「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

テキサスが本気になった悲恋

2014-05-09 07:06:15 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第153話 50.06.20 モナリザの想い出 (テキサス)

ゲスト:根上淳
 藍とも子
 穂積隆信 桜田千枝子
 入江正徳 大山豊 矢野宏 岡本隆 岡田正典 若原初子 河合良子 永野明彦 岩瀬ゆう子 榎本英樹 小松理枝 

脚本:小川英 田波靖男
監督:児玉進

テキサスは土木公団建設局長・村松を尾行していた。容疑は業界から巨額の賄賂を授受している疑いだったが、きっかけは一本のタレこみ電話だった。
贈賄側は暴力団とのつながりが噂される建設会社だったが、どうにも決定的証拠につながらないため村松の尾行となった。
折も折、村松の部下・中沢が行方不明になり、捜索願いが出された。
山さんは問題の建設会社を中沢捜索の名目で訪れたが一向に要領を得ず、その社長室に飾られた一千万円は下らないと思われる富士山の絵を見て引き揚げた。
テキサスは村松がよく出入りする画廊に張り込んでいる最中、たまたま村松の娘・聡子と知り合い、チャンスをつかんでその家へ画家と称して乗り込むことに成功する。
翌朝、中沢が死体で発見され、本人自筆の遺書もあり、外見上はビルからの飛び降り自殺であったが、状況があまりにも出来過ぎているために他殺の疑いが持たれた。
テキサスはボスの命令で聡子と付き合ううちにいつの間にかほのかな想いを抱くようになっていった。やがて彼は聡子の誕生日パーティに招待され、彼女はテキサスの贈った安物のペンダントが一番うれしいプレゼントだといい、こっそり父の秘密の美術館に案内してくれた。
地下室に作られたその部屋には、沢山の美術品に交じり、あの高額な富士山の絵が掲げられていた。まったく同じ絵が事件関係者各々の場所にあることに驚くテキサス、そこへ突如村松が血相を変えて現れた・・・。

女っ気があまり無いように思われがちなテキサスも、根が素直なため、女性との絡みは不自然ではないのは今までも見せてきました。#145は爽やかな青春ロマンス編とするならば、本作はとうとうテキサスの悲恋編ということになります。その悲恋を強調するのが、今回の二人の素直さで、テキサスは刑事、聡子は犯罪者の娘というものがなければ、成就していた恋だったのではないかと思われる程の「熱」を感じることを考えると、歴代の新人刑事ロマンス編の中では一番悲恋感漂う作品かも知れません。

しかし、テキサスが画家というのも、ボスもかなり無理強いだなぁ・・・(^_^;)

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ドリーマー・マイコン・・・ポイントは凶器。

2014-05-09 07:03:55 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第629話 59.12.21 ドリーム (マイコン)

ゲスト:白石まるみ
 西岡徳馬
 片岡弘貴 池田史比古
 井上はじめ 岡幸恵 桑原一人 岸本功 世上真 竹内靖 大貫幸雄 郷内栄喜

脚本:小川英 大川俊道
監督:木下亮

とある公園で、響組のチンピラ・山中の死体が発見された。頭部を滅茶苦茶に殴打されていた。
マイコンは山中にポケットにあった写真に写っていた女子大生・美由紀に当たる。
彼女は「ドリーム・ロマンスシリーズ」を愛読する、いつも夢見ているような娘だった。
その翌朝、今度は昨日の公園に居た古賀巡査が自分が山中を殺したと遺書を残して自殺、調べてみると、山中と古賀は美由紀を巡って三角関係の様相を呈していたようだ。
マイコンから連絡を受けた美由紀はつらそうに耳をふさぎ、マイコンに縋り付きそうな態度に、彼も彼女を放置できず美由紀の手料理をご馳走になり、来る土曜の夜8時にデートの約束をする。
そして土曜日、一係に拳銃密輸で手配中の田沼が現れたとの連絡があり、一係の面々は田沼のいるホテルに急行、そこへ響組で山中の兄貴分の浜田が現れ、マイコンが尾行するもののまかれてしまう。
その間にデートの時間は過ぎてしまったため、マイコンは美由紀のマンションへ向かい、夜明けのため時間を考え訪問せず、非常階段に座り彼女の出てくるのを待ったがいつの間にか寝てしまう。
そこへ外出支度の美由紀が部屋から出てきて迎えの車に乗り込んだのだが、運転席にいたのはなんと浜田、マイコンが走って車を追うもののまたもまかれてしまう・・・・。

マイコン登場から5作目の主演という、意外に破格の扱いでしばらく動きのなかった太陽自体に新味を加えようというところで、今までの主演編の中ではマイコンらしさが生かされた作品であるものの、事件は思わぬ方向へ向かっていきます。その中核にいるのが白石まるみさん演じる美由紀のいわゆる「不思議ちゃん」女子大生。溌剌として夢見ているようで根っこに何か暗いものがあるような、男なら放って置けない彼女にマイコンは完全に「ドリーマー」(^_^;)になっていきます。
というか、新人格のメンバーがロマンス(悲恋)編に挑むのは、通例もっと後なんですが、そういう意味でも破格の扱いかもしれません。(そもそもプレ登場編がスペシャル編でしたからね)
ラストのブラックな「オチ」もなかなか効いた部分があったりして(^_^;)


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