最近話題になっているベーシックインカム(最低限所得補償)
政府が全国民にに対し最低限必要な現金(7万円)を無条件で
毎月支給しようという制度である。
例えば夫婦子供2人の4人世帯ならひとり7万円なので毎月支
給額は28万円、年収が350万円ならベーシックインカム導
入後の合計年収が倍の700万円にアップする、確かに夢のよ
うな制度に思えてくる。
しかしこの財源をどうするのか?1億2千万人に月7万円支給
するためには年間100兆円の財源が必要になる、ただでさえ
借金だらけの日本、コロナ禍でさらに増え続けてるのにこの財
源をどうするのか?
この提案者、経済学者の竹中平蔵氏によると、「社会保障財源」
を当てるというものだ、年金、医療、介護、失業保険、生活保護
などの社会保障支給額は年間120兆円、その財源をベーシック
インカムに回せば足りるという。
ということは年金、生活保護などの社会保障の廃止、働く世代に
とっても大変、特に年金受給者にとっては大打撃である、医療、
介護、生活保護、年金すべて廃止とは今以上に生活に困窮する人
が増えるし格差が広がることは間違いない、正直、混乱を招く現
実味のない施策はやめて欲しいものである。