TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

犬が長生きしない家

2007-01-23 05:13:26 | インポート
偶然の一致か、はたして。

その家の犬は、決して10歳の誕生日を迎えることはない。
飼う犬飼う犬が、みな5歳前後の若さで死んでいく。事故死であったり、病死
であったり。逆に言うと、老犬介護を経験しなくてすむわけだが。

別に家のたたりとかそういうものではない。飼い主が犬の健康に留意を払わ
ないかというと、そうじゃない。家族は大の犬好きだし、ものすごくかわいがる
し、犬グッズとかお金のかけかたも半端ではない。私と正反対の人(笑)で、
「手作りなんてダメ、うちはちゃんと獣医さんのすすめるフードを毎回
きちんと計量して」与えてるという。毎年の予防注射、フィラリア予防、
ノミ予防もバッチリだ。

一方で、犬だけでなく猫とかその他ペットが健康でめちゃくちゃ長生きしている
うちがある。そんなにペットにお金をかけてる風でもないのに、みんな飄々と
楽しそうに老後をむかえている。この差はなんなのか?

これがリップル効果と呼ぶものかも。
よく見ると、短命犬家族は人間もなにかと病気がち。子供もアレルギーとか、
すぐに死ぬ病気でないが全員が医者通いして処方箋薬を飲んでいる。医者に
言われたからあれもダメ、これもダメ、と、制約が多くて大変だ。
とても真面目な人々なのだが、一緒にいると私なんかは窮屈に感じる。
こういうネガティブなエネルギーを、犬が感じないはずがない。
犬は精一杯がんばったんだろうが、5年くらいで力尽きてしまったのだろう。

短命犬家族はまた新たに子犬を迎えたが、この子も数年後には…と思うと不憫。
うちで育ててあげたい気もするが、いやいや、人間にも犬にもそれぞれ天が
与えた使命というものがある。この子の使命は、この窮屈家族につかの間の
やすらぎを提供することだ。かわいそうだが、仕方がない。


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