行きかう人々がどんな悲しみを抱えて生きてるか、どんな苦し
みを抱えて生きてるかなんてわからない、人それぞれの事情を
抱えてるだろうが平然と生きてるように見えるものだ。
NHKの「ドキュメント72時間」では、市井の人々の本音をさ
りげなく引き出してくれてる、食堂でラーメンを食べてる50
代後半の男性は妻をがんで亡くし独りぼっち、さらに自分は脳
梗塞で左半身が不自由、何のために生きてるかわからない、寡
黙に見えたがカメラの前で饒舌である、それでも時折見せる寂
しい表情が彼の波乱万丈と言うか紆余曲折の人生を映しだして
いる。
生きる苦痛の根本的な解決など誰もできない、みんなそれなり
に何かを支えに必死に生きてるのかもしれない、誰もが平然と
生きてるように見えるが人それぞれ事情を抱えながら生きてる
ような気がする。