TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

暗闇のパラダイス

2008-11-18 13:29:23 | インポート
今夜の夕食は、なじみのお寿司屋さんで。

日本人の板さんは、「お誕生日だそうで」と特別にマグロのたたきをのせた
サラダを一品おまけしてくれた。普段は日曜に開けない店なので、他に客も
なく、夫と二人。定席となってるカウンターで、次々と好きなものを注文
して、お腹一杯。最後には、程よく熟した柿をデザートにつけてくれた。

それから夫はアイスホッケーの試合へ。
夜中に帰宅して犬の散歩に行った彼は、「そこの角に鹿がいたよ」

遠目で「ずいぶん大きな犬がいるな」と思ったら、ぴょんぴょん跳ねて通り
を横断していったそうだ。このような住宅街に野生動物?!と思うが、
うちのバックヤードに来る野鳥やリスだけでなく、アライグマやキツネ、
野ウサギ、チップモンクなど、どこからともなく様々な動物がやってくる。
夜中の犬散歩が日課になっている近所の人によれば、コヨーテもよく見かける
という。

二、三ヶ月前には、商店街の大手電気店のガラス戸をこわして熊が侵入した
様子がニュースで報道された。誰もいない夜半の時だったので、人への被害
はなかった。今朝の新聞には、民家の庭に野ウサギを追って山猫が侵入して
きた記事が。開拓により住処や餌を失った動物たちは、危険を承知で住宅街
や商店街へも出現するようになったのだ。

もちろん、リスなどをのぞき注意深い野生動物は昼間は決して姿を見せない。
人間が寝静まった暗闇の中、音もなくあらわれた彼らは、車の通りがない
高速道路を横切り、餌を求めて住宅街へと散っていく。いつも見慣れている
近所の通りが、夜は野生の王国へと変身する。

これだから、うちでは夜はドッグドアを閉め、TABIが庭で寝ないようにして
気をつけている。


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