そばにいても疲れない空気のような存在、話さなくても間が持
てるような人、若い頃はいっぱいいたような気がするが今は本
当に少なくなった、ほんの数人しかいない、それでも私にとっ
てはなつかしい大切な人たちである。
時々思い出すのはいつも断片的で映画のワンシーンのように、
その時の情景が蘇ってくることがある、相手の表情、会話の中
身、楽しかったこと、悲しかったこと、自分と向き合う時間が
多くなった今、なつかしい人たちを思い出すひとときがある。
そんななつかしい人たちと会うことはないが年に数回近況報告
含め電話で話すことがある、やはり話をしてて疲れない、時が
流れても変わらないことになぜか心がやすらぐ、長い空白の時
間があっても変わらないものだ、あの頃の屈託のない笑顔を今
は見ることはできないが、コロナ禍が落ち着いたら会いたいと
思っている。