団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

安らかにあの世に行ける健康法があったなら

2021年11月13日 | 

人間誰でも老いていく、老いていくと同時に死ぬものだ、今は亡

き作家の遠藤周作氏がエッセイのなかで「楽に死なせる研究」が

行われなかと時々夢想するという。

 

医学では少なくとも現在本人が望む、望まないにかかわらず一日

も長く生き伸ばすことを研究してる、認知症や寝たきりになりた

くない、その前に死にたいといっても許されない、

 

だから「ご安心下さい、そうなられる前に安らかにあの世に行け

ような健康法を教えましょう」という医者がいたらどうだろう

と読者に遠藤氏は投げかけてる、闘病生活が長かっただけにわか

るような気がする。

 

私の場合、両親とも晩年苦しんで亡くなったのを見てるだけに、

そんな健康法にすがりたい気持ちもあるけれど、今はとにかく生

きることだけ考えよう、いつか人生は終わるのだからというのが

偽らざる心境である。