「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

寂しい、二谷さんの死。

2012-01-08 17:46:42 | 追悼
二谷英明さんのご逝去はちょっと言いしれないショックでして・・・。
最近は娘さんの会社のCMで神代が復帰していましたからね。

二谷さんが死去なされたことによって、昭和ヒトケタの「ボスキャラ」は高倉健さんと宇津井健さんぐらいしか居なくなってしまいました。
錠さんはボスキャラとは言えないし。
本当に寂しくなりましたね・・・。

特捜というのは当初、小川英さんが企画に参加していたので、企画段階では特捜隊の特殊性に太陽のキャラクター性を盛り込んだ感じだったようですが、製作開始後はエリート集団でも泥臭い人情と謎解きを旺盛に盛り込んだ、太陽とは別な作品として展開して行きました。
(特捜を地味で真面目だという表現がありますが、これは個人的にはちょっと違うと思います。アクションも派手だったし、ホンも面白い。大人のエンタメだったと思います。)
やっぱり真似事では済まされない、演者とスタッフが集合していましたから、必然的な流れだったと思います。
太陽とは別な作り手の意欲と情熱は凄かったと思います。
その先鋒として二谷さんがリードしていましたから、『特捜最前線』というのは二谷さんの番組だったというのはある側面であると思います。

いつもにこやかで紳士的で冷静なエリート・神代課長が、時には激高したり、涙したり、暴走したりする姿はダイレクトに怒りが伝わってきて非常に一体感があったものです。
普通、エリート的キャラクターの暴走には違和感を感じるものですが、神代にはそれがありませんでした。
今のドラマに殆ど無い、演者とキャラクターが一体化するような画面での動きと迫力を二谷さんはお持ちでしたし、それを楽しみにしていた部分もこちらにはありました。

二谷さんと裕次郎さんが共通しているのは、番組を愛していた事なんじゃないかと思います・・・

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1986年4月11日

2011-04-11 00:36:39 | 追悼
山さんが鬼籍に入って丸25年経ちましたが、

愕然とした事は今でも鮮明に憶えています。

昨年のファミ劇放送時や「1986年の記憶」に書いたので何回も書くとクドくなるので今回はあまり書きませんが、

何となく自分だけポツンと広い原っぱに残されたような感覚に襲われたものです。
#691を観終わった時。

また言ってしまうようですが、
「さらば!山村刑事」の2時間は本当にキツかったですよ・・・。
それに、もしあの作品が映画だったら、
私の映画観劇中のトップになったと思います。

あんな作品、もう出来ないでしょうね・・・13年9カ月近くの山さんの歴史を背負っていたわけですから。
それでも番組は続くなんて、ファンにしてみてもキツイですよ。

でも、ああいうキツさがあったからこそ、今私自身がなんとか生き永らえているのかもしれません。


しかし、14歳になったばかりでガキだった自分が遭遇するには、あまりにもシンドイ作品というか出来事だったかもしれません


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2004年3月25日

2011-03-25 07:12:28 | 追悼
【脳裏にはいまでも・・・2011年その2】

又野さんが急逝なさり、衝撃で愕然としていた矢先に辰平さんの訃報が。

辰平さんは当時、まだまだ活躍なさっていた印象があったので、正直、信じられませんでした・・。
又野さんの件もあってか、辰平さんの訃報を聞いた時には倒れこんでしまいましたが・・・。

7年前の3月、未だに強烈な印象を残しています。

すでに弊・当直室は運営しておりましたが、常連さん達もかなりショックを受けられたようで、掲示板で様々な哀悼の意を表しておられました。
アクセス数も訃報が公になった3日間、1日1万ヒットするなど、太陽ファン以外の注目もあったようです。

今日は、

「絶叫」と「天国からの手紙」を観ようと思っています。

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2004年3月23日

2011-03-23 21:11:14 | 追悼
【脳裏にはいまでも・・・2011年その1】

又野さんが亡くなって早丸7年。
月日が経つのは早いです。

合掌・・・・。

イタルさんと「サインA」にお邪魔して、又野さんの大きな手で握手していただいたのが、ついこの前のような感じがしています。

当時を振り返ると本当に辛いですね・・・。

又野さんの作品を観続けることが、私にとっての御供養みたいな感じになっています。

今日は何を観ましょうか。

久々に「正義に拳銃を向けた男」でも観ましょうか。

・・・・

3月って、辛いですね。

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隠れキーワードは足音

2011-01-30 10:35:08 | 追悼
【もうすぐ刑事は廃業だ】
493話。
いつ観ても、体力が消耗する作品です・・・。

多分、それほど遠くない時期にまた再見する(日テレプラス放送)と思いますので、日誌的レビューは置きます。

かねてより降板の意思があった沖さんが、裕次郎さんの復帰を待って挑んだ本作の熱の入れ方は画面から伝わってくると思います。
そのスコッチもさることながら、それを受けた感じの裕次郎さんの表情も泣けてくる・・・。
それに、ゴリさんの行動がスコッチを十分理解している、というよりは・・・スコッチファンの代表の如くの振る舞い、行動に救われるというか・・・。
今回のある意味主役である丸サボテンの可憐さと、まるで生きているように語りかけてきそうなスコッチ部屋のカップやサボテンの数々。
井関は陰湿で凶悪な奴なんですが、手放しで憎めない感じ・・・。

スコッチとしては、一係自体が唯一彼に残された身内だったわけで、その仕事場で自らの因縁から来た事件を解決できたことはある意味救いだったかもしれませんが、
遺言である「死にたくない」は、スコッチの本音以外にも、確かに役には悩んだかもしれないけれども、本当はスコッチという役をもっと演じたかったという沖さんの心情が少し入っているような気がするのは、私の気のせいでしょうか。

この作品のもう一つの隠し味的部分は、登場編回想シーンの投入です。
あれは、本当にうれしかったですし、あのボスの回想シーンから、号泣モードに入ります・・・。
何しろ、殿下・ボン・アコと回想とはいえ久々に顔を出した訳ですから・・・。
これにスニーカーが入ればスコッチ関連のメンバーが全員登場したことになったのですが。

ツボを突くキーワード、名セリフ多数、太陽史上屈指の壮絶な予告編。
竹林監督と長野洋さんのゴールデンコンビで繰り広げられた物語ですから当然痒いところまで手が届く作品ですが、
それ輪をかけて演者の熱の入れようが・・・。

滅多に観ませんが、観ると観たいシーンが無数にある、罪な作品です・・・。

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