TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Perfect Weekend!!

2011-01-13 14:28:58 | インポート
大晦日から三日に及んだ競技会の最終日。

クラブのみなさんともすっかり仲良くなり、TABIはいたるところでかわいがって
もらう。Cherylは、愛犬黒コッカーのBUDDYを連れて見せに来てくれた。
彼は目の障害でもうアジは引退したのだが、十二歳にしてはスリムで体が
若く、敏捷なところはさすがアジ犬である。そして、とってもカワイイ!

さて、Helenの黄ラブは今回スヌーカーをQすればC-ATCH2。
マップを見ながら作戦を練る彼女も気合が入る。TABIパパがいろいろアドバイス
をするが、耳に入ってないかも(苦笑)。注目の走り、私達はフェンスの後ろ
に陣取って応援。クロージングのトンネルをクリアした時点で、彼女はQ確実。
最後のウィーブからテーブルへ。ヤッホー!みなの拍手喝さいを受けながら、
ヴィクトリー・ラップ。いつ見ても感動する。

「やったね!おめでとう!」とHelenを出迎えると、「是非バーにサインして!」
と、彼女もウルウル。さて、今度は私達の出番。この週末ずっとクリーンQ
をとってきたTABI、このスヌーカーをQすれば、今回の競技会で唯一の
Perfect Weekend賞獲得犬となる。私はどうでも良かったが、夫が「なんか
プレッシャー感じる」とか言い出す。何言ってるのよ、チャンピオンが。

結果は無難な走りでQ、Roseが大きなリボンを持って「おめでとう!」と
出迎えてくれた。周囲も割れんばかりの拍手、「すごいね、三日間完璧って
いうのは難しいんだよ、よくやった!」と笑顔で祝福してくれる。

初めて会った人々なのに、まるで昔からの知り合いのような暖かさ。
二年前の、カンザスを思い出す。今回は、思いも寄らぬ良い結果となり、
お友達もたくさんできた。「遠いけど、また来るから!」と手を振ってみなに
お別れ。ちょっとしんみり。


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妻を看取る日

2011-01-13 14:25:59 | インポート
年末に注文した本が数冊、船便で届いたので、早速読む。

まずは、これ。
筆者は医師であり、定年を迎えこれからは妻と悠々自適、と思ってた矢先に
妻をガンで失う。その前後の話。

私はいつも、医療専門家というものは「ここまできたらダメ」というのが
わかるから、家族が末期となった場合に先の見通しができて便利だなと思って
いた。しかし、この本によるとそうでもないらしい。

妻のガンが再発してからの、献身的な看護ぶりはすごい。
そういえば、父がそうだった。あの男がここまでやるとは、と娘の私を感心
させる世話の焼きぶり。若い頃さんざん母を泣かせたので、償いのつもり
だったのかも。

筆者は東大卒から国立がんセンター名誉総長に至るまで、たいへん立派な履歴
の持ち主である。私はいつもこうしたレジュメを見ると、頭の中に明朝体の
太字で「家族の犠牲」という言葉が浮かぶ。男の出世と家族の幸せは、絶対に
両立しない。このヒトは男として医師として思う存分仕事ができ、本望だった
に違いないが、奥さんはかなり寂しい思いをしたはずである。とても賢い女性
だったから、そんな素振りは一つも見せなかったかもしれない。

そういう男はよく「いや、家族サービスは充分している。海外旅行に年に一回
は連れていく」とか「妻にはカードを渡して、好きなだけ服や宝石を買わせて
いる」とか言う。もちろんそういうことでOKと思ってチャラにしてる妻も
いるが、本当の家族の幸せはお金で解決できるものかどうか。

「一緒にいて欲しいときに、一緒にいてくれること」が、大事じゃないのか。

もちろんそういう一緒にいてくれる男というのは、出世街道から外れてしまう
ので、世間的評価は高くない。ま、どっちのタイプの男を選ぶか。それにより
女の人生も変わってしまうのよね。これはもう、個人の好みの問題だから。


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