先日読売新聞の朝刊に「刑務所になくて社会にあるもの」とい
う記事が掲載された、刑務所も高齢化するのは日本社会と無縁
ではなく府中刑務所(東京)ではこの20年で倍増した、6人
に1人が65歳以上で最高齢は90歳、罪名では窃盗が全体の3
割強を占めるという。
そしてそんな高齢者がお手玉を投げたり、介護福祉士に見守ら
れ脳トレに励む人もいるという、まさに介護施設のリハビリ、
違いがあるとすれば私語が禁じられていることである、だが塀
のなかで手厚い処遇を受けても塀の外に仕事や住む場所がなけ
れば再犯して逆戻りしてる、65歳以上の5人に1人は2年以
内に再入所してる。
一時は5万人の受刑者が現在は4万人程度に減少している、それ
でも再犯した人が「刑務所に戻りたかった」という声を聞く、そ
れは刑務所では良くも悪くも受刑者は見張られている、だが社会
に出れば誰からも心配してもらえない、孤立しがちになる、居場
所がなく三食も約束されてないとなると再犯してしまう、しかし
受刑者一人にかかる費用は280万円とも言われてる、それは税
金で賄われてる、だから国は出所後の支援体制に力を入れて再犯
防止に努めることを急ぐべきだろう、しかし難題であることは間
違いない。