団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

認知症で苦しんだ両親のこと

2022年08月02日 | 認知症

昔は認知症が発症する前に亡くなっていたものだが今は長生き

になり死ぬ前に多くの人が認知症になるようになった、私の両

親は二人とも幻覚症状の出るレビー小体型認知症だった、父は

12年前の86歳のとき、母は4年前の94歳のときだった。

 

認知症になったら何もわからなくなるから本人は苦しまないの

ではと思ってたものだった、しかし父が亡くなって遺品の整理

をしてたときに見つけたメモ書き「何でこんな認知症なんかに

なったんだ、苦しい、つらい」本人が一番異変に気づいて傷つ

いて言い知れぬ不安を抱えてたことを知った。

 

母もそうだった、明日がどうなるかわからない苦しみ、高齢者

施設に入り、家に帰りたいのに帰れない苦しみ、さらに老いて

弱くなっていく情けない自分との闘い、過去と未来がつながら

ない不安な状態、自分のことで精一杯だった両親の姿が今でも

裏に焼きついている。