お金、外見的魅力、教育レベル、客観的健康(健康診断の評価)
等は幸福感にそれほど影響しないことで多くの研究が一貫して
示している、さらに収入や住環境などの個人を取り巻く環境な
ども幸福度としては10%しか占めていない。
これは「老いの記憶」の作者増本康平氏が著書のなかで高齢者
の幸福度について書かれてることである、それでは幸福度に影
響するものとして増本氏が挙げてるのは楽観主義、外向性、社
会的つながり、宗教やスピリチュアル、趣味、よりよい睡眠と
運動、主観的な健康(自分が健康だと思ってること)などであ
る。
しかし楽観主義、外向性が幸福度に影響するなら、悲観主義、
内向性は幸福度に影響しないのだろうか?そんなことはないは
ずである、高齢者の心の中は齢を重ね経験があるだけに楽観主
義や悲観主義だけでは決めつけられない、もっと複雑な気がす
る、過去の幸せな出来事を思い出したり、一日のなかで楽しい
ことがあったら、それでよしという思いや、感謝の気持ちなど
少なからず幸福度に影響するのでは?と私自身は思って生きて
いる。