TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

馬の耳に念仏

2001-10-02 06:19:04 | インポート
朝方、TABIがベッドに乗ってきて何か訴えるような目をしたかと思ったら、
いきなりゲロ?と黄色い液体を吐いた。

その後も時間をおいて吐き続け、ようやく小さな塊をたくさん出した。
よく見ると、指の先くらいに小さく割れた骨片のようだ。

「そういえば、昨日、BBQの残りを食べてたよ」
と、夫。昨日、私達が庭掃除をしている間、隣の家ではBBQの夕食をとっていた。
いい匂いに誘われてフェンスから顔を出して尻尾を振ってるTABIに、隣の旦那さんが
ソーセージをくれたのは私も見た。そのあと、肉を食べたあとの骨がたくさん
出たので、「犬にあげても大丈夫かい?」と旦那さんが夫に聞いたらしい。

「もちろん食べるよ、って言ったら皿ごとくれたから、TABIにやったんだよ」
と夫。それだよ、原因は!

煮たり焼いたりして調理した骨は、犬が齧ったときに鋭い破片となり、口の中を
切ったり飲みこんで消化器官に詰まったりして危険だ。うまく出てくればいいが、
そうでないときは外科手術が必要だったり、へたをすると苦しみながら犬は死ぬ。

生の骨、とくに大きな牛の骨などだとそういう危険が少ないので、子犬の頃から
TABIに与えてきた。生骨で問題があったことは、これまでない。
が、半年くらい前にも夫がやはり食べ残しの骨付き肉をあげ、TABIが吐いたり
下痢したり、大変だったときがあった。その時も、鋭い骨の破片がたくさん
胃液に混じって出てきた。私は夫に、
「頼むから食べ残しの骨はやらないで」と、いかに調理済の骨が危険かを説明し
彼も納得したはずであった。

それなのに!またも!
「そんなことあったかなあ。ま、もう食っちゃったんだから遅いよ」
と、夫は平然とした顔で出勤してしまった。
私は、そのへんにゲロし続けるTABIを置いていくわけにいかないので、午前の
予定をキャンセル。吐瀉物の確認と汚れ物の洗濯・掃除に明け暮れた。

夕方まで吐き続けて、ようやくお腹がカラになった模様。吐く以外は、いたって
元気で遊んでいるTABI。絶食させて様子を見ることにする。

全く夫の石頭にあきれる。何を言っても、馬の耳に念仏だ。
TABIも、いいかげん学習してほしい。調理済の骨は、もう食うな!


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