、この国のバスは乗降口を開けたままで走る走る……。時々乗客が自ら閉める。なんだかなー
 この国は車もカラフル。TAXIはグリーン、他の車も白、ブルー……他、鮮やかな色が目立つ。乗用車は日本と同じだけど。

 2回目の茂子さんワークショップ。今回は僕とたかさんも参加
 ビデオカメラを教室の端に設置する。今日はこの場所で据え置き撮影
 今日は、足と腰のツボの講座
 足の指の骨の付け根(隣の指の骨との結合部分)あたりがツボになるらしい。肝臓や膀胱などに良い刺激を与えるツボを教わった
 腰は、肩を固定して腰をひねらせてあげるストレッチ(?)を習った。
 それから身体の調子が悪い人を対象に、お灸をすえる場面もあった
 腰のストレッチは、あと、膝を持って胸までつくように丸まらせて押してあげる運動も行った。
 そして最後に腰の左右を持ってブランブラン揺らしてあげる運動で締め。
 後は全身をリラックスさせる運動と(肩から先の力を抜く。で、ブランブランさせる)、丹田を意識してきれいな姿勢で立つ練習。お腹の前の部分を前に出して、お尻を引いて立つ。
 それで、その姿勢のまま「しこ」を踏み、その後、正座して皆でお辞儀をしながら「ありがとうございました」と合唱し、終了。(参加者は、「ありがとう」の発音はできても、「ございました」の発音に苦しんでいた)
 今日の参加者は7名に増加。また、皆、昨日よりも早くに来た。どうやら前日参加者の口コミで広まったらしい。

(続く)

メキシコ日記・その13~11/17(木)・後半~

2006年03月11日 12時48分41秒 | メキシコ日記
(続き)

 次の場所は、聞き書きワークショップ会場。入ると、つなぎの遊びをやっていた(だるまさんが転んだとか。よくあの人数で、あの狭い教室の中でやったと思う。でも、皆楽しそうだった)。
 しばらくそれをやって、前日の「振り返り」の時間になった。質疑応答含む。ここで今日2度目の訳者・みゆきさん登場~~。本当にお疲れ様です。この会場に来る前に、疲れてくると言葉がすぐに出てこなくなると言っていた。みゆきさんなしでは、今回のメキシコ演劇祭参加はありえません。本当にありがとう
 質疑応答が終わり(この聞き書きは役者になるために必要か、とか質問されていた。女優の茂子さん曰く「役者になる為には聞き書きは全く訓練しなかった。しかし、この方法はとても大切だ」ということだった)、実際の聞き書きが形になった公演をビデオで鑑賞。ここでもみゆきさんの翻訳が入る
 ビデオ鑑賞が終わると、実際聞き書きを行う段階に入る。皆、自分の宝物を持ってきて、その自分との歴史(思い入れ)について話し、もう一方は言葉を書きとる。15分で交代。2人ずつ組になる。
 ここで榎本さんの誘いにより、僕とたかさんも聞き書きワークショップに参加することになる
 僕はメキシコに来て買った炭酸水について、和重さんに語った。ちなみに和重さんが話したのは、8mmビデオカメラについて。阿部さんからの影響で始めた、という事。
 結局、ワークショップ僕らも最後まで参加した
 そうそう、驚いたのが、参加者の高校生たちの中にカップルが1組いて、隣同士で、ワークショップ中もずっとハグしたりキスしたりしてるの わーこれがこの国では普通なんだなー。日本もこれ位オープンになると楽だなーと思った
 終了後、車が来るまでしばらく待って、参加者たちをほぼ全員見送り(握手、ハグ、挨拶)、その後でギジェルモ氏宅への帰路につく。
 おっとその前に今晩のお好み焼き・餃子パーティー(結局そばは作らなかった)に参加するのぞみさんを車で拾う。
 前日の2度の転倒で、膝のじん帯を痛めてしまったというのぞみさん。今日は1日部屋で動かないでいたそう。のぞみさんのワークショップは全日程終了していたが、まだ公演本番がある。のぞみさんは、「やるかやらないかだ」と言う。心配
 ギジェ氏の家に着くと、そこには何人もの知らない外人さん(日本人も1人混じっていた)が 皆、多分演劇祭に参加するのだろう。今晩のパーティーにやって来たのだった。
 急いで調理にとりかかるJAPAN組。成沢さん、和重さん、福原が餃子の皮をのばし、僕とタケさんが肉を皮で包む。あとはお好み焼きチームと、和重さんの提案で始まった、ギョーザ用の肉で作ったギョーザ照り焼きハンバーグチーム
 かなり長い間何も食べずに作って他の皆さんに振舞っていたが、味は好評 最後になって食べてみたが、意外と美味かった。お好み焼きは特に。そういえば、照り焼きハンバーグの味は永遠に謎にままになってしまったな……
 食事とその後のお喋りも終わり。僕は早々にシャワーを浴びに2階に
 その後、寝る前の身支度を終えて、下に降りて成沢さんに話を聞くと、あさってから僕らフォーラム・シアター組はホテルに移動するらしいことが分かった
 明日来る十川さんと原田さんは、1回のリビングのソファーをベッドにして、一夜を明かすことになったらしい。
 で、寝ます。あ、もう午前3時半。
 以上

P.S. メキシコは今乾期で、すぐ喉がカラカラになってしまう。水は手離せない。  だから宝物

メキシコ日記・その12~11/17(木)・前半~

2006年03月10日 14時26分04秒 | メキシコ日記
 今日は昼頃起きて(3日連続同じ書き出し)、お手伝いのおばさんが何か食べるかと聞いてきてくれたので、Yesと答えると、卵とベーコンの料理を作ってくれた。それとパパイヤ3切れくらいと、昨日コンビニで買った菓子パンと、料理と一緒にもらった硬めのパン(電子レンジで暖めてくれた。その電子レンジはSHARP製!!)を一個もらって、遅めの朝食とした
 朝食は台所で食べていたのだが、朝食を食べている間、あれ、隣の部屋にいたはずのみんなの声が聞こえなくなったなと思ったら、仲間の姿は部屋中どこにもいなくなってしまった。2階に1人いたみゆきさんに行方を尋ねると、「スーパーに買い物に行った」らしい。朝食を食べている間にみんないなくなってしまったと言うと、「落合さんらしい」と笑われてしまった
 どうやら皆は、今日の夜行われる、「お好み焼き・そばパーティー」の材料を買い出しに行ったらしい。1人で2回で横になって音楽を聴いていると、1階から皆の声がしたので行ってみると、皆、帰ってきたところだった。
 それから、パーティーの為の仕込み開始 皆、キャベツを刻んだり、肉をこねたり、長ネギ・玉ねぎを刻んだり、色々とやることは多い。僕は最初、成沢さんの指示を受けて、豚肉に塩コショウしながら肉をこねる役を担った。それが終わると、今度はネギを刻む役。縦に包丁でスジを入れて、調理バサミでジョキジョキ刻む。餃子用の豚肉に入れながら刻んだら、もういらないだろう、というような量になってしまったので、今度はそばの薬味用にネギを刻むきざむきざむ……
 作業の途中でお迎えが来たので、茂子さんのワークショップ記録係として会場に向かう
 ワークショップの会場は、昨日のぞみさんがワークショップをやった会場と同じ部屋
 開始予定時間から20~30分くらい参加者が来なくて、ちょっと心配になったが、茂子さんや美由紀さんによると、ここメキシコでは1時間や2時間の遅刻は当たり前らしく、みゆきさんなどは、以前(留学生時代?)、演劇のワークショップに集合時間の30分くらい前にどうしても着いてしまうらしく、それから待って、更にワークショップの終了時刻になっても誰も現れないので、曜日を間違えたかと思っていたら、更にその1時間後(確か?)に皆が現れて、それからワークショップが始まったなんて事があったらしい
 今回はそんな話に比べると早く、30分位遅れで参加者が3人やって来て、ワークショップが始まった
 茂子さんのワークショップは、ケイラク(ツボ?)を刺激して、身体を健康にさせる、気の流れを知り、それをスムーズに流れさせる(?)という内容。
 肩こりのツボとかも教えていて、僕がワークショップに参加したかったと強く思った。
 記録は、なるべくベストなショットを絶えず撮り、ズーム、それから引いた画面をなるべく上手に使って、よい記録になるよう努力した。ただ、画面の角度が一定にならなくて、画面が斜めっている場面が多かったかもしれない
 終わってから、明日のワークショップはビデオを据え置きにして、僕と、たかさん両方ともワークショップに参加するといいと、茂子さんが言ってくれた
 ビデオが今日撮って残り一本も残っていない デジタルビデオテープが、まだどこに売っているか確認がとれていないので、阿部さんが来る(テープをしこたま持ってくる)までピンチかも。
 ワークショップの模様に戻る。参加者は、茂子さんの説明とみゆきさんの翻訳を真剣な面持ちで静かに聞いていた
 開始して1時間ほど経った頃だったか、更に2人の参加者が会場に現れた 途中からだったので、彼女たちが来る前に説明した部分は彼女たちの中で謎のまま残ってしまうという形になったが、とにかくワークショップは形となってまとまった
 最後に、気が高まっている状態の参加者全員で、1番重そうな1人の参加者を、両手の人差し指計2本で、残りの4人で持ち上げるという試みを行った
 最初に持ち上げる男の人の頭の上で、残りの女性陣が一定の間隔をあけて手を重ねて添え、気が高まってきて、手が暖かくなった頃合を見計らって、脇の下や、膝の裏に指を差し込んで持ち上げる(4人で)
 1度目はやり直しになったが、2度目は大成功 持ち上げられた男の人は、身体がフワッと浮き上がったと言っていた。
 ワークショップも終了し、迎えの車に乗り込むと、車はまず、榎本さんのワークショップ会場前に立ち寄った。5時過ぎくらいに榎本さんとタケさんがやって来て(タケさんが先。参加者に着物を着せたので、脱がせるのに時間がかかっていると教えに来てくれた)、2人を乗せ、次の目的地に向かう。

(続く)

メキシコ日記・その11~11/16(後半)~

2006年03月06日 17時44分42秒 | メキシコ日記
*写真は、ギジェ氏宅、玄関(この日の夜、開かなかったドア)。

(続き)

 バカでかい高校。とても広い。入り口に横断幕がはってあった。何て書いてあるのかは分からない。歩きに歩いて、ようやく聞き書きワークショップの会場となる教室に着く。またそこで知らない人と出逢う。握手、自己紹介
 僕とのぞみさんとサルバドールさんはたかさんの空港出迎えの為、車に乗り込み、空港へ(みゆきさんは聞き書きワークショップの通訳の仕事で高校に残った)。その途中で運転手が若いお兄さんに換わる。この人がノリの良い人で、カーラジオから流れてくる歌謡曲(?)に合わせて、歌い、リズムを刻み、叫び、揺れるメキシコだ
 渋滞につかまり、予定より15分遅れで空港に着く。橘たかさんの名前を書いた画用紙を挙げると、しばらくして、あっさりたかさんとご対面。やっぱりこのボード目立ったらしい。「向こうから私の名前が近づいてくる!」という感じだったらしい。作って良かった
 この後、フランスから来たお客様を出迎えるということで、僕らは暫く空港で待っていた
 そしてその方が到着し、ギジェ氏宅へ。……着いたしかし鍵が開かない中で茂子さんが寝ていたので、中から開けてもらおうと思っても、それでも(中からでも)開かない
 僕、窓を開けてもらってそこからギジェ氏宅内へ侵入。ドア開けを試みるが全く無理。その後、のぞみさんとサルバドールさんも窓から中に入って同じように試行錯誤したが開かない。結局、全員窓から入ることに。この事件、お手伝いさんが僕達の存在を知らないで鍵をかけてしまったのが原因だったらしい。それはギジェ氏帰宅後に判明。
 その後夕食。僕は酒が飲めないのでジュースで乾杯。他のみんなはビール(セルベッサ)。色んな国の言葉で乾杯をする。楽しい。夕食の途中、フランスからやって来たパフォーマー(フランソワさん)が手品を披露してくれた。よくあるといえばよくあるが、生で見てしまうとすごいと拍手してしまう
 ようやくメキシコ料理にも慣れてきた。不味くない。うまいうまい、うん
 ただスープがお皿に盛り付けられるので、ちょっと食べにくいかも。冷めちゃうし
 たかさんは道路を作るのがお仕事。明るい性格。頭良さそうな感じ。民衆の力で施設を作るんだという話に興味を持っているようだった
 今日は一番でシャワーを浴びた。すっきり
 明日は茂子さんのワークショップを記録する係。がんばりましょう
 おやすみなさい……

メキシコ日記・その10~11/16(水)~

2006年03月05日 18時05分11秒 | メキシコ日記
 今日は昼頃起きて(昨日と同じ書き出しだ……)、みゆきさんと榎本さんとでギジェルモ氏のオフィスに行った。それから榎本さんをワークショップ会場まで送ってもらい、今度はみゆきさんとサルバドールさん、運転手のおじさんとでのぞみさんのワークショップに向かった

 話が前後するが、ギジェ氏のオフィスに行くまでが大変な道のりだった。メトロで乗った路線の終点まで行き、そこからバスで――といってもそのバスを探すのが大変で、みゆきさんが5,6人の人に聞いてもまだどのバスに乗っていいか分からず、とあるバスの運転手さんに聞いてようやくこのバスに乗ればいいと分かったのだった
 その途中で通った屋台のポテトが美味しそうだった。油とケチャップの匂いで食欲そそるそそる。その屋台のあった場所が、屋台で小さな市場みたいになっていて、食べ物とか、本とか、色々なものを売っていた。時間があれば見て歩きたかった
 バスから降りた後も、通行人に道を聞き聞き歩き、ようやくギジェ氏のオフィスに到着。ビデオを撮ろうとしたが、係員にNGと言われてしまった

 門を抜けるとだだっ広い空間で、四方を建物に囲まれた中庭みたいな場所に出る。奥の建物に入り、階段を上がるとそこにギジェ氏がいた
 事務員か何なのかよく分からないが、4~5人の人に握手を求められ、挨拶をする。スペイン語で、例によって僕には解らない会話をみゆきさんがしていて、榎本さんも、若い事務員の女の人となにやら楽しそうにお話をしている……何だか取り残された気分・・・・・・にならないところが僕のいいところで、適当にへえ……と眺めていた。2人の様子、周りの様子を。

 それから榎本さんと別れ(榎本さんは自分のワークショップ会場に案内された)、車でのぞみさんのワークショップに記録を撮りに向かう

 着いてからはビデオに映した通りだが(このブログを読んでる人は見れませんね、すみません)、そこは「文化センター」で、中に入るとまず、子供たちが缶蹴り(?)をしているのが目に入ってきた。その後でも絵を書いたりして、そのセンターは子供達の集会場・遊び場になっているようだった
 そこは、地域の人々が協力して築いた建物(場所)で、公的なものではないらしい。
 奥の階段を上り、大きな絵が斜め前の壁一面に見える(写真参)。上ってから、左にカーブしている廊下を通り、のぞみさんがワークショップをやっている部屋の前に着く
 部屋に入ると、20代中盤位の若者6人と、座っているのぞみさんの姿が。入った時は2人で自由にパフォーマンスをやらせていた。言葉は無し、うめき声・叫び声と動作・絡み合いのみでパフォーマンスは進行する
 ちょっと経って、のぞみさんが僕とみゆきさんを参加者に紹介してくれる。みゆきさんの後で、思わず「エンカンターダ(「エンカンターダ」は女性の言葉。男性は「エンカンタド」)と言ってしまう。恥ずかしい

 そういえばまたまた話が前後するが、ギジェ氏のオフィスの入り口の向かいに市場があった。目に付いたのは、サボテンとか、クリスマスの飾り付け用の星型のような形をしたくす玉みたいなヤツ。日本のスイカ割みたいにして叩いて割ると、中からお菓子が出てきて、子供たちがそれを喜んで手にするんだそうな

 話を元に戻す。のぞみさんのワークショップはとても抽象的な感情だったり、関係だったり、状態などを複数の人数で表現するワークショップ。面白かった。本当は生で見たかったが、カメラマン故、ファインダー越しの様子しか僕の目には映らない。しくしく……
 ワークショップ終了後の別れの挨拶。ワークショップ参加者と握手、言葉を交わす。それからハグ。この国の人々は本当に挨拶に時間と、親愛の情をかける。日本もこうだったらいいのにと思うのは僕だけ?まあ日本の付き合い方には日本の良さがありますけどね
 その後、みゆきさんとのぞみさんとサルバドールさんと運転手のおじさんとで、聞き書きワークショップの会場に向かった

(続く)

メキシコ日記・その9~2005年11月15日(火)・後半~

2006年03月04日 10時34分38秒 | メキシコ日記
(昨日の続き)

 その後は、早めの夕食を食べるところを探して街を歩いた。宝石・アクセサリーショップの前には必ず防弾チョッキを着たガードマン(警官?)が立っている。お国柄だ
 結局早めの夕食は、地元料理の店で、タコスなどを食べた。もしかしてこの国の料理は僕の口には合わないのでは?と思い始めていたところだったが、この店の料理はソースが美味しくて、なかなか気に入った。ちなみに、コカコーラはこの国では「コカ」と注文するらしい
 帰り道(茂子さんのお迎えに向かう途中)、メキシコのセブンイレブンでアグア(水)を買った。この国は空気が乾燥しているので、水が手離せない。その代わり、トイレへ行く回数が増えるが
 再びメトロで移動、空港に着き、しばらく待って、茂子さんと逢う。風邪ひきのご様子。心配。最近とても忙しいらしい
 一緒に迎えに来てくれたサルバドールの車に乗り、一気にギジェルモ氏の家へ
 帰ったら(10~11時くらい)、ギジェの奥さんが軽い夕食を作ってくれた。それを食べ、レモン水を飲みながら(ボクの場合、他の人はビール)、翌日の予定の打ち合わせ。僕は、明日、のぞみさんのワークショップの記録(ビデオ撮ったりとか)に行った後、サルバドールさんと、たかさんのお迎えに行くことになった。ちょっとハード
 今日は汗かかなかったので、シャワー浴びないで寝る!

P.S. そうだ、ギジェルモの奥さん(チェラさん)の出してくれたスープとチーズが美味しかった。

(11/15終)

メキシコ日記・その8~2005年11月15日(火)~

2006年03月03日 15時01分33秒 | メキシコ日記
 今日は昼頃起きて、遅い朝食を食べ(卵料理とパンと昨日の「野菜ハンバーグ」の残り)、ヒストリー班の練習を見学し、一部をビデオに収めたが、しばらくしてまた眠くなったので、ビデオを片付けて寝てしまった
 3時過ぎくらいに福原が「出掛けるらしい」と起こしに来て、初の本格的な街中散策(?)に出発
 歩いたら、駅までの道のりが遠かった。途中で「バーガーキング」とか「ケンタッキー」とか「hp」とか、日本でも良く知られているお店が随所にあった。入ってみたかったが、今日は待ち合わせの時間があるのでダメ
 ようやくメトロ(地下鉄)の駅に着き、メキシコシティ中何回乗り換えても、いくら長い距離を乗っても、一律2ペソ(20円位)という安さに驚いた。日本の地下鉄よりも生活に密着していて、JRとバスを足して割ったような感じ。
 メトロの中で何かBGMが流れてきて、「おっ、メキシコの地下鉄では音楽も流すのか?」と思ったら、本当は、CD売りのおじさんが、スピーカー片手に曲を流しながら歩いてきているところだった。曲はみんな、あ、この曲知ってるというような(曲名は忘れたが)、メジャーな曲ばかりだった(有名な映画に使われていたような……?)。
 目的地のソカロに着き、大聖堂みたいな建物と、その前にある何もないだだっ広~い広場の大きさに驚く。待ち合わせていたタケさんに逢い(10分遅れ)、広場で話をしていると、後ろにいる路上芸人(逆立ちしたり、無茶なポーズをしたりする)と、シールを人に貼ってお金を貰おうとする女の子に出会った。女の子に貼られたシールは返したけど、何かとても切なくなった

 (続く)

メキシコ日記・その7~メキシコシティに着いた!!~

2006年03月02日 14時27分03秒 | メキシコ日記
 メキシコシティ空港のロビーに着くと、出迎えの人々の端っこの方に榎本さん、ロベルトさんはじめ、タケさんなど、豪華メンバーでお出迎え。
 すぐにUS$をペソに替えて、車でギジェルモ氏宅に出発

 ギジェルモ宅に着くと、奥さんだけのお出迎え。ギジェルモ氏は何かの会議に出席中という事で、ご在宅ではなかった。本の最初の方だけ覚えたスペイン語で、何とか親睦を深めようと努力はしてみた。
 そのあとすぐに近所のスーパーに出かけ、お買い物。、パン、チーズ、ハムなどを買い込む。行きは車、帰りは徒歩。徒歩でも10分くらいの道のり。ちょっと歩きだと、車が危険だけど
 帰ってからちょっと晩餐。スープ、見た目ハンバーグのようでその実野菜料理……という2品が、奥さんから振舞われる。スープはパスタ入り。野菜はクキが筋張っていて口の中に残ったけど、食物繊維・食物繊維と思って全部食ったら、あとで、奥さんが、「茎は出して下さいね」と言った。……ギャフン!!
 もちろん、買い込んだ飲み物・食べ物も皆で味わった。
 そのあとはヒストリーの打ち合わせ。僕は関係ないので、先にシャワーを浴びて寝かせてもらうことにした。シャワーのお湯の出は思っていたよりも良かった。ただ、向きを動かせないのと、自分の手で取ってお湯を身体にかけられないのが欠点
 それから歯を磨いたけど、水、そんなに変じゃなかった。……まあ、いつものように終わった後に水を飲むのはやめたけど