現在高齢者の人口は3623万人、就業数は912万人、就業率
25.1%と過去最高の就業率である、年々働く高齢者が増えて
るのが実態である。
そして高齢世帯の平均貯蓄額は約2000万円、一方3割の世帯
が貯蓄額0である、中央値(貯蓄額の低い世帯から高い世帯へ順
番に並べたときに丁度中央に位置する世帯の値)を調べてみると
1100万円であった。
貯蓄は現在高い貯蓄額の高い世帯によって引き上げられる、ひと
握りの富裕層が全体の数字をおしあげている、だから信憑性があ
るのは平均よりも中央値と言えるが実態はもっと低いのではと思
う、世帯の収入分布や貯蓄は不平等であり、パレードの法則(8
0対20の法則で全体の20%の人が80%のお金を持っている
ということ)に従っている、貧富の差の拡大、格差社会と叫ばれ
る今日この頃、このままだと金持ちはますます金持ち貧乏人はま
すます貧乏人になりやすいといえる。