若竹千佐子さん68歳、55歳で夫と死別、63歳の時に「おら
おらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞した小説家である、その若
竹さんが社会学者の上野千鶴子さんとの対談した内容が興味深い
ものだった。
対談のなかで孤独に言及しており、孤独というのは自分と向きあ
うための必須条件、家族としての時間は人生のある一時期にすぎ
ない、多くの人はひとりになることに対して恐怖を抱いてるけど
それは悪いものじゃない「孤独というのは解放された時間だよ」
と孤独を前向きに捉えてる。
さらに結婚しても二人でいてもやはり人間はひとり、孤独だか
ら相手にやさしくなれるのではないでしょうか?納得である、
私自身妻と一緒にいてそう感じる瞬間があるけれど、それで
いいと思ってる、だからやさしくなれるのかもしれない、そし
て孤独というのは解放された時間、腑に落ちた言葉である。