森の小道をTABIと散歩してたら、でっかい黒ラブが向こうから走ってきた。
MAX、と大声で呼びながら10歳くらいの女の子がその犬を追ってこちらへ走る。
TABIを座らせ、黒ラブがTABIをクンクンしてる間に首輪をつかまえ、女の子に
渡した。息を切らしながら「ありがとう」と行って犬を引きずっていく彼女。
その犬は、体重80ポンドはありそうな立派な体格のオス。女の子の言うことなど
全く聞かず、行きたい方向に突っ走っては彼女を降りまわしている。
「もう家に帰ろうよ、おとなしくしてよ…」
必死にリードをつかんで、女の子は泣きながら犬に頼むが、犬は聞いちゃいない。
ドスン、と彼女に体当たりしてころばせ、また私たちの方へ向かって走ってきた。
TABIに馬乗りになろうとし、「ガルルル!」とTABIにうなられて退く黒ラブ。
普段温厚なTABIも、オカマを掘られるのは許せないのだ。
「家はこの近くなの?私たちも一緒についてってあげるわよ」
と、涙をポロポロこぼしてる女の子に言うと、
「あそこに見える家がうちなの」
と、彼女はホッとしたように青い家を指差した。
TABIを「おとり」に、MAXをうまく誘導して彼女の家の庭へ。
庭には樫の大木があり、そこに頑丈なケーブルロープが巻き付けてある。
犬はいつもそこへつないでおくのだそうだ。犬は、木のそばに来ようとしない。
私は右手にTABIのリード、左手に黒ラブの首輪をつかんで引っ張った。
すごい力で抵抗する黒ラブ!
仕方なく私は、TABIを座らせコマンドを与えて待たせ、女の子と協力して黒ラブを
ケーブルにつなぐことに成功した。
私たちはその家をあとにし、森へ。やれやれ。
あの犬は今後、どうなるのだろう?女の子は我慢の限界のように見えた。
犬収容所へ捨てられてしまうかもしれない。その前に、犬が逃亡してしまうかも
しれない。気になるが、私には何もできない。
MAX、と大声で呼びながら10歳くらいの女の子がその犬を追ってこちらへ走る。
TABIを座らせ、黒ラブがTABIをクンクンしてる間に首輪をつかまえ、女の子に
渡した。息を切らしながら「ありがとう」と行って犬を引きずっていく彼女。
その犬は、体重80ポンドはありそうな立派な体格のオス。女の子の言うことなど
全く聞かず、行きたい方向に突っ走っては彼女を降りまわしている。
「もう家に帰ろうよ、おとなしくしてよ…」
必死にリードをつかんで、女の子は泣きながら犬に頼むが、犬は聞いちゃいない。
ドスン、と彼女に体当たりしてころばせ、また私たちの方へ向かって走ってきた。
TABIに馬乗りになろうとし、「ガルルル!」とTABIにうなられて退く黒ラブ。
普段温厚なTABIも、オカマを掘られるのは許せないのだ。
「家はこの近くなの?私たちも一緒についてってあげるわよ」
と、涙をポロポロこぼしてる女の子に言うと、
「あそこに見える家がうちなの」
と、彼女はホッとしたように青い家を指差した。
TABIを「おとり」に、MAXをうまく誘導して彼女の家の庭へ。
庭には樫の大木があり、そこに頑丈なケーブルロープが巻き付けてある。
犬はいつもそこへつないでおくのだそうだ。犬は、木のそばに来ようとしない。
私は右手にTABIのリード、左手に黒ラブの首輪をつかんで引っ張った。
すごい力で抵抗する黒ラブ!
仕方なく私は、TABIを座らせコマンドを与えて待たせ、女の子と協力して黒ラブを
ケーブルにつなぐことに成功した。
私たちはその家をあとにし、森へ。やれやれ。
あの犬は今後、どうなるのだろう?女の子は我慢の限界のように見えた。
犬収容所へ捨てられてしまうかもしれない。その前に、犬が逃亡してしまうかも
しれない。気になるが、私には何もできない。