団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

生きて生活しているかぎり

2024年12月11日 | 老後の生き方

仕事や家庭がうまくいって幸せそうに見える人、悩みや愚痴な

ど無縁に見える人、そういう人がいるかもしれないが生きて

生活している限り、悩みや苦しみを抱えながら生きてるのが

普通だと思う。

 

他人というのは勝手なもので初対面でも身近な人でも、あの人

は悠々自適で幸せそうで悩みなどないでしょうと推測すること

があるものだ、中には過大評価だったり、過小評価だったり、

本当は違うのにと思うことが誰にも経験あるような気がする。

 

考えてみれば自分以外の人はすべて他者であり、身近な人で

も自分と同じ考えや感性を持ってるわけではない、だから他

人の悩みや苦しみなどそう簡単にわからない、そう考えると

生きて生活しているかぎり悩みや苦しみが無縁な人などいる

はずがないというのが76歳の私の実感である。

 


投稿記事「年賀状じまい母の後悔」に思うこと

2024年12月10日 | 年賀状

52歳男性会社員の投稿記事に注目した、70代の母が数年前

に年賀状をやめて当初はすっきりしたものの今では後悔してる

という、時々あの人は元気かなと思っても年賀状じまいの意思

を伝えた立場上連絡しにくい「お正月がつまらなくなった」と

いう母の言葉が年一度の交流の大切さを物語ってるという息子

さんの記事の内容だった。

 

私も年賀状は定年後だいぶ減らしたが、それでも何年も会って

ない相手、もう会うこともない人との年賀状のやりとり、きっ

と相手もそうも持ってるのでは?と思ったりしたものだ、ただ

やめるのはなかなかできない、いわゆる「いい人願望」である。

 

一方で年賀状を楽しみにしてる人が多いことも事実である、近

況を伝えたい、知りたい、せめて年1回位の交流はあってもい

いのではという気持ちも理解できる、ただ私自身は後期高齢者

になった昨年、逡巡しながらも年賀状じまいをしたことでスッ

キリした、だから後悔はしてない。

 

 


男性と女性の老い方の違いは

2024年12月09日 | 老後の生き方

男性の平均寿命は81.09歳、女性の平均寿命は87.14

歳、コロナの影響で直近年の平均寿命は短くなったものの戦後

の長い期間を通じて平均寿命は伸び続けてきた。

 

ヤフーニュースに掲載されたデータを見ると男性では10%、

女性では5%が65歳までに亡くなっている、しかし75歳前

後には男性の場合4人に1人、平均寿命の81歳には半数が亡

くなっている、一方女性は男性より生存割合が高く85歳には

3割、平均寿命の87歳には半数が亡くなっている。

 

また要介護状態を見ると男女とも60代後半では数%にすぎな

い、要介護状態が高くなっていくのは70代後半からで80代

前半で男性が2割、女性が3割の人が要介護認定されてる、男

性の要介護認定率が女性より低いのは要介護認定を受けるまえ

に病気など何らかの理由でその年齢までに亡くなってしまう人

が一定数いるということである、だから長生きするのは女性で

あるが、そのぶん要介護状態になるのも高いというのが男性と

の違いなのかもしれない。


73歳ひとり暮らし女性・預金0円でも幸せ!?

2024年12月08日 | 老後のお金

婦人公論の特集「達人たちに学ぶ ひとり暮らしの楽しみ」の

なかで73歳ひとり暮らし女性の1ヵ月の家計簿に注目した、

読者10人のが掲載されてたが、この女性に注目したのは貯蓄

が0円だったからだ。

 

持ち家は一軒家で収入は月10万円(自営業収入5万円、娘

からの仕送り5万円)と年金収入はなし、支出は9.5万円、

食費が6万円、光熱費2万円、交通通信費1万円、医療費5

千円、節約術としてはお金はあるだけ使ってしまうので持た

ない、生きがいは居酒屋の仕事で客と話すのが癒しになって

るという。

 

ギリギリの生活で貯金はなし、不安になるのが普通だがお金

よりも人とのふれあいに幸福感を見出してる女性、幸福とい

うのは小さなものを見つけて拾い上げることかもしれない、

そして娘さんの経済的援助が心強い。

 


ピンピンコロリは理想だけれど

2024年12月07日 | 老後の生き方

老いは誰にとっても初体験、機能も美貌も知能レベルも落ちて

くる、それでも平均寿命は2024年の発表では男性81.0

9歳、女性87.14歳と伸びている、そして人間は寿命が尽

きた時に死ぬのが医学の原則、しかし今日寿命が尽きても人工

的に生かす医学に変化している。

 

 

医療が発展したせいで患者は自然な形で死ねず、無理やり生か

されるようになった、苦しみながらも死ねない患者や老人の声

はなかなか世間に伝わらない、ピンピンコロリはあくまでも理

想だ、そもそもピンピンしてる人は体に気をつけてるからそう

簡単に死なない。

 


ちなみに現在100歳以上の高齢者は9万5千人もいるが80

%は寝たきり状態と言われてる、そう思うと果たして長生きは

幸せなのだろうか?と思ったりする、やはり「今を生きる」

「今を楽しむ」そんな気持ちで過ごすことが大切だと思う。

 


コロナワクチンを打ちたくない人が増加

2024年12月06日 | 新型コロナ

コロナワクチンの定期接種が10月から始まった、今回から

高齢者は2,500円、65歳以下は15,300円である、

10月下旬に8回目のコロナワクチンを、かかりつけ医で受

けたが当日の接種者は全員高齢者だった。

 

世間では「ワクチンを打ちたくない」と言う人が増えてると

いう、ワクチンは危ないと言われたのでインフルエンザだけ

にする、弱毒化して、ただの風邪になったという言説がとび

かうようになったことも影響してるようだ、確かにマスクを

着用してる人が激減した、コロナワクチンの接種の1回目と

2回目の接種率は約8割、3回目以降は低下傾向で7回目に

至っては14%である。

 

しかしコロナの死亡率はインフルエンザの15倍、さらに昨

年のコロナ死亡者は約3万8千人である、メディアでも報道

されなくなったけどこの数字を見ると非常に多い、だから新

型コロナを恐れる必要がないという風潮は、あるけれど最後

は自己責任だけに受けた方がいいと私は思っている。


78歳ひとり暮らし男性の年金生活は月10万円

2024年12月05日 | 年金生活

先日雑誌の投稿記事に一人暮らしの男性の年金生活が掲載され

ていた、78歳男性で公的年金は10万円、貯金額は不明だが

毎月年金の範囲内で生活するよう心掛けているという。

 

月の支出を見ると、食費は3万円、光熱費が1万円、日用品が

1万円、住居費は持ち家、通信費が3千円、医療費3千円、孫

への小遣い5千円、交際費1万円、雑費3万円と年金の範囲内

で生活している。

 

医療費が3千円で済んでるということは、至って健康のような

気がする、耐久消費財や税金や社会保険料については貯金を取

り崩していると思われる、食事は自炊、住居費が、かからない

のは持ち家がマンションでなく一軒家というのが大きい、一人

暮らしの不安はあるものの健康であることが充実感につながっ

てる印象を受けた。


高齢者にとって医療費の出費は大きい

2024年12月04日 | 老後の生き方

老化というのは刻々と変化している、年とともに何かしら病気に

なるし障害も起きる、長く生きれば生きるほど病気も多くなって

いく。

 

一人あたり一年間にかかる医療費を見ると、60代前半で35万

円、60代後半で45万円、70代前半で61万円、70代後半

で77万円、80代前半で92万円と個人差はあるものの高齢に

なればなるほど医療費の負担が増えることは間違いない。

 

 

自己負担は3割、2割、1割と高齢者でも負担割合は違うものの

2年前から75歳以上の後期高齢者の負担割合が収入によって1

割から2割に変更になった、後期高齢者の23%、430万人が

対象になる厳しい改定である、年金世代ならではの出費でどの家

庭でも多くなりがちなのが医療費だということを覚悟する必要が

ある。


7秒しか記憶が残らない47歳女性の苦悩

2024年12月03日 | シニア女性の悩み

以前TBCの報道特集で7秒しか記憶が残らない女性として三重県

在住の47歳の女性が紹介された、彼女の人生が変わったのは3

9歳のとき発症率100万人に数人というウイルス性の急性脳炎

にかかったことだ。

 

脳の「海馬」という記憶を保持する機能の記憶障害を発症、病気

になる前の記憶は残っているが病気になった後の新しいことを覚

えられない短期の記憶障害が後遺症として残った。

 

彼女の記憶が残るのはわずか7秒間、7秒より前のことは忘れてい

く、そのためすべてメモを取ることで理解する、すべての会話をメ

モに残す、当たり前のことが当たり前でなくなった、最初は不安か

らメモをとったが、今では残しておきたいメモにかわった、大量の

メモである。

 

障害2級の障害基礎年金で母親と暮らす、記憶は人生そのもの、脳

のなかにあるはずの記憶がない、すべてメモをとり文字ですべて理

解する、絶対治らない病気と闘い涙ぐましい努力をする毎日、想像

を絶する苦悩のなかで生きることを選択した姿、画面に映る表情が

表面的にでも明るく見えたのが救いであった。


損をする行動だろうか?

2024年12月02日 | 老後の生き方

駐車料金1時間300円のショッピングセンターで2000円以上

の買い物をすると1時間無料になる、例えば必要なものを買いそろ

えて、このときどう行動するか、行動経済学(人間がどのような行

動その結果どうなるかを究明する学問)では素直に駐車料金300

円を支払って帰るのが最も合理的な判断。

 

ところが実際には1500円の買い物をした場合、駐車料金300

円を無料にするために不要な物を追加で500円以上買う人が多い

という、300円のために500円の無駄遣い、実に不合理、自分

でも知らないうちに感情や直感、思い込みで物事を判断して損をす

る行動をとっているということである。

 

しかし問題は500円の使い方である、不要な物を買うだろうか、

主婦感覚でいうといずれ使う調味料、保存食等を買うのでは?そう

考えると500円以上買う人が必ずしも損だとはいえない気がする。