TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

その名はFINNEY

2002-03-16 08:21:51 | インポート
迷子のスコッティの飼い主が見つかった。

飼い主さん自らうちへお礼の電話がきた。獣医さんとこから連絡先を聞いたらしい。
つい最近他州から引っ越してきたばかりなので、犬タグをつけてなかったのだ
そうだ。うっかりフェンスのない庭に放しておいたら、逃げちゃったらしい。

私たちがあの子を見つけた場所から、飼い主の家までは車で10分はかかる。
すごい距離を、何度も道路を横断しながら歩いてたのだ。よく轢かれなかった。
もとの家に帰りたかったのか?
飼い主は、昨日は夜遅くまで車であちこち探してまわったのだそうだ。

今日の朝、アニマル・コントロールへ引き取りに行き、保釈料を払って犬を
連れて帰ったそうだ。
そして、飼い主さんは夕方、わざわざうちへ立派な百合の鉢植えを持って
お礼に来てくれた。

カードには、
「ぼくを助けてくれてありがとう。おかげさまで無事にうちへ帰ることが
できました。犬タグもつけてもらいました。  FINNEYより」
とあった。

FINNEYは、FINNEGANの愛称だ。スコットランド系の名前だ。ぴったりだね。
よかったね、FINNEY。


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お散歩スコッティ

2002-03-16 08:08:20 | インポート
今日で私のマーチ・ブレーク(春休み)も終わり。
そして今日は夫の誕生日だ。だから彼は休暇をとった。

午後車で買い物に出たところ、高速道路脇をトボトボと歩く小さな黒犬が。
赤い首輪をつけた、スコティッシュ・テリアだ。飼い主の姿はない。

車を止め、私はTABIのリードを、夫はクッキーをつかんで外に。
ちょっと不安げなテリアに近づき、クッキーをあげるとお腹が空いてるらしく
バクバクと食べる。きれいにグルーミングされてる子だが、首輪に犬タグがない。

マイクロチップが入ってるかも、とTABIの獣医の元へ連れて行った。
スキャンしてもらったが、番号は出ない。刺青もしてない。
受けつけの人が近隣の動物病院へ電話で聞いてくれたが、迷い犬の届け出は
出てないという。

獣医の元で2時間ほど預かってもらい、あとはアニマル・コントロールが
引き取りに来てくれることになった。
1週間以内に飼い主が見つからなければ、里親を探すことになるという。

今ごろ飼い主は心配して探してるだろうに。早く見つかりますように。


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こんなん出ました???

2002-03-09 12:44:31 | インポート
ウェブ上で愛犬の性格判断ができる、というのを見つけたので、早速やってみる。

<A HREF=http://www.greatpets.com/home/dogs/cool_tools>ここ</A>のDog Profilerをクリックすると、ウィンドウが開いて
質問に答えるようになっている。
どーせTABIのことだから、ハイパーとかおっちょこちょいとか出るだろうな、
と思ってたら、意外や意外、Stable、つまり「しっかりと落ちついている」
だって。

本当かよ?

実は質問の中でいくつか、答えに迷ったものがあった。それで、答えを変えて
またやってみた。結果は同じ。夫にもやらせてみた。それも同じ。
そして寸評のところには「あなた、めちゃくちゃラッキーな飼い主ですよ」だって。
そうかな??!

日頃、もーこの子はエネルギー爆発でメンテナンスが大変、とこぼしている私
にとって、この結果は意外だ。夫も、「ウソだろ?」と言っている。
ま、プロの手を必要とするほどの問題犬ではない、というだけの意味かも
しれないが。

う?ん… なんか納得できないな。喜んでいいものかどうか?


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黒ラブMAX

2002-03-05 08:58:52 | インポート
森の小道をTABIと散歩してたら、でっかい黒ラブが向こうから走ってきた。

MAX、と大声で呼びながら10歳くらいの女の子がその犬を追ってこちらへ走る。
TABIを座らせ、黒ラブがTABIをクンクンしてる間に首輪をつかまえ、女の子に
渡した。息を切らしながら「ありがとう」と行って犬を引きずっていく彼女。

その犬は、体重80ポンドはありそうな立派な体格のオス。女の子の言うことなど
全く聞かず、行きたい方向に突っ走っては彼女を降りまわしている。
「もう家に帰ろうよ、おとなしくしてよ…」
必死にリードをつかんで、女の子は泣きながら犬に頼むが、犬は聞いちゃいない。
ドスン、と彼女に体当たりしてころばせ、また私たちの方へ向かって走ってきた。

TABIに馬乗りになろうとし、「ガルルル!」とTABIにうなられて退く黒ラブ。
普段温厚なTABIも、オカマを掘られるのは許せないのだ。
「家はこの近くなの?私たちも一緒についてってあげるわよ」
と、涙をポロポロこぼしてる女の子に言うと、
「あそこに見える家がうちなの」
と、彼女はホッとしたように青い家を指差した。

TABIを「おとり」に、MAXをうまく誘導して彼女の家の庭へ。
庭には樫の大木があり、そこに頑丈なケーブルロープが巻き付けてある。
犬はいつもそこへつないでおくのだそうだ。犬は、木のそばに来ようとしない。
私は右手にTABIのリード、左手に黒ラブの首輪をつかんで引っ張った。
すごい力で抵抗する黒ラブ!
仕方なく私は、TABIを座らせコマンドを与えて待たせ、女の子と協力して黒ラブを
ケーブルにつなぐことに成功した。

私たちはその家をあとにし、森へ。やれやれ。
あの犬は今後、どうなるのだろう?女の子は我慢の限界のように見えた。
犬収容所へ捨てられてしまうかもしれない。その前に、犬が逃亡してしまうかも
しれない。気になるが、私には何もできない。


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男やもめは泣きっ面に蜂

2002-03-02 14:04:03 | インポート
弥生三月ともなると、さすがに日中は陽射しが暖かで、雪も溶け出した。

こんなうららかな日に、とんでもない出来事が起きた。
夫の部下の一人である若い男性が警察から呼び出しをくらった。
彼の妻は、4歳と3歳の幼児を残して家を出てしまった。(全く、昨年の秋から
この手の「女房に逃げられた亭主」の話を何件聞いたか?)

この国では、12歳未満の子供を家で留守番させると幼児虐待でブタ箱行きだ。
そこで、彼は実家の母親に泣きついて昼間だけ来てもらい子供を見てもらう
ことにした。だが、彼女は風邪薬を飲んで副作用で眠くなり、うっかりソファ
でうたた寝してしまった。その間に、二人の幼児は玄関のドアを開け外へ飛び
出してしまった。3歳の方は、なんとオムツ一つしか身につけていなかった。

雪の残る芝生の庭で、裸に近い格好で幼児がうろうろしてるのを目撃した近所
の人が、警察に電話で通報したのである。
警察は、今回は見逃すがまた同じことが起きたらソーシャルワーカーが子供を
引き取りに来るぞと厳しく説教して行ったらしい。
上司である夫にまず警察から連絡が来たので、夫も何かと奔走して大変だった
らしい。

それにしても、その近所の人ってのがおせっかいすぎやしないか。
事情を知ってるんだから、ちょっと出て子供二人つかまえて、家に連れて帰って
やればよかったじゃないか。何も警察にチクらなくてもすんだはずだ。

まあでも、こういうチクリ魔に限って「私は正しいと思ったことをしたまでだ」
とか胸を張るんだよね。しかもそういう連中が多いんだよ、ここは。


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