齢をとるにつれて、しみ、しわ、白髪もふえ、容貌も変わってい
く、身体の機能も低下し、視力や聴力が低下して体力が低下して
無理がきかなくなる。
さらにあちこちの具合が悪くなって、ひとつが治らないうちにま
た別のところが悪くなるといった感じで心身の衰えがいやでも進
行していく、加齢は誰にとっても望ましいことではない、昨日で
きたことが今日できなくなり、今日できることが明日できなくな
り確実におとろえ、かつて味わったことのない経験である。
反面高齢になるにつれ職場や学校などの社会的制約が他の世代に
比べ小さいので自分の気持ちに忠実に生きることができるような
気がする、肉体は衰える、知力も衰える、しかし自分と向き合う
時間が多いだけに私自身魂が最も活発に活動するのがこの時期だ
と思っている、いずれにしても経験のモノサシが役に立たないの
が老いるということかもしれない。