75歳以上が加入する後期高齢者医療制度の保険料の増額が決
定して1年半、24年度は年収211万円超、25年度は年収
153万円以上の人の保険料が増額となる、増額対象は全体の
4割、約870万人が対象となる、気になるのは今まで窓口負
担が1割の人が2割となった場合、保険料が増額のうえ窓口負
担が倍、今まで5千円の窓口負担だった人が1万円払うことに
なる、これは75歳以上の高齢者にとっては大きい。
実際75歳以上の6割の人は年収153万円以下ということで
あるから経済的には厳しい、だから70~74歳でも3割強の
人が働いてる、それも8割の人は非正規である、働きたいから
働くのではなく働かざるを得ないから働くのである、長生きす
るほど赤字額がかさみ経済的に苦しくなるという高齢者の声は
深刻である。
「脱・下流老人」の著者藤田孝典氏は年金受給額が将来的に目
減りし、さらに医療保険料や介護保険料、消費税も上がってい
く可能性があると明言してるだけに、昨今の物価高もふくめ年
金受給者にとっては厳しい現実といえる。