2年前に母が他界してふるさとに行くこともなくなった、定年
後は毎月2回新幹線で一人暮らしの母のところに行ってたが母
を看取り、実家も処分したので墓参り以外行かなくなった。
間違いなく楽になったのに気分が晴れない、考えてみると、ひ
とり暮らしの母が生きてる間は先に死ねないという使命感と緊
張感があった、それは私の中では晩年の母への親孝行だったか
もしれない、2年前に亡くなり喪失感はあったものの、なんと
か看取ることがで来たという安堵感もあった。
今は自分と妻と子供の事を考えればいいはずなのに、時々襲う
むなしい気分はなんだろう、一過性のものかもしれないが不思
議な気分だ、それでも人間いつかは死ぬ、両親と同じように、
いつかは死ぬ、だから今は頑張って生きるしかない。