団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

思いどうりにいかないのが人生

2021年11月09日 | 老後の生き方

人生は想定外のことがおこる、特に老後は家族を含めなにが起き

ても不思議ではない、定年退職してからの10年、実家の父が認

知症になり幻覚に悩まされ母に暴言、その後持病の肺機能が悪化、

入院して気管切開、人口呼吸器を装着、半年後に86才で亡くな

った。

 

一人ぐらしになった母のところに毎月2回訪問、白内障、緑内障

が悪化、大学病院に毎月通院、緑内障は目薬で最低限視野を保っ

たが白内障は90才のときに手術をした、父が認知症だったので

母には認知症ドリルや飲み薬で認知症の予防に努めたつもりだっ

たが92才のとき父と同じレビー小体型認知症に罹患、幻覚、妄

想が始まり、ケアマネジャーに相談し施設に入居、同時期妻が関

節リュウマチに罹患、動けない状況になり入院、3年前の事だっ

た、その後母に末期の大腸がんが見つかり入院、昨年の3月に9

4才で亡くなった。

 

こうして書いてみると冷静に書けるけど当時は母の変わり果てた

姿に息子としてうろたえたものだ、実際いくつになっても悩みや

不安から解放されることはない、思いどうりにいかないのが人生、

思いどうりに生きられる人などほとんどいないかもしれない、み

んなどこかで妥協しながら今を生きてると思っている。