週刊東洋経済の特集「親の住まい子の住まい」を読むと老後の快適
な住まいとは果たしてどんなところだろうか?と誰もが考えるだろ
うと思う。
中でも千葉県柏市の柏ビレッジ、1980年に分譲を始めたニュー
タウン総戸数1600戸、バブルの頃は1億円クラスの物件もあっ
たといわれてる、しかし現在売りに出されてる中古物件が1500
万円~2000万円と大幅に下落している。
私が注目したのは住民の2割が私と同世代の団塊世代、30年前に
40代で購入した人が現在70代を迎えてる、東京丸の内まで通勤
1時間半、朝6時に家を出て夜10時に帰宅、緑が多く郊外の戸建
ては子育てするにはいいところであった。
しかし加齢とともに子供たちは独立、夫婦二人では広すぎる、さら
に近くのスーパーが閉店、銀行が窓口業務をやめてATMだけ、買い
物や通院の利便性が悪くなった。
ニュータウンといわれたところは全国どこでもこのような問題を抱
えてるのではと思う、環境がよく景観が魅力であったが住民の高齢
化が進むにつれ不便になった、果たして老後の快適な住まいとは、
戸建てかマンションか、緑の多いところか、利便性か、人それぞれ
違うのも確かである。