団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

年金受給者にとってのベーシックインカム

2020年10月30日 | 年金生活

最近話題になっているベーシックインカム(最低限所得補償)

政府が全国民にに対し最低限必要な現金(7万円)を無条件で

毎月支給しようという制度である。

 

例えば夫婦子供2人の4人世帯ならひとり7万円なので毎月支

給額は28万円、年収が350万円ならベーシックインカム導

入後の合計年収が倍の700万円にアップする、確かに夢のよ

うな制度に思えてくる。

 

しかしこの財源をどうするのか?1億2千万人に月7万円支給

するためには年間100兆円の財源が必要になる、ただでさえ

借金だらけの日本、コロナ禍でさらに増え続けてるのにこの財

源をどうするのか?

 

この提案者、経済学者の竹中平蔵氏によると、「社会保障財源」

を当てるというものだ、年金、医療、介護、失業保険、生活保護

などの社会保障支給額は年間120兆円、その財源をベーシック

インカムに回せば足りるという。

 

ということは年金、生活保護などの社会保障の廃止、働く世代に

とっても大変、特に年金受給者にとっては大打撃である、医療、

介護、生活保護、年金すべて廃止とは今以上に生活に困窮する人

が増えるし格差が広がることは間違いない、正直、混乱を招く現

実味のない施策はやめて欲しいものである。