TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

戦争の余波

2001-10-16 09:08:40 | インポート
TABIの散歩に行くと、あちこちの家に星条旗が掲げられているのを見かける。

もともとアメリカ人も多く住んでいるので、そういうお宅では以前から
星条旗を掲げてあったが、ここのところ急増したのは当然のことながら
戦争が始ったからだ。

アメリカを支援する活動は、先月の「テロ事件」以来カナダも活発に
行われている。民間だけでなく、もちろん軍事的な支援もしかりだ。

知人の6歳になる男の子は、まあ家庭的にいろいろあって幼いながらも
いろいろとつらい思いを続けてきた。やっとパパ・ママ一緒に暮らせるように
なって喜んでいた。ところが、軍人である父親がこのたび戦地へ赴くことに
なった。
水曜日に船が出る。この子が再び父親に会える日が来るのかどうか、誰にも
わからない。

私は正直言って、9月11日以来のアメリカの報道に胡散臭いものを感じている
ものの一人である。もっとズバリ言うと、ブッシュはあらかじめ知っていた
に違いないと思っている。被害者のふりをして、卑怯なテロリストを打ち砕く
という大義名分をかかげて、戦争を正当化していると思っている。
私が何故そう思うか、を語りだすと本が一冊書けてしまうので(笑)、
黙っているが。

とにかく、この戦争は正しくない。
それでもいやおうなく一般人はまきこまれていく。


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TABI、サッカー場に乱入

2001-10-10 11:58:11 | インポート
いつもの学校にTABIを連れて散歩に行く。

ここは、日本でいうと幼稚園と小学校をあわせたPrimaryの校舎と校庭、
そしてその向こうに中学校と高校をあわせたHigh School の校舎と校庭が
続く公立学校だ。校庭はふかふかの芝生なので、よく犬連れが犬を遊ばせている。

今日は、低学年の校庭には子供たちがたくさん、わいわい遊んでいたので、
TABIはウキウキ、尻尾ふりふり、顔を上げてつま先立ち歩き。
高校の校庭では、中学生の男の子がサッカーの練習をしていた。

いつもはTABIをグランドで走らせるが、今日は練習の邪魔にならないように
オフリードだが私のそばについて歩かせた。
時々ちら、とサッカー場に目を向けながら、ついて歩くTABI。
と、TABIのすぐ横へサッカーボールが飛んできた!
ボールをくわえて、反対方向のゴールへ弾丸のように走っていくTABI。

全員「ああっ、犬が!」

ゴールキーパー以外の男の子たちが、一斉に追いかけた。ゴールキーパーが言った。
「ありゃボーダーコリーだよ、追いつけっこないよ」
私は男の子たちに、
「ダメダメ、追いかけると喜んで逃げるから」
と言い、TABIを呼び、しゃがんでハンドサインを出した。

TABIは、ボールをくわえたまま立ち止まってつまらなそうな目を向けたが、
やがてトボトボとこちらへ戻ってきた。
「出せ」と言うと、唾液でべとべとになったボールをポトンと落した。
空気がやや抜けてたので、ボールをくわえやすかったみたいだ。

私は男の子にボールを返し、TABIにリードをつけた。
TABIは、男の子たちになでなでしてもらい、尻尾を振っている。

ボールに目のないTABI。今回はオフリードにした私の失敗。
でも、一緒に遊びたかったんだよね、TABIは。


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兄貴風を吹かすTABI

2001-10-08 03:52:33 | インポート
今週末は感謝祭の連休。午後から休みになる職場が多い。

TABIパパもお昼で帰ってきたし、お天気が良いので、昼食のあといつもの公園に行った。
常連のCLOEとBARONが来ていた。ウィートン・テリアのBARONは、そろそろ
生後5ヶ月で、だいぶ大きくなった。TABIとは、小さな子犬の頃から遊んで
慣れているから、TABIの姿を見ると駆け寄ってきて遊びに誘う。

TABIにとっても、活発なウィートン・テリアは絶好の遊び相手だ。
二頭は、いつまでも飽きずに追いかけっこで遊ぶ。

しかし、ここ最近TABIの態度がちょっと違う。
いままではしつこく甘噛みされても我慢してたのに、この頃は「ガウ」と
うなって追い払うようになった。これは、バーニーズ・マウンテンドッグの
BEARや、他の子犬にもやる。
どうも、乳歯が抜けて体がだいぶ成長した子犬に対しては兄貴風を吹かせて
いるらしい。
「赤ちゃんのうちはがまんしてやるけど、もう大きいんだからいいかげんに
しろよな!」
と、言ってるわけか。
BARONも素直に言うことを聞いて、反省の態度を見せ、また二頭は何事も
なかったように遊びだす。

BARONの飼い主は、
「そうそう、その調子でBARONに犬のエチケットを教えてちょうだい」
と、TABIの「ガウ」を歓迎している。
確かに、TABIも子犬の頃は大きい犬に「ガウ」されて、犬世界のルールを
学んだものだ。BARONもきっと大きくなったら、よその子犬に「ガウ」して
躾をするようになるだろう。

私が子供の頃は、近所の子供たちが集まってよく遊んだ。
高学年のお姉さんが年下の子の面倒を見たし、子供世界なりのルールがあって
みんなそれを守って遊んでいた。
犬も、犬同士遊ぶことによって犬の規律を教え合い、成長するのだろう。


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馬の耳に念仏

2001-10-02 06:19:04 | インポート
朝方、TABIがベッドに乗ってきて何か訴えるような目をしたかと思ったら、
いきなりゲロ?と黄色い液体を吐いた。

その後も時間をおいて吐き続け、ようやく小さな塊をたくさん出した。
よく見ると、指の先くらいに小さく割れた骨片のようだ。

「そういえば、昨日、BBQの残りを食べてたよ」
と、夫。昨日、私達が庭掃除をしている間、隣の家ではBBQの夕食をとっていた。
いい匂いに誘われてフェンスから顔を出して尻尾を振ってるTABIに、隣の旦那さんが
ソーセージをくれたのは私も見た。そのあと、肉を食べたあとの骨がたくさん
出たので、「犬にあげても大丈夫かい?」と旦那さんが夫に聞いたらしい。

「もちろん食べるよ、って言ったら皿ごとくれたから、TABIにやったんだよ」
と夫。それだよ、原因は!

煮たり焼いたりして調理した骨は、犬が齧ったときに鋭い破片となり、口の中を
切ったり飲みこんで消化器官に詰まったりして危険だ。うまく出てくればいいが、
そうでないときは外科手術が必要だったり、へたをすると苦しみながら犬は死ぬ。

生の骨、とくに大きな牛の骨などだとそういう危険が少ないので、子犬の頃から
TABIに与えてきた。生骨で問題があったことは、これまでない。
が、半年くらい前にも夫がやはり食べ残しの骨付き肉をあげ、TABIが吐いたり
下痢したり、大変だったときがあった。その時も、鋭い骨の破片がたくさん
胃液に混じって出てきた。私は夫に、
「頼むから食べ残しの骨はやらないで」と、いかに調理済の骨が危険かを説明し
彼も納得したはずであった。

それなのに!またも!
「そんなことあったかなあ。ま、もう食っちゃったんだから遅いよ」
と、夫は平然とした顔で出勤してしまった。
私は、そのへんにゲロし続けるTABIを置いていくわけにいかないので、午前の
予定をキャンセル。吐瀉物の確認と汚れ物の洗濯・掃除に明け暮れた。

夕方まで吐き続けて、ようやくお腹がカラになった模様。吐く以外は、いたって
元気で遊んでいるTABI。絶食させて様子を見ることにする。

全く夫の石頭にあきれる。何を言っても、馬の耳に念仏だ。
TABIも、いいかげん学習してほしい。調理済の骨は、もう食うな!


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収穫の秋

2001-10-01 03:35:52 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/harvest.jpg>
ホントの産地直送野菜(笑)

このところぐっと寒くなり、暖炉に火を入れる家もちらほら。

今日は、典型的なインディアン・サマーで、日中は晴れて半袖でも過ごせる
暖かさ。風も少なく、こんな日は冬に備えて庭を整理する絶好の機会だ。

お向かいでも、20メートル以上に成長したスプルースの大木を、ばっさりと
切り倒した。高くなりすぎて、電線にひっかかり、冬は雪の重みで電線を切って
しまう危険があるからだ。

うちも、バックヤードの家庭菜園の大整理。
今年のトマトは、植えたのが遅かったのでほとんど赤くならなかった。
青いトマトはソースやチャツネにしよう。

一本だけ育てたじゃがいもに、子いもがついた。
これは、マーケットで買ったいもに芽が出たので、古タイヤを重ねたものに
土を入れて放りこんでおいたら、すくすく育って花を咲かせたものだ。
あまり期待してなかったが、子供のこぶし大のいもができた。
今夜の夕食のシチューに入れよう。

せっせと庭掃除する私の周りで、TABIはとんぼを追って遊んでいる。
おしりを絞ってもらって以来、調子が良いようだ。やはり、肛門線だったようだ。

もうすぐ木枯らしの季節がやってくる。
秋の庭掃除は、楽しかった夏を思うとちょっぴり感傷的だ。
でも、冬のサラサラの雪と暖炉の暖かさもなつかしい。


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