11年前定年退職したとき、OB会の誘いがあった、正直迷った、
同調圧力みんな一緒主義を感じながらも結局入らなかった、しが
らみのない組織はない、だからもう会社の延長戦にある人間関係
から解放されたかった。
若いときは考え方が違ってもつきあえるもの、ビジネスの社会で
は当然のことだった、ただ退職すると基本的に考え方の違う人と
無理してまでつきあいたくはなかった、他人の評価にふりまわさ
れながら生きてきた現役時代、年齢とともにそれが希薄化してい
く、そして他者の存在も希薄化していく。
このコロナ禍で誰かと会って話すこともなくなった、特に会いた
いとも思わなくなった、もうかつての人間関係に執着しない、新
しい生き方を始めるのに遅いことはないと思っている今日この頃
である。