TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Made NOT in China

2008-11-17 17:03:32 | インポート
これを探すのは一苦労である。

中国製品を除いたら、WalMartなんか空っぽになってしまう。
犬のオモチャやオヤツだって、材料まで調べ上げたら純米国産のものなど、
通勤ラッシュの山手線のホームに落としたコンタクトを探すより難しい。

中国製だけでなく、アメリカはアジアの後進国からの輸入製品に頼りっきりだ。
MJの記事、「O Say Can You Buy?」で記者は純米国産の製品を買う使命を
果たそうと奮闘努力し、挫折している。缶詰の中身が国産でも、缶そのもの
が中国からの輸入だったりする。

ここ数年の中国製毒入り食品、毒入りオモチャなどの報道で、安全なものを
買おうと思ったら中国製を避けよう、という意識が徐々に高まっているが、
実際に買い物に出るとそんな簡単にいかないのだ。このごろは会社も賢く
なってきて、Product of...の表示をつけないところが多い。それにパスタ
など、パスタそのものを製造したのが米国の工場であっても、材料の小麦を
中国から輸入してたら、オシマイである。材料がどこから来たか、は別に
表示しなくていいので、消費者にはわからない。会社に直接問い合わせても
わからない。なぜなら、販売している会社が自社工場を持っているとは限らず、
委託した製造工場によって材料の仕入れが全く異なるからだ。

自然食品、オーガニック製品だって同じ穴のムジナである。
USDAオーガニック認定とか、あんなのアテにならない。USDAの係員が直接
現場に行って調べているわけじゃないからだ。このごろやたらオーガニック
製品が増えたのは、製造者が環境問題に目覚めたからではなく、認定の基準が
ゆるくなったことと、「オーガニックと書けば売れるし儲かる」というので
自然食業界に参入し出した企業が増大しただけのことである。

つまり表示は信用できない。じゃあ自宅で野菜を育て鶏に卵を産ませる生活
に戻れるか、というと、それも簡単にはできない。ま、せいぜい体を鍛えて
毒入り饅頭食ってもなんともない鉄人に変身することですな。


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