団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

本当の自分、もう一人の自分

2023年12月18日 | 老後の生き方

私たちは日常のなかで広い意味で多かれ少なかれ演技をしてい

る、それは自分の存在を認めて欲しい、好かれたい、嫌われた

くない、注目して欲しい、仲間はずれにされたくない、だから

時には人間関係において見え透いたお世辞を言ったり、本心を

いえなくて、心にもないことを言ったりすることがある、これ

がもうひとりの自分であり、演技をしている自分である。

 

過去をふりかえると、本来の自分とは違う嫌悪するほどの自分

に気づくことがある、誰でも人には嫌われたくないから気づく

と、誰にでもいい顔をしてしまう、ついつい、いい人を演じて

しまい、自分を苦しめてしまう結果になることは長い人生のな

かでは往々にしてあるものだ。

 

内心思ってることを正直に言えない、あるいは言えない、もし

くは全く心にもないことを言ったりすることは楽しいことでは

ない、しかし人間はこのような演技をすることで、どうにか人

間関係を維持できるのかもしれないというのが75才の私の実

感である。