ある雑誌に掲載された89歳女性の年金生活、年金収入は14
万円、夫が40年前49歳の若さで亡くなってから一人暮らし
である、当時の遺族年金は7万円、10万円で生活しようとい
う思いで不足分の3万円は洋裁の技術を生かして婦人服の仕立
てと洋裁指導で生計を立てた。
その後バブル景気とともに遺族年金も物価にスライドして上昇
して11万円、65歳から国民年金が支給され合計で14万円
の年金生活を送っている、2年前に大腿骨骨折で5ヵ月入院し
たこともあり年金生活のなかで大きな支出で医療関係費、介護
謝礼含め80万円もあった。
さらに退院後、郷里へ引っ越し、40万円と大きな出費があっ
たものの57年間家計簿をつけてたこともあり、何があっても
対処できる力を身に着けたというのが8ヵ月平均の家計簿にも
表れており、大きな支出は貯蓄の中からやりくりしてる、普段
は年金収入の14万円の範囲内で計画的に頑張って生活してい
る姿勢が感じられた。